橋本環奈、最多共演の佐藤二朗からの学びとは?「すべてが無意識で、自然」『トクメイ!警視庁特別会計係』インタビュー

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橋本環奈
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橋本環奈さんが主演を務めるドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』(カンテレ・フジテレビ系、毎週月曜22:00~)の第3話が、10月30日に放送されます。

経費削減の“特別命令(トクメイ)”を受けて警視庁のお荷物所轄・万町署に派遣された警察官・一円(はじめ・まどか)が、経費から事件解決の糸口を見つけていく警察エンターテインメントです。

橋本さん演じる円は、ささいな数字のズレも見逃さず、一度ズレを見つけると気になって仕方なくなる几帳面な性格。そんな円に「似ている」という橋本さんに、撮影の裏側や最多共演となる佐藤二朗さんの魅力、プライベートでのお金の使い方について語ってもらいました。

“おしゃべりおじさん”のおかげで撮影現場は明るい雰囲気

――一円(はじめ・まどか)という役名を聞いたときの印象は?

よく考えたな、と思いますよね。沢村(一樹)さんとは「絶対にお父さん、お母さんは面白い人たちだよね」と話していました(笑)。第1話で名刺を渡すシーンがあって、名刺が本当に一円なんです。当たり前ですけど「一円だ!」と驚いたし、面白いなと思いました。

――撮影現場で印象的だったエピソードは?

現場では、毎日ずっとみんなでしゃべっています。(佐藤)二朗さんと沢村さんというおしゃべりおじさんが2人いるので、みんなが明るい雰囲気になりますね。二朗さんとは基本的に美味しい料理店等の話をしていますけど、沢村さんとは真面目な話もします。刑事課は全員が同じ場所にいることが多いので、皆さんで和気あいあいとしています……が、特にエピソードはないです(笑)。本当にただしゃべっているだけ、という感じです。

――クランクイン直後からその雰囲気だったんですか?

最初からそうでしたね。沢村さんにも二朗さんにも皆さんは臆せずツッコんでいくし、それを許してくれる年長者なので、現場の風通しが本当にいいです。たとえば台詞の間違いがあると、普通は年齢が若い人が気を使いますが、全員で「間違えちゃった」みたいな(笑)。スタッフさんも明るい方ばかりだし、皆さんでしゃべっているので、そこも含めて良い現場だなと思います。でも、やっぱり沢村さんと二朗さんの存在が大きいなと感じますね。あとは徳重(聡)さんも、とても優しい方です。いつも話を聞いてくれて、誰の話にも相槌を打ってくれるので、すごく心地がいいです。

橋本環奈
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――円を演じてみて、共感するところはありますか?

今回は台詞に数字が多いんですが、円はオタク気質なので早口でしゃべるんです。私もすごくせっかちで、歩くのもしゃべるのも速いので、そこは似てるなと思います。それに、きっちりしているところもすごく似ています。私も自分に課しているマイルールが多いし、きっちりしている方なので、撮影していく中で「やりやすいな」と思うことが多いです。

――マイルールとは、たとえば?

いっぱいあるんですよね。玄関に靴を置かないとか、カーテンのプリーツを均等にするとか……、本当に細かいんです。でも、人に強要はしないです。“自分がやるだけ”というのが大事かなと思っています。

――万町署の警務課長・須賀安吾を演じる佐藤さんとは共演が多いですが、あらためて佐藤さんの役者としての魅力を聞かせてください。

二朗さんは「同じことが、もう一回できない」と冗談で言っていますけど、それだけ“その時間”を生きているということなんですよね。撮影していると「今、右手あげてました」とか「ちょっと前かがみになってました」とか、カットのたびに繋がりを考えないといけないので、意識せずにやるのはすごく難しいんです。でも、二朗さんはすべてが無意識で、自然なんです。あとは台詞を噛まない。台詞を思い出せなくて「わ~っわ~っ」となることはありますが(笑)、それ以外は本当に間違えないんです。すごく器用だなと思いますね。共演回数が最多なので、二朗さんの良さはすごくたくさん見てきたと思います。

――共演を重ねる中で、佐藤さんから学んだことはありますか?

(演じる)キャラクターが違いすぎるので、お芝居を学ぶということはないですね(笑)。でも、二朗さんの人柄から学ぶことはたくさんあります。すごく面白いし、誰に対しても気遣いができるし、現場を支えてくれている。今回は特にそう感じています。

監督のもとで自分にできることを最大限、全力でやっているだけ

――今回はコメディ要素もある作品ですが、コメディを演じる際に意識していることはありますか?

