津田健次郎、佐々木蔵之介にキュン!?『グレイトギフト』現場での“ほっこりエピソード”を明かす

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津田健次郎、佐々木蔵之介にキュン!?『グレイトギフト』現場での“ほっこりエピソード”を明かす

反町隆史さんが主演を務める新ドラマ『グレイトギフト』(テレビ朝日系、毎週木曜21:00~)が、現在放送中。本作は「主演・反町隆史×脚本・黒岩勉」という、数々の話題作を世に送り出してきた2人がタッグを組む完全オリジナル作品です。

うだつの上がらない大学病院病理医・藤巻達臣(反町)が、未知の殺人球菌「ギフト」の発見を機に院内の権力争いに巻き込まれる姿を描く“サバイバル医療ミステリー”。反町さんの他にも、波瑠さん、明日海りおさん、坂東彌十郎さん、津田健次郎さん、倉科カナさん、筒井道隆さん、尾上松也さん、佐々木蔵之介さんといった豪華面々が出演しています。

その中のひとり、藤巻の同期で心臓外科医の郡司博光役・津田さんにインタビュー。同じ心臓外科の教授・白鳥稔役の佐々木さんとのほっこりエピソードが飛び出しました。

医療台詞に苦戦も佐々木蔵之介と支え合って医療シーンに挑む!

――津田さんは昨年、黒岩さんが手掛けた『ラストマン-全盲の捜査官-』にも出演されました。黒岩さんの書く脚本に対しての印象、また今作の脚本を読んで受けた印象も聞かせてください。

黒岩さんにはとてもご縁があって、映画『ONE PIECE FILM RED』でもお世話になりました。アニメもドラマの脚本も書いているってすごいですよね。キャッチーな物語・キャラクター性を構築するのがとても達者な方だと思っていて、本作においても「これは収拾つくのか?」という展開があっても、驚くくらい上手く、かつ大胆に回収していくので、台本を読むだけでワクワクします。そんな方が作る作品に出演できて、本当にありがたいですね。改めて、とても光栄なことだと思いました。

――そんな黒岩さんの描く郡司を演じてみていかがですか?

とても面白いです。郡司はすごく多面的なキャラクターで、話数ごとに色々な面が見えてくる。すごく演じ甲斐のある役ですね。

――非常に優秀な心臓外科医という役どころですが、医療シーンを演じることに難しさは感じていますか?

手術シーンの撮影はかなり難しかったです。演じることももちろんですが、台詞も。難易度の高い台詞が多々あるので、その撮影の時はドキドキします。なので、蔵之介さんと一緒に「あれなんだっけ?」「大丈夫だよ!」などと声を掛け合い、お互い支え合っています(笑)。

――佐々木さんとは、3月公開の映画『マイホームヒーロー』でも共演されます。共演作が重なるので、何か演技について話す機会があったのではないでしょうか?

そうですね。少しお話させていただいて、蔵之介さんは本当にお芝居が好きなんだなと感じました。『マイホームヒーロー』の撮影の際、僕の演技をよく見た上で芝居を変化させてくれて、さらに撮影後には「とても演じやすかったです」とまで言っていただいて……! それはこっちの台詞ですと思いました(笑)。今回も近しい役を演じることができて、とても楽しいです。まだ深いお話はできていないので、この撮影が終わるまでには一緒にご飯を食べにいけたらいいなと思っています。

――今のお話を聞いただけでも、心臓外科組はドラマとは違った穏やかなやり取りをされているんだなと感じました(笑)。

はい(笑)。また、カメラが回っていないところで蔵之介さんと話すと関西弁が戻ってきちゃうんですよね(※津田さんは大阪出身、佐々木さんは京都出身)。いつも休憩が明けるタイミングで「標準語に戻さないとやばい!」となっています(笑)。

他にも、蔵之介さんからSNSに関する相談を受けたり。もう……蔵之介さんってすっごくかわいいんですよ!「Instagramってそんなんなんや~」って一生懸命勉強しているから、「この会話をメイキングにしてファンの皆さんに届けたいな」といつも思っています(笑)。

座長・反町隆史の現場での佇まいに「ステキ」

――主演・反町さんとは今回が初共演とのこと。反町さんの現場での様子、また何かお話したことがあれば聞かせてください。

たくさんお話させていただいています。そのおかげで、より現場が楽しくなってきました。反町さんは、現場では座長としてドーンと構えていらっしゃって、よく口笛を吹いていますね。

――口笛ですか?(笑)。

はい(笑)。どんなに現場がバタついていてもペースを崩さず、現場に安心感を与えてくれます。その上で「ここはこうした方がいいんじゃないですか?」と提案し、しっかり締めるところは締めるという座長っぷり。とてもステキだと思いました。

今回反町さんの演じる藤巻は、コミュニケーションが苦手で人と目を合わせられないというキャラクター。そんな役を反町さんが演じるのがとても意外だと思いました。おしゃべりで気さくな反町さんが、カメラが回った途端にガラッと違う雰囲気を纏うところも俳優として尊敬します。「これまでにない反町隆史を見られる」というのも、本作の見どころになっていると思いました。

――藤巻の妻・麻帆(明日海)の担当医であり、元恋人という複雑な関係性も。殺人球菌を巡る展開に加え、こちらも見どころになってくると思います。

その通りです。ミステリーとしての面白さもありつつ、同時進行で人間関係の複雑さも描いている。そのややこしい関係性もドキドキワクワクさせる要因になっているので、郡司、藤巻、麻帆、そして郡司の不倫相手・鶴下綾香(片山萌美)の動向にも注目してください。僕的にもこれまでやったことのないシーンを演じたので、楽しみにしてほしいです。

――最後に、これからの郡司についての見どころを教えてください。

ここから郡司は「嫌なやつ」から「やばいやつ」へと豹変していきます。そして、それは郡司だけではありません。登場人物すべてが怪しく、ちょっとした言葉・表情などが伏線になってきます。1度見ただけでは細かい部分を見逃してしまうと思うので、是非TVerを活用して繰り返し見ていただき、考察してもらえたら嬉しいです。

取材・文:米田果織
撮影:フジタヒデ

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