松田翔太、前田敦子と木村文乃を前に「どっちも好きです」発言

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5月23日(土)より公開となる映画『イニシエーション・ラブ』の完成報告会見が20日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、主演の松田翔太をはじめ、前田敦子、木村文乃、堤幸彦監督が登壇。魅力的な二人の女性の間で揺れ動く恋に奥手な鈴木役を演じた松田に「自身ならマユ(前田)と美弥子(木村)どっちの女性を選ぶ?」という質問が飛び、松田は「鈴木と同じでどちらも好きです(笑)。映画を見れば、その気持ちがわかってもらえるはずです」と語った。

また、鈴木のように二股をする男性をどう思うか聞かれた女性陣。前田は、「私は仕方がないんじゃないかな、と思います」と、まさかの肯定派。木村は、「二股が許されていたのが80年代なのかな、と思います。“どっちも好きでいいじゃん”っていうのが許されていた時代って良いな~と思います」とコメントするが、堤監督から「80年代でも二股はダメですよ!」とツッコミが飛び、木村は「今はネットなどで名前を出さずに攻撃することができるようになっちゃったんですが、昔はそうやって非難されることが少なかったんじゃないかな。でもダメみたいですね、二股は(笑)」と否定し、会場の笑いを誘った。

また、本作のタイトルにも入っている“イニシエーション”の意味「通過儀礼」にちなんで、人生の転機はいつだったか聞かれた松田は、「17歳の時にイギリスに留学したのが転機だったのかなと思います。そこで初めて一人暮らしをしたのですが、自分で食事を作ったり、新しい言語に挑戦したり、自分の生まれた国じゃない場所で生きていくっていうことに、色々と学ばせていただきました」と振り返り、前田は「AKB48というグループに入って、卒業したことですね。そこで色々と鍛えられ、強くなれたので、今、なんでも楽しくあっけらかんとしていられるのは、AKB48にいる時に色々感じられたからだと思います」と。木村は、「私は、この仕事を始めようと決めた時ですね。なんとなく過ごしていた毎日から、芝居を仕事にしてやっていくんだって決めて、見ている側だった映画に自分が出ることになったり、10年前に読んだ原作の登場人物になれたりしているので」と、それぞれの転機を語った。

甘く切ない純粋なラブストーリーが最後の2行で驚愕のミステリーに変貌するという独創性が話題を呼び、112万部を突破した乾くるみの大ヒット小説を実写映画化した本作。合コンで出会った、就職活動中の奥手な大学生・鈴木(松田)と歯科助手・マユ(前田)のぎこちない恋愛模様を描いた静岡編(Side-A)。就職して上京した鈴木が静岡に残ったマユと遠距離恋愛を始め、その関係が徐々に崩壊してしまう東京編(Side-B)の2編でストーリーが展開。鬼才・堤幸彦監督が、新たな映像的ギミックと、原作とは異なる衝撃のエンディングに挑む。

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