ナンシー・マイヤーズ監督、アン・ハサウェイ主演の最新作で描いたのは“女性の成功”

『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイが、ロバート・デ・ニーロと初共演することでも話題となっている最新作『マイ・インターン』(10月10日公開)。本作の監督・脚本を手掛けるナンシー・マイヤーズ氏は、映画業界に入りたての35年前に比べ、今は女性の活躍の場が広がったと話しており、本作では“女性でも成功できる”ことを描いたと明かした。

ナンシー・マイヤーズ氏は、過去に『恋愛適齢期』(03)や『ホリデイ』(06)など数々のヒット作を世に送り出し、今やハリウッドを代表する唯一の女性監督。彼女は常に女性の生き方をテーマに作品を作り、本作でも子育てをしながらファッションサイトの社長として働く女性ジュールズ(アン・ハサウェイ)を主人公に、仕事とプライベートなど女性なら誰もが直面する悩みや葛藤を見事に描いている。

作品のアイデアについてナンシーは、「私の映画は私が考えていること、心配していること、面白いと思ったことを書いているの。この映画も私が日頃考えていることを映画にしたのよ。女性も成功できると思っている男性はそんなに多くはないでしょ。だから今回は女性だって成功できることを描きたかった」と話している。女性だからと言って夢を諦めてしまう必要もないし子供がいても仕事で成功できる。それは彼女自身が経験してきたからこそ語れることであり、多くの女性にもそうあって欲しいという気持ちが本作の根底にもあるようだ。

ナンシーが映画業界に入った35年前、まだ映画業界で働く女性は彼女たった一人だったという。しかし今は女性の活躍の場が徐々に増えてきていると話しており、「現場で私だけが若かった頃は、女性は私たった一人だった。でも今は少しずつ女性に対する見方は変わってきていると思う。女性にとっていろんなことが改善されてきたから。だけどまだあらゆることが男女平等だとは思わない。きっとこれから女性の大統領が誕生するはずだから、それが大きな変化を証明する時ね」と語り、これからもっと女性が活躍できる社会の実現を望んでいることを明かしている。

そんな彼女の最新作もまさに仕事と家庭の両立に悩む現代女性が描かれる。主人公のジュールズは、オンラインサイトのCEOとして活躍し、全てを手に入れたかのように見えるが、仕事やプライベートに悩み成長する姿が描かれている。ナンシーは、そのジュールズについて、「大人だし、一生懸命働く女性なの。だけど旦那は時々、彼女の立場を不満に思っているところが見え隠れする。彼女が忙しすぎて家にいないと思っているからね。でもジュールズは彼にサポートしてほしいと思っているの。これってどんな夫婦にも起こりうる問題よね。でもこれ以上話すとネタバレになるから言えないわ」と笑顔で語っている。