『呪術廻戦』伏黒恵役・内田雄馬&伏黒甚爾役・子安武人SP対談

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『呪術廻戦』伏黒恵役・内田雄馬&伏黒甚爾役・子安武人SP対談

大人気TVアニメ『呪術廻戦』第2期「渋谷事変」(MBS/TBS系、毎週木曜23:56~)。11月9日に放送された第40話(第2期16話)で、壮絶な戦いを繰り広げた伏黒恵(CV:内田雄馬)と伏黒甚爾(CV:子安武人)。本エピソードの放送を記念して、内田と子安によるスペシャル対談が行われた。

『呪術廻戦』は、「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて連載中の芥見下々による同名コミックが原作で、シリーズ累計発行部数7000万部を突破する人気作品。“呪い”がテーマとなっており、人間の負の感情から生まれた“呪霊”と、それを祓うために立ち向かう“呪術師”との戦いを描いた物語で、2020年10月から2021年3月まで放送されたTVアニメ第1期では、国内のみならず全世界で大きな反響を呼んだ。その第1期から続く物語「渋谷事変」は、10月31日のハロウィンで賑わう渋谷駅周辺を舞台に、呪術師と、呪詛師・呪霊たちがかつてない大規模な闘いが描かれる。

第40話(第2期16話)「霹靂」では、圧倒的な強さで迫る父・甚爾に、恵が追い詰められ、激しい闘いを展開するシーンが描かれた。お互いに掛け合いを待ち望んでいたという収録時のエピソードや、それぞれが演じるキャラクターの魅力など、思い入れたっぷりに語っていただいた。

<スペシャル対談>
――第35話「降霊」(第2期11話)で、甚爾が再び姿を現し、圧倒的な強さを見せつけました。「懐玉・玉折」に続き再び甚爾を演じられることになり、子安さんはどのような気持ちで収録に臨まれましたか?

子安武人(以下、子安):原作を読んでいるので甚爾が「渋谷事変」にも登場するとわかってはいたのですが、「待っていました!」という気持ちでした。

――「懐玉・玉折」と比べて、演じる際に変化した部分や意識したところはありますか?

子安:他のキャラクターにとっては年数が経っていますが、甚爾は「懐玉・玉折」の頃のまま姿を現したので、変化をつけようとは思いませんでした。ただ、孫から姿が変化して甚爾になるので、僕の声だって気づいてもらえなかったら怖いなと思っていたのですが、放送時にSNSなどでファンの方たちが「甚爾が来た!」と盛り上がってくれていたので、特徴のある声で良かったなと思いました(笑)。

内田雄馬(以下、内田):僕も思いましたよ。「来たー!」って(笑)。

子安:息子にもそう言っていいただけてありがたいです。36年間声優としてやってきて良かった!」

――そんな息子・恵と甚爾との激しい闘いが、 第40話「霹靂」(第2期16話)で描かれました。物語の印象はいかがですか?

子安:五条悟との戦いの時と同じで、実際は恵は甚爾を父親だと認識していないんですよね。「なんだこいつ」と思われているという(笑)。

内田:そうなんですよね。やたらと強い、ヤバいやつが突然現れたぞって(笑)。

子安:映像もすごかったですね。原作をさらに味付けしていた。

内田:描写の膨らませ方がすごかったですよね!

――お芝居について、何かお2人で話したことはあったのですか?

子安:演技についてはないのですが、別の現場で雄馬くんと一緒になった時に「今度よろしくね!楽しみなんだ!」と話しました。とはいっても、恵と甚爾が会話するシーンなんて少ししかないんですけどね。でも、本当に楽しみだったんです。コロナ禍で分散収録が多かったので、たった数言の会話でも、同じ空間で同じ時間を共有しながら演じるとやはり違う。肩を並べてセリフを掛け合えることがどれだけ嬉しいことか、改めて感じました。

内田:誰かと掛け合うと、自分が作品に入っている感覚がより深まると思います。つねに役の思いを考え、その役として呼吸をするようにしていますが、一緒に録って緊張感を共有すると、より感覚が研ぎ澄まされるというか。一緒にいないと生まれないものは、絶対にあるんですよね。今回は、本当に子安さんと一緒に録れて良かったです。恵は甚爾を父親だと認識してはいませんが、役ではなく内田雄馬としては“親子”としての意識があって、なんだか安心感を覚える現場でした。

子安:僕もあれ以来ずっと、雄馬くんのことを本当の息子のように感じてしまって(笑)。実際の息子とも年齢が変わらないので、自然と父親の感覚になり、あの最後のセリフに繋がりました。その感覚を共有できたことは嬉しいですね。

――これまでの登場シーンを振り返って、ご自身が演じるキャラクターの魅力に感じる部分を教えてください。

子安:僕は原作を読んだ時から、甚爾に一目惚れしました。人間的にダメだけど強いって、すごくかっこいいですよね。見た目もすごくかっこいいですし、生き方にも少し憧れる部分があります。何のしがらみもなく、自分を解放して、好きなことをして生きるってどんなに楽しいんだろう。実際にはこんな生き方はできないので、だからこそ声優として演じることができて嬉しいです。こんな幸せなことはないですよ。

内田:そんな甚爾と比べると、恵ってしがらみだらけですよね。表面的に見ればクールですし、言葉を大きく発することもしない。しかし、内ではすごく人のことを見て、考えている。そして色んなことを考えた結果、自分を犠牲にする選択までしてしまう人。その“表に見せない部分”を演技にどう乗せられるか毎回悩むところではあるのですが、彼の魅力はそこにあると思っています。

――「渋谷事変」後半放送に向けて、視聴者へのメッセージをお願いします。

子安:まだまだ過酷な話が続いていきます。これからは視聴者として、うちの息子がどれだけ頑張っているのか、草場の影から見守っていきたいなと思います(笑)。

内田:本当にしんどいシーンの多い「渋谷事変」。しかし、ここからがよりハードな戦いになっていきます。登場人物みんなが必死で生きているので、覚悟して最後まで見届けてください。

なお、民放公式テレビ配信サービス「TVer」では、第25話「懐玉」、第40話「霹靂」が期間限定無料配信中だ。

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