ルシファー吉岡『R-1グランプリ2024』ファイナリストインタビュー

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ルシファー吉岡『R-1グランプリ2024』ファイナリストインタビュー

3月9日(土)18時30分から生放送、及び民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて無料ライブ配信される史上最大の“ピン芸日本一決定戦”『明治プロビオヨーグルトR-1presents R-1グランプリ2024』(カンテレ・フジテレビ系)。このほど、ファイナリスト・ルシファー吉岡のインタビューコメントが到着!

エントリー資格を変更し芸歴制限を撤廃した今大会では、過去最多の5457人がエントリー。決勝戦に進むファイナリストは全9人(真輝志、ルシファー吉岡、街裏ぴんくkento fukaya寺田寛明サツマカワRPG吉住トンツカタンお抹茶どくさいスイッチ企画)。今回は、ファイナリストインタビュー第1弾と題し、真輝志、ルシファー吉岡、街裏ぴんくが、今大会にかけるそれぞれの思いを語った。
※ファイナリストインタビュー第2弾は3月7日(木)、第3弾は3月8日(金)に公開予定。

――決勝進出が決まった瞬間を振り返ってみていかがですか?

“やったー!”というよりは“耐えたな”という感じですかね。今まで5回決勝行ってて、芸歴制限が撤廃されてもう1回出るとなった時に、“最低でも決勝”というのが頭にあったので。プレッシャーが結構あったから、ほっとした気持ちが強かったです。

――エントリーする時に迷いはありましたか?

迷いは……ありました。どうしようかなって。去年、紺野ぶるまちゃんとユニットを組んで『M-1グランプリ2023』に出てたんですけど、それがもう少しうまくいってたら『R-1』には出てなかったかもしれないです。それが2回戦で負けて急にやることがなくなった中での『R-1』の発表だったので、出るしかないかみたいなのも大きかったかもしれません。あとは、芸歴制限が撤廃された1年目の大会だったので、いろんな人が出て盛り上がるんだろうな、ここで出ないのは後悔しそうだな、と思ったのも大きかったです。

――ベテランとしての意地やプライドはありますか?

ありますね。やっぱり負けたくないです。芸歴制限ができた時に上の世代がごっそりいなくなって、芸歴10年以下の新しい人たちで3年間戦ったじゃないですか。そういう環境だとすごく人が育つんだろうなと思うんですよ。別に上がいるから育たないということでもないんですけど、いきなりいなくなったら“自分が頑張らなきゃ”ってなってめっちゃ成長すると思います。実際、その成長を今回の大会を通してすごく感じました。変な話、昔は“まあ勝てるだろう”と思っていたんですけど、若い人たちが随分強敵になって現れて。だからと言って負けたくないというプライドがあるので、本当に厳しい戦いでした。

――ファイナリスト9人を見ていかがですか?

思ったより若い人が多いなという印象です。去年の段階でラストイヤーだったサツマカワとかも僕のイメージでは若手なので。旧世代でいうと僕と街裏ぴんくさんくらいです。

――ファイナリストの中で一番負けたくない人は?

全員に負けたくないです。ただ、どくさいスイッチ企画はYouTubeにあがってる僕のネタの作り方を見て“そのままやったらここまで来れました”って言ってたので、僕の手法で上がってきた人には絶対に負けられないです。あと、コントやってる人はどうしても意識しちゃうので、吉住や真輝志にも負けたくないですし。同じ事務所の後輩である寺田くん、あとお抹茶にはなんか負けたくないとかもあるので(笑)。やっぱり負けたくない人は多いですね。

――自分の強みや持ち味はどこにあると思いますか?

“悲哀”じゃないですかね。おじさんですし、見た目的にも一番悲哀を感じるのは僕じゃないかと。でも、一番はひとりコントというジャンルを本当に楽しんでほしいということです。ひとりコントは1人で演じるので、見ている側から周りが全く見えないんですけど、それを想像して楽しんでもらうのが一番の醍醐味だと思うので。

――ピン芸の面白さはどこにあると思いますか?

“自由さ”ですかね。“4分あげるから1人で面白いことをやってください”ってとんでもない話ですよね。でも、そのアプローチの方法がこんなにもあるというところがやっぱり面白いと思います。

――今年は準々決勝以降のネタ尺が3分から4分に拡大されました。

めちゃめちゃうれしかったです! 今までは3分でネタを作ってましたが、フリをしっかりやると本当に笑える部分が少なくなっちゃうから難しいんですよね。それが4分になると、2分フッて2分ボケるって半々くらいにできるので、フリもしっかりできるようになりました。それがめちゃくちゃ大きいですし、コントには追い風だったと思います。

――優勝したら出てみたい番組はありますか?

カンテレさんに媚を売るわけじゃないですけど『マルコポロリ!』は行かせてほしいです。これまでうまくいったことがないんですよ、なんかいつも首かしげて帰りの新幹線に乗ってるので。だから『マルコポロリ!』は出たいですね。

――自分にキャッチコピーをつけてください!

自分でつけるなら……「孤高のキャンタマ」かな。“孤高”はピン芸人みんな好きな言葉だからつけるとして、“キャンタマ”は初めて『R-1』の決勝行った時のネタにも入っていたので外せないです。普段はニコイチのキャンタマなのに孤高? 孤高って何? みたいな。その矛盾と僕のフォルム込みで「孤高のキャンタマ」ですかね。

――決勝の目標と意気込みを教えてください!

目標は、ズバリ優勝です! 大会を盛り上げて、ピン芸のコントの知名度をもっと広げたいです。

――最後に、ルシファー吉岡さんにとって『R-1グランプリ』とは?

「夢がある!!」にします。これはもちろん、ウエストランド・井口(浩之)さんに対する抗いです。こんなこと言われっぱなしではいられないので。

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