伊藤歩、初主演ドラマ『婚活刑事』で再評価の声 西島秀俊、吉田羊らに続きブレイクなるか

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7月2日に新ドラマ『婚活刑事』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週木曜23:59~)がスタート。惚れた男性がすべて犯罪者という悲劇的な能力を持つ婚活中の刑事・花田米子を、民放の連続ドラマ初主演となる女優・伊藤歩が演じている。

昨年の7月クールに放送されたドラマ『昼顔』(フジテレビ)で、夫の不倫を許せず逆襲する妻を演じ、その役作りが「怖すぎる」と話題になった伊藤。本作では、好きになった人がすべからく犯罪者という特殊な恋愛体質のせいで35歳まで結婚できず、それでも恋と結婚をあきらめない猪突猛進型のピュアな女性をコミカルに演じ、ネット上では「(『昼顔』と)同じ人とは思えないほど、この役にハマってて魅力的」「めっちゃきれい、色っぽい」「前髪がある伊藤さんカワイイ」など、改めて彼女の高い演技力と、ビジュアルへの賛辞が相次いだ。

伊藤は、10代で出演した岩井俊二監督の映画『スワロウテイル』、過酷な仕打ちを受ける難役を演じきった同監督の『リリィ・シュシュのすべて』で見せた体当たりの演技が注目を浴び、その後、多くの映画・ドラマに出演。すでに女優としての評価は揺るぎないものになっているが、意外にも民放テレビの連続ドラマ主演は今回が初めて。『MOZU』(TBS)の西島秀俊、『HERO』(フジテレビ)の吉田羊など、近年、作品に安定感をもたらす“本業役者”が再評価され、その後ブレイクし露出が倍増するという現象が見受けられるだけに、伊藤のポテンシャルにも改めて注目が集まりそうだ。

『婚活刑事』第1話は、両国署刑事課の花田米子(伊藤)が婚活に勤しんでいたある日、婚活会場で高校の同級生・福田潤平(和田正人)と17年ぶりに偶然再会。意気投合した米子と潤平の距離は一気に縮まっていくが、そんな折にヤミ金の社長が殺害される事件が発生。米子は本庁から来た超エリート刑事の藤岡(小池徹平)とコンビを組む。しかし、捜査が進んでいくと、潤平が容疑者の1人として浮上。潤平を信じる米子だったが両国署のメンバーは、米子が潤平に好意を抱いていることを知り、好きになった人=犯罪者という“米子レーダー”が早速犯人を特定したのではと浮足立つ。米子は、潤平が犯人ではないと信じたいが、捜査を進めるうちに、ついに真相を暴いてしまう……という展開だった。