栗山千明、30年間トレードマークのロングヘアーをバッサリ!「良い機会をいただけた」

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栗山千明、30年間トレードマークのロングヘアーをバッサリ!「良い機会をいただけた」

栗山千明が主演を務める新ドラマ『けむたい姉とずるい妹』(テレビ東京系、毎週月曜23:06~)が、10月9日にスタート。このほど記者会見が行われ、栗山をはじめ、共演者の馬場ふみかと栁俊太郎も出席し、撮影現場の裏話を明かした。

『Kiss』(講談社刊)で連載し人気を博した、ばったんによる同名作品が原作。母の死をきっかけに同居をスタートさせた険悪な姉妹が、一人の男を巡り壮絶な姉妹バトルを繰り広げる様子を描いている。栗山は、異父姉妹の姉役・東郷じゅん役。馬場はその妹・三島らん役。栁はそんな姉妹を狂わす存在、現在のらんの夫であり、高校時代のじゅんの元カレ・三島律役を演じる。

本作に出演するため、トレードマークのロングヘアーを切った栗山。5歳の頃から肩より短くしたことがなかったそうだが、今回は肩上までバッサリ。25cmほど短くなったとのことで、周囲の反応を聞くと「“良いじゃん!”と言っていただくことが多いです。これまで髪の長い役を演じることが多く(切る)チャンスがなかったのですが、切ってみたいと思っていたので、今回良い機会をいただけたなと。扱いが楽なので、できればこのままいれたら」と短い状態をキープしたいと明かす。

そんな新しい髪型で挑んだ『けむたい姉とずるい妹』。原作を読んで「それぞれの視点がとても斬新で、最初はじゅんの目線でストーリーが進んでいくのですが、らんからすると全然違う捉え方があったり。視点が変わることの面白さがよく描かれていると思いました」と感想を。「ドラマでもその面白みをきちんと表現できたら」と意気込んだ。

演じるらんと同じく二人姉妹の妹だという馬場は「(じゅんとらんとは)全く環境や関係性は違いますが、姉妹ならではの嫉妬は私自身も感じたことがあるので、そこにすごく共感しました」と、らんに自身の思いが重なってしまう部分があったと話す。

じゅんとらんを狂わす役割の栁は、ミステリアスな役に苦戦しているそう。「ミステリアスに見えて、心の中では葛藤がある律。それを表に出さないのですが、芝居になると(表現を)足しちゃったりするんですよね。それで撮影の中でらんちゃんの頭をポンポンしてみたら、監督から“(律は)そんなことしない!”と言われました(笑)。やりたくなるけど、動かない。そこでミステリアスさを表現しなきゃいけないのが難しかったです」と語った。

壮絶な姉妹バトルが繰り広げられる本作だが、撮影現場は和やかとのこと。栁が「栗山さんと馬場さんがいたら、気を使っちゃいますよね。バチバチのシーンばっかりだから(笑)。最近はようやくみんなで楽しく話せるようになりました」と言うと、栗山は「気を使われているとは思わなかった!」と驚きの表情。「役柄の関係性を現場で保つ方もいますが、私たちは仲良くやらせていただいています(笑)」と栁の気遣いをフォローした。

最後に見どころを聞かれると、栗山は「それぞれが悩み、トラウマに近いものを抱えていて、その中で揺れ動く心情を繊細に描いている作品です。それをきちんと演じていきたいと日々撮影に挑んでいるので、是非多くの方に見ていただきたいです」と。馬場は「ただの姉妹バトルではなく、人としての葛藤、コンプレックスを抱えながら少しずつ成長していく姿を見ていただけると思います」と。栁は「いろんな角度から物事を見ることができる作品だと思います。繊細な人間模様が描かれるので、楽しみにしてほしいです」とアピールしていた。

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