130年前に米国でワイナリーを造った長澤鼎、成功の秘密は?

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仕事で悩んだり、壁にぶつかったり……。そんな悩みを解決すべく、歴史上の人物の知恵と行動から探っていく番組『先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)』(NHK Eテレ)。6月16日(火)は、ゲストに株式会社ビズリーチ代表取締役社長・南壮一郎氏とタレントのビビる大木を招き、“ブドウ王”と呼ばれた長澤鼎(ながさわかなえ)の成功の秘密に迫る。

長澤は、今からおよそ130年前、カリフォルニア・ワインの名産地、米国サンタ・ローザでブドウの植え付けとワイン醸造を開始、やがてカリフォルニア州でも1、2を争うワイナリーを造り上げ、“カリフォルニアのワイン王”や“ブドウ王”と呼ばれるまでになった。

薩摩藩士の家に生まれた長澤は幕末、わずか13歳で英国に留学して西洋の科学技術を学ぶ。さらに米国に渡ってワインビジネスを始めたのだ。

しかし、長澤のワイナリーは何度も危機に見舞われている。ブドウ栽培に乗り出した当時、ブドウを枯らす害虫がカリフォルニアに広がり始めていた。このピンチを長澤はどのように乗り切ったのか? そして、農場で働く移民労働者たちを見事にまとめあげた長澤の知恵とは? 薩摩英国留学生の鹿児島出発から150年の今年、新発見資料で明らかになってきた長澤の成功の秘密を探る。