松本清張原作『黒い画集-草-』半世紀ぶりにドラマ化!陣内孝則が剛力彩芽に壁ドンし「手が痛かった」

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1960年に発表された松本清張原作の中編小説『黒い画集-草-』を、村上弘明、剛力彩芽、陣内孝則出演で約50年ぶりに映像化することが決定。テレビ東京開局50周年特別番組として3月に放送する。

村上は、欧米のミステリー小説を翻訳して出版している小さな出版社の編集長「沼田一郎」、剛力は、沼田の娘「沼田亜衣」、陣内は、元警視庁捜査一課強行班のやり手だったが、ある事件がきっかけで城西警察署刑事課に異動した刑事「桐嶋英司」を演じる。

1998年によみうりテレビで放送された「熱い絹」以来、17年ぶりに松本清張作品に出演する村上は、「松本清張作品では主人公が犯人、ということもあります。今回も謎めいた人物として物語を展開できるよう心掛けました」とコメント。今回初めてサスペンスドラマに出演することとなった剛力は、「松本清張作品に出演する事にずっと憧れを抱いておりましたので、とても嬉しく思います。サスペンスドラマに出演させていただくにあたり、お芝居の中にどう馴染めるのかワクワク・ドキドキしながら撮影しました」と喜びを語った。

また、意外にも今回松本清張作品に初出演となる陣内は、「凄く嬉しいです。清張作品で面白くない物なんてないですからね」とコメント。一番印象に残っているシーンについては、「事件とお互いの過去について村上先輩と語り合うこのドラマの一番長いシーンですかね。しかも、初共演の初めてのシーンだった事で余計に印象的で、当初病院の屋上を設定してあったのですが、雨天の為、急遽駐車場に変更になり、よりミステリアスなシーンになったように思いました。それと剛力ちゃんに壁ドンをしたシーンがあるのですが、手が痛かったです」と、撮影を振り返った。

番組プロデューサーの中川順平は、「昨夏の米倉涼子主演『強き蟻』に続き、50周年の松本清張企画第2弾になります。社会派、心理サスペンスとして名高い清張作品の中でも、本原作は、極めてエンターテイメント性の高い医療サスペンスでありながら、読者が驚くようなトリッキーな仕掛けが施されており、実に50年ぶりのドラマ化となります。とある大病院で続発する怪事件。不倫、三角関係、医療過誤、復讐者といったキーワードを巡る謎の中、先の読めない展開が強烈なサスペンスを生み出します。キャストも、不審な行動をする謎の入院患者に村上弘明。事件を必死で追う刑事に陣内孝則。そして村上の娘に剛力彩芽。その他にも、50周年を飾るに相応しい豪華なキャストにお集まり頂いています。松本清張『黒い画集―草―』にご期待下さい」とコメントを寄せている。

[ストーリー]出版社編集長の沼田一郎(村上弘明)が意識不明で運び込まれた病院でさまざまな事件が発生する。親密な関係が囁かれていた院長・朝島憲一郎と看護師長・雨宮順子は失踪し、順子へのストーカーが噂される薬剤管理室長・堀村泰晴は遺体となって発見される。自殺の線で捜査は進むが、刑事・桐嶋英司(陣内孝則)だけは他殺を疑う。そんな病院の動きを鋭い眼差しで追う沼田にもある秘密があった……。

■テレビ東京開局50周年特別番組
松本清張『黒い画集-草-』
2015年3月放送(テレビ東京系列)

【出演】村上弘明、剛力彩芽、陣内孝則 ほか

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