榎木孝明、住友の初代総理事・広瀬宰平役に「感覚的に合う瞬間があった」と手応え

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榎木孝明石黒賢が、2016年正月に放送される新春スペシャルドラマ『百年の計、我にあり~知られざる明治産業維新リーダー伝~』(TBS系列)に出演。5日、同局にて取材会が行われ、ドラマに対する意気込みなどを語った。

本作は、江戸時代初期からの銅商であった住友を近代的企業グループへと変貌させた実業家、広瀬宰平と伊庭貞剛を題材にした完全実録ドキュメンタリードラマ。ふたりは「危機に瀕した銅山の再生こそ日本発展に貢献できる唯一の道である」と、明治時代に国家存亡をかけ銅山の近代化に邁進。一企業のみならず、国家百年の計を見据えた改革を次々と実現させた。

住友財閥の初代総理事である主人公・広瀬を演じるのは、自身で「時代劇再生 プロジェクト」という活動も行うほど時代劇に思い入れがあるという榎木。「明治維新前後が好きで自分なりに勉強していたが、これまでは武士中心に見ていた。今回を機に、日本の産業の礎を作った方はこんなにすごいのか、という見方ができるようになった」と熱く語った。

また「広瀬さんは“100年先の日本を思って”という台詞をよく言うが、果たして今の企業人がそこまで先を考えてやっているのか。そういう意味では、広瀬さんたちは先見の明があった。こういう方々がいたからこそ、今の日本があるのだという思いで演じさせていただいた。肚(はら)の据わった日本人がいたことを知らしめる上では、とても良い時代劇になったと思う」とコメント。さらに、撮影を振り返り「実在の人物を演じるのは大好き。演じていると、役柄と俳優が感覚的に合う瞬間がある。そうして演技をやり果せた時には、今回で言えば、本物の広瀬さん、伊庭さんも喜んで下さっているんじゃないか」と思いを馳せた。

広瀬の甥で、二代総理事の伊庭を演じる石黒は「スケールが大きいし、行動力や考え方がすごい方。広瀬さんに物申す勇気、胆力、先見性、人間としての器が大きい。僕で大丈夫かな、と思ったくらい(笑)」と冗談まじりに語ると、榎木は「伊庭さんは文武両道で裁判官もやっていたほど正義感が強い。石黒さんでぴったり」と太鼓判を。すると、石黒は「榎木さんは懐が深く、きちんと受け止めてくれる方。声が良いので、朗々と台詞を言っているのを聞くと気持ち良くなってくる」と笑顔を見せた。

最後に、榎木は「劇中で広瀬さんが“命に逆らいて君を利す”という座右の銘を言う。今、さまざまな企業がニュースを賑わせているが、その企業精神は今の住友にも通用すると思う」とコメント。石黒は、「バレなきゃいいじゃん、というムードでいろいろなことが進んでいる気がする。各々が“こんなことをしたら恥ずかしい”という気持ちを感じてくれれば、もっと民度が上がると思う」と持論を展開していた。

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