バカリズムが窓先案内人を務めるオムニバスドラマ『ノンレムの窓』(日本テレビ系)が3月31日に放送。ネット上では、ある立場に立ったふたりのやりとりに注目が集まった(以下、ネタバレが含まれます)。
バカリズム脚本の「有終の美」は、定年前の刑事・塩原(遠藤憲一)と黒田清秀(本郷奏多)の物語。塩原は、10年前に起こった傷害致死事件を長らく追っていた。決定的な証拠も有力な情報もなかったが、地道な捜査で黒田を容疑者と断定。このあと、部下と黒田のもとへ出向く予定だ。
「定年までにこの事件を解決することが俺にとって……」そう思いながら、ふと警察署の前を歩いていると、反対方向から黒田がやって来た。彼は署に向かっている。思わず声をかける塩原。すると黒田は「出頭しようと思って」という。塩原は歩み始める彼を止めた。“これだと、俺の手柄にならない”と思ったのだ。10年間の地道な捜査と独自の推理が無駄になってしまう。それはあまりにもむなしい!
その後も、塩原は「どういう風の吹き回し?」「どうしちゃったの〜?」と聞く。職務質問というかたちにして自分の手柄にしようと画策したり、刑務所の生活は過酷なものだと訴えたりと、なんとか引き止めようとした。そんな中、佐伯(栁俊太郎)という男が現れて……。
ネット上では、遠藤の慌てっぷりと、出頭しようと腹を決めた黒田との会話に「笑った」「面白い」「(バカリズム)天才すぎる」とのコメントがあった。
この他、松雪泰子が主演を務める「PTA」も放送された。
なお現在、民放公式テレビ配信サービス「TVer」では、同ドラマの過去回も配信中。