草川拓弥「好き」ではない“グレーな表現”に苦戦 佐津川愛美演じる主婦と「サブスク不倫」関係に

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佐津川愛美と草川拓弥が『サブスク不倫』の見どころを語る!
佐津川愛美と草川拓弥が『サブスク不倫』の見どころを語る!

佐津川愛美が主演を務めるドラマ特区枠の『サブスク不倫』(MBS、毎週木曜24:59~ほか)の第1話が、民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて配信中。第2話が11月16日に放送されます。

本作は、DMMグループのデジタルコミック出版社「CLLENN」×講談社制作の、縦読みマンガ発・超話題作が原作。不倫など考えたこともなかったごく一般的な主婦が、ほんの興味から始めたサブスク不倫サービスの沼にハマって真っ黒に堕ちて行くという斬新で刺激的なストーリーが大きな話題に。一度入り込んでしまうと抜け出せない、スリル満点の“沼”サスペンスとなっています。

この度、“愛されたい”という孤独感からサブスク不倫サービス「ビュッフェ」の沼にハマり込んでしまう専業主婦・鳥山未知留役の佐津川さんと、そのサービスで未知留が出会う、不思議な魅力を持った年下のカメラマン・黒崎淳弥役の草川拓弥さんにインタビュー。お互いのお芝居の印象や、撮影現場でのエピソードを聞きました。

佐津川愛美、草川拓弥
佐津川愛美、草川拓弥

『サブスク不倫』は“女性の目線”を大事に

――原作のことは知っていましたか?

佐津川:私は知らなかったです。ドラマの撮影が始まってからも読んでいないんです。原作のある作品に参加する時、読んだ方がいいか読まない方がいいか監督に聞くようにしているのですが、今回は原作を再解釈するというのがドラマの意図となっていて。「原作に引っ張られ過ぎないようにしたい」との意向をお話していたので、読まずに挑むことにしました。

草川:すみません、僕は読んじゃいました(笑)。縦読み漫画というものを初めて読んだのですが、面白いくらいスラスラ読めて驚きました。文字も少なく、絵にも一切無駄がない。そのため内容がストレートに頭に入って来て、あっという間に最新話まで読み終えました。そんな原作とドラマでは細かい部分が違ってくるので、“ドラマならではのよさ”を表現したいと思いました。

佐津川愛美
佐津川愛美

――オファーをいただいた際に受けた印象は?

草川:タイトルにすごくインパクトを受けて、いろいろな方の目に留まる作品だと思いました。様々な心の変化も描かれているので、いろいろな観点から見られる作品だと感じました。

佐津川:最初に監督からいただいた言葉が「未知留というひとりの女性としての成長を物語にしたい」ということでした。監督をはじめ脚本家、カメラマン、プロデューサーも女性。「今回は女性が真ん中に立ってやる」という方針を聞き、一緒にやりたいと思いました。不倫を題材にした作品は他にもたくさんありますが、“女性の目線”を大事にして、そこを丁寧に描ける作品になればいいなと思いました。

――その言葉どおり、未知留の変化が見どころとなっています。演じていて気を付けたところは?

佐津川:未知留がいろいろな男性とやりとりをする中で、自分の気持ちが見えてきます。その相手によって接し方・感じ方が変わってくるので、関係性に差が出せるように気を付けていました。

――淳弥のほか、木村了さん演じる夫・蒼、堀夏喜(FANTASTICS)さん演じる一ノ瀬剣太郎など、関わる男性がたくさん登場します。

佐津川:木村了くんは同期なんです。10代の頃から一緒にレッスンをしていたので、すごくやりやすかったです。阿吽の呼吸でできたと思います(笑)。

――草川さんが淳弥を演じる上で気を付けていたことは?

草川:未知留がサブスク不倫の沼にハマっていく描写が大きいですが、淳弥も未知留と触れ合う中で、彼女の沼にハマっていく部分があるなと感じました。しかし、それは「好き」ではない。黒でも白でもない、グレーな思いの表現が難しかったです。

――佐津川さんと草川さんは、現場でどのようなコミュニケーションをとっていたのですか?

