『ゼイチョー』菊池風磨“饗庭”が切り込む”子育ての街”の裏側「リアルだった」【ネタバレあり】

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『ゼイチョー』菊池風磨“饗庭”が切り込む”子育ての街”の裏側「リアルだった」【ネタバレあり】

菊池風磨(Sexy Zone)が主演を務める土曜ドラマ『ゼイチョー ~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系、毎週土曜22:00~)第3話が、10月28日に放送。劇中で描かれたテーマに、ネット上では反響が相次いだ(以下、ネタバレが含まれます)。

みゆきの市の徴税吏員・饗庭蒼一郎(菊池)は、後輩の増野環(松田元太)らと共に住民税を滞納しているシングルファーザーの木下裕介(小関裕太)のもとを訪れる。仕事と育児に追われる木下を見かねた増野は、支援を受けることを勧めるが、木下は同じシングルファーザーの瀬戸知宏(見津賢)を引き合いに出し、「できている人はいますから」と拒否。木下と瀬戸の子どもは同じ保育園に通っており、仕事と育児を完璧にこなしている瀬戸は、SNS上で「理想のシングルファーザー」と称賛されていた。

一方、住民税の執行停止を求めに納税課へやってきたシングルマザーの出渕恵美(大西礼芳)の元夫が瀬戸だったことに、何か裏があると睨んだ饗庭と百目鬼華子(山田杏奈)は、2人が偽装離婚をして夫婦生活を続けていることを突き止める。しかし、収入や生活ぶりからも不正を働く理由は見当たらない。そこには「子育ての街」を大々的に掲げるみゆきの市の闇があった。

饗庭らの調査により、瀬戸夫婦は“育休退園”を逃れるために偽装離婚していたことが明らかになる。育休退園とは、2人目の子どもが生まれた親が育児休業を取得すると、家庭で保育できるとみなされ、上の子どもが保育園を退園させられる制度のこと。さらに、みゆきの市では、待機児童の数を表向きに減らす“隠れ待機児童”の問題も抱えていた。

饗庭は瀬戸夫婦にまともな対応をしなかった保育課の課長・町田孝二(坂田聡)に「せっかく徴収した税金による支援を届けるべき人に届けられなくなってしまう。そんなこともわかんねーんすか!」と迫る。

劇中で取り上げられた社会問題に、ネット上では「どれも身近な問題」「普通に勉強になる!」「考えさせられるなぁ」「タメになる人多そう」「リアルだった」などの声が寄せられた。

次回、第4話は11月4日に放送。饗庭と華子は、税金を滞納しているプロサッカー選手・小田倉翔馬(柿澤勇人)のもとを訪ねる。

なお現在TVerでは、キャストのインタビュー動画なども配信中。