2年連続の快挙!フジテレビの無料配信が「年間AVOD三冠」を獲得

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2年連続の快挙!フジテレビの無料配信が「年間AVOD三冠」を獲得

2023年の年間(2023年1月1日~12月31日)のAVOD(広告付き無料配信)で、フジテレビが再生数、視聴人数、視聴時間のすべての指標で民放1位となり、フジテレビが「年間AVOD三冠」を獲得した。フジテレビは、木曜劇場『silent』の大ヒットに沸いた2022年にも「年間AVOD三冠」を獲得しており、2年連続での快挙達成となった。

2023年、年間のフジテレビAVOD配信は、再生数が約8億8500万再生、視聴人数が約4900万UB、視聴時間が約4億時間を記録した。前年比では、再生数で129%、視聴人数で108%、視聴時間で136%となり、いずれも大きく躍進している。(※UB=ユニークブラウザー)

フジテレビは、ドラマ、バラエティ、アニメから報道・情報番組、スポーツ番組までさまざまなジャンルで、タイトル別では約740番組、エピソード別では約9900本と、多くの番組をAVODで配信しているが、2023年で特に好調だったのは、連続ドラマの見逃し配信だ。

4月クールに放送された木曜劇場『あなたがしてくれなくても』は、年間を通じて最も再生数が多かったドラマとなった。奈緒が主演を務め、岩田剛典田中みな実永山瑛太が共演した本作は、大人気コミックを原作とし夫婦のセックスレスを描いた“大人の恋愛ドラマ”で、本編11話の見逃し配信に加え、メイキング映像、特別編などを含めた全コンテンツの累計再生数は5800万再生を超えた。

また7月クールでは、森七菜間宮祥太朗がW主演を務めた月9ドラマ『真夏のシンデレラ』、10月クールでは多部未華子松下洸平今田美桜神尾楓珠の4人が主演を務めた木曜劇場『いちばんすきな花』など、見逃し配信が好調な連続ドラマが年間を通じて続々と登場し、フジテレビの「年間AVOD三冠」の大きな原動力となった。

さらに、10月クールには約54年ぶりに金曜9時枠のドラマが復活した。第一弾としてムロツヨシが主演を務め、平手友梨奈が共演した『うちの弁護士は手がかかる』が放送され、見逃し配信でも人気を博した。ゴールデン・プライム帯の連続ドラマが3枠から4枠に増えたことも、AVOD配信が伸びた要因のひとつとなっている。

バラエティの配信も好調で、なかでも『人志松本の酒のツマミになる話』が、年間を通じて最も視聴を集め、1年間の累計再生数は3690万再生を超えている。松本人志とゲストがお酒を飲みながら繰り広げる本音トークに注目が集まり、ほぼ毎週末、TVerの再生数ランキングの上位に入っている。10月13日放送回では、ほろ酔い姿の女優・吉瀬美智子が大きな話題を呼び、1週間で143万再生の視聴を獲得し、番組最高記録を大幅に更新した。

また、4月に放送スタートした『まつもtoなかい』は、松本人志・中居正広とゲストの予想できないトークが話題となり、配信でも人気番組の一つになっている。とくに香取慎吾をゲストに迎えた4月30日放送の見逃し配信が、放送後1週間で249万再生を記録。この数字は、過去にTVerで配信されたすべての民放バラエティ番組における放送後1週間の再生数として、単一エピソードでは歴代1位、2024年現在もこの記録は破られていない。

そのほか、『トークィーンズ』『千鳥の鬼レンチャン』『突然ですが占ってもいいですか?』など、コンスタントに見逃し配信で好成績を上げる番組が増えてきている。

さらに、12月には1974年の放送開始から約半世紀の歴史を重ねる音楽番組『2023FNS歌謡祭』において、番組史上初となる見逃し配信を実施した。第1夜・第2夜の10エピソードの合計で415万再生を記録。また、『2023FNS歌謡祭』以外にも、『THE SECOND~漫才トーナメント~』『IPPONグランプリ』『THE MANZAI』『ENGEIグランドスラム』など、フジテレビが誇る大型バラエティ番組の見逃し配信を次々と実施している。

アニメでは、『ワンピース』や『ちいかわ』などの番組が年間を通じて配信が好調。『ワンピース』では、ワノ国編の佳境を迎え、ストーリーが盛り上がるのに合わせて配信数も大きく伸びた。主人公のモンキー・D・ルフィが「ギア5」に初めて到達し、「戦闘シーンの作画が神がかっている!」と大きな話題を呼んだ8月6日の放送回では、番組最高となる87万再生を記録している。

また、過去に放送したドラマのアーカイブ配信でも配信数が大きく伸び、「年間AVOD三冠」獲得に大きく貢献した。3月には「フジテレビ春の名作ドラマ祭り65」と称して、フジテレビ史上最大となる65タイトル超の名作ドラマを配信した。木村拓哉主演の名作2作品『ロングバケーション』『ラブ ジェネレーション』のほか、『コンフィデンスマンJP』『リッチマン、プアウーマン』といった人気作も配信し、大きな反響を呼んだ。秋には、映画『ミステリと言う勿れ』の劇場公開に合わせて同作の連続ドラマシリーズを配信し、映画を観る前にドラマ版を復習したいユーザーのニーズに応え、多くの視聴を集めた。

さらに、11月からは「フジドラWINTER!」というキャンペーンを開催し、新旧ドラマ50タイトル超がTVer・FODで順次無料配信されている。『5→9〜私に恋したお坊さん〜』『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』『イチケイのカラス』『プロポーズ大作戦』『Dr.コトー診療所』などが人気となっている。

さらに、2022年4月からは、ゴールデン・プライム帯を中心に放送と同時に番組を視聴できる「リアルタイム配信」をTVerでスタートさせた。2023年7月には『FNS27時間テレビ』、9月には『FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023』、12月には『2023FNS歌謡祭』と、注目度の高い番組において続々とリアルタイム配信を実施したことが貢献して、次第にリアルタイム配信の認知・利用も拡大しつつある。