草川:メインビジュアルの撮影の時に初めてお会いして、タイムスケジュール的に僕がメイクしている時に入られて、隣に座って気さくに話しかけてくれて嬉しかったです。僕が人見知りなので、話しかけてくれるのはすごくありがたいです。それに、あだ名をつけようとしてくれたんです。

――どんなあだ名がついたのでしょう?

佐津川:結局、その時は決まらなかったんです。最初の方の撮影ではあまり一緒になる機会もなくて、了くんやなっちゃん(堀さん)とは距離が縮まっていたから、「草川くんのままだったら距離あるよね」とメイクさんと話して、「じゃあ、ちゃん付けにする?」となりました。

草川:久しぶりにお会いしたら、「たくちゃん」になっていました(笑)。

草川拓弥
草川拓弥

――では、お互いのお芝居の印象は?

草川:さきほど言っていた、接する人で気持ちが変化していく様子が一緒にお芝居していても伝わって来ました。淳弥に寄り添ってくれているようで、どこか心ここにあらずな感じも上手く表現されていて、人間味が感じられるお芝居が素敵だと思いました。

佐津川:表情一つで空気が変わるというか、「今そっちの方向の気持ちなのね」というのがすごくわかりやすく見えてきます。撮影に入る前、淳弥がどんなテンションで来るのか読めていなかったのですが、自然と「淳弥だ」と思わせてくれる表情を見せてくれたんです。現場ではいつも静かなのですが、本当はたくさんの表情を持っているんだなとお芝居で伝わってきました。

「僕も心配症」淳弥と似ているところは?

――演じる役の魅力的に感じた部分、また共通点があれば教えてください。

佐津川:最初は未知留に対して「かわいそう」という気持ちばかり抱いていたのですが、だんだんと聖母マリアのように見えてきて。女性の本質・成長を描くものの最終地点として、「母性」は一つの答えとしてアリかもしれないと思ったんです。やっぱり女性は強いなと思ったというか。何かにすがるのではなく、ひとりで立ち上がる姿もいいなと思えました。

草川:そこまで世話を焼かなくてもいいのに、心配だからとズカズカ入り込んでしまうところが似ています。僕も心配性で、何か力になりたいと思う人間なので。

――最後に、本作の見どころをお願いします。

佐津川:未知留の、ひとりの人間としての心模様が軸となってきます。夫と上手くいかないから不倫に走っちゃった、という見せ方はしたくなくて。「サブスク不倫」というサービスにハマって、サービス自体を楽しんでいる部分が大事だと思って演じました。不倫だけに焦点を絞るのではなく、本当の自分を知りたいからこそ沼にハマっていく心情を楽しんでもらえたらと嬉しいです。

草川:撮影に入る前、監督が「将来、現実でもしかしたらこういうサブスクが流行るかもしれない」と言っていました。それを聞いた瞬間、僕はワクワクしたんです。それが作品の魅力にギュッと詰まっている気がしていて、人間ドラマとして、自身と照らし合わせながら見てみてください。

(取材・文:米田果織)

<第2話あらすじ>
「本当の未知留を僕に見せて――」。一ノ瀬剣太郎(堀)の言葉が頭から離れない鳥山未知留(佐津川)。夫・蒼(木村)との冷めた関係を変えたいと「ビュッフェ」に入会した未知留は、年下カメラマンの黒崎淳弥(草川)と花畑でデートをすることに。夫を愛しているにも関わらず淳弥に惹かれる自分に背徳感を感じながらも、あるきっかけから未知留もプレミアムプランにアップグレードをして、ますます「ビュッフェ」を楽しむようになっていく。グレードの上がった男性達とデートを重ねる中、以前から大ファンだった有名YouTuberシェフの盛沢(染谷俊之)から、「僕の料理を食べてくれませんか」とメッセージをもらい、会いに行くことになり――!?

愛と金と欲をめぐる、新感覚の“沼”サスペンス、開幕――!

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