野島伸司、山下智久に花束を贈呈!『アルジャーノン』がオールアップ

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山下智久主演の連続ドラマ『アルジャーノンに花束を』(TBS系列、毎週金曜22:00)が4月30日にオールアップを迎え、脚本監修を手がけた野島伸司が撮影現場に駆けつけた。

同ドラマは、ダニエル・キイスの同名小説を、作家・野島伸司が現代の日本を舞台に現代的な解釈を付け足して映像化した作品。山下演じる、幼児並みの知恵しかない青年が超知能を手に入れたことにより知った喜びと孤独を通して人間の心の真実が描かれている。

ドラマのタイトルにかけて野島から花束を贈呈された山下は、咲人役について「ものすごく苦労しましたが、いろいろなことを学べた役です。30年間の経験をすべて注ぎ込みました。過酷な時期の撮影でしたが、スタッフの皆さんの指揮の高さに僕が引っ張られていきました。ひと皮もふた皮も向けた状態で、またいつか皆さんにお会いできたら」と感無量の様子。野島は「逆風の中から始まることは想定していましたが、その中でも山下くんはとてもよく演技してくれました。ギリギリのラインで模索しながら、オーバーアクションせず純粋さのみを見せるように演じてくれたおかげで、何度も見たくなる不思議な浄化作用のある世界観になりました」と絶賛した。

また野島は、いしだ壱成や窪田正孝を“憑依型”の役者と評価した上で「山下くんは彼らとは違うタイプの役者。限界まで、表情、声、仕草などの技術を磨く努力をしている人。表現者として唯一無二の存在で“妖精感”がある。なかなか見ないタイプの役者だと思います」と語った。さらに「キャスティングや原作の大きさもあり、先入観、固定観念で避ける人もいるかもしれない。ですが、山下くんはそれを超えるアプローチをしているのでぜひ見ていただきたいです」と強くアピールしていた。

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