一口にコメディと言っても、それぞれ種類が違うじゃないですか。今回はお笑いに特化しているわけではなくて、私が演じる円はすごく真面目で、その言動が面白いと感じていただける部分になると思うので、あまり意識していないです。それに、「笑いを取りに行こう」とすると絶対に面白くならないんですよね。芸人さんや、笑いのセンスがズバ抜けている方の場合は「これが面白い」と思ってやることが本当に面白かったりするけど、私がそこを狙いに行くのは違うかなと。たとえば福田組でコメディをやらせていただくときにも、監督のもとで自分にできることを最大限、全力でやっているだけです。「これが面白いだろう」と安易に考えないことが、コメディを演じる上で大切なのかなと思っています。

橋本環奈
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――ドラマでは、捜査にかかるお金は「必要経費」と主張する湯川哲郎(沢村さん)と円が対立しますが、橋本さんにとって「これは必要経費だ」と思うものを教えてください。

レジャーにはお金をかけるようにしています。休みの日は遠出をすることが多くて、ドライブがてら山梨や静岡に行ったり、サウナにも時々。たとえ施設代が少々高くても、「その分の楽しさがあればいいかな」と思うタイプです。仕事をしているので、休日に何をするかはすごく大切だと思っています。撮影では天候のための予備日があるので、「もし休みになったらどこに行こうかな」と考えたりもします。

――ちなみに、サウナはいつ頃からお好きなんですか?

かなり前からマネージャーと地方の撮影時はその地域のスーパー銭湯に行ったりもしましたが、今年になって回数が増えました。会員制や個室のサウナも増えたので、気兼ねなく入れるようになった、というのが大きいです。友達と水着を着て入るサウナにも行きますし、温泉や足湯も好きで、いろいろなところに行っています。

――旅行のときには、きっちりと予定を組むタイプですか?

スケジュールを立てるのはすごく好きです。友達が「お蕎麦が食べたい」と言ったら事前にお蕎麦屋さんを調べておいて、もし当日に中華やイタリアンの気分になっても大丈夫なように、周辺のお店と営業時間、定休日も調べて、そこに行くためのレンタカーや電車のチケットも私が手配します。高校の同級生だった親友が今海外に住んでいて、日本に帰ってくるときにはいつも旅行に行くんですけど、私のことを旅行代理店だと思っています(笑)。

――(笑)。几帳面なところが、やはり円に似ていますね。

ちゃんと決めておいた方が絶対に楽しいし、「今日どうする?」「何する?」みたいな時間が無駄だと思っちゃうんですよね(笑)。「これと、これと、これがあって、徒歩何分圏内で行けるけどどうする?」と必ず選択肢を提示するようにしているので、その細かさも円に似ているかもしれませんね。

(取材・文:nakamura omame、撮影:フジタヒデ)

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<第3話あらすじ>
ある日、毎年行われる一日警察署長イベントに刑事課が駆り出されると知った一円(橋本)は、彼らの残業時間と経費が増えることを理由にイベントの中止を訴える。ところが、湯川哲郎(沢村)はイベントの中止に大反対。どうやら年に一度の恒例行事を誰よりも楽しみにしているらしく、中止にするなら仕事を放棄してストライキするとまで言い出す。そこで円は、例年どおりイベントを開催する代わりに経費削減に協力するよう持ちかけ、利害が一致した2人は手を組むことに。

一方、藤堂さゆり(松本まりか)や中西翔(徳重)ら刑事課のメンバーは、副署長の中塚文雄(鶴見辰吾)が、爆弾犯との交渉に差し出した500万円の出どころが気になっていた。中塚が“脅迫者X”に脅されているのではないかとにらんだ一同は、ある大胆な方法で中塚の身辺を探ることを思いつく。

そんななか、地下アイドル・マリリンのライブ会場で、男が売上金30万円を強奪する事件が発生。防犯カメラの映像から、被疑者として糸間という男が浮上するが、糸間はすでに滞在先のホテルをチェックアウト。そのうえ自宅ははるか遠くの沖縄だと分かり……。

同じ頃、湯川との約束を守るため、イベント開催に向けて動き出した円は、一日警察署長に大人気の若手俳優・氷河涼をキャスティングすることに成功。ところが、本番3日前に想定外の事態が起き、イベントは中止の危機に追い込まれてしまう――!

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