『真夏のシンデレラ』メインカップル成立!ハマる人続出の萩原利久“修”の挙動不審沼と水上恒司“宗佑”の好青年沼にも注目

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『真夏のシンデレラ』メインカップル成立!ハマる人続出の萩原利久“修”の挙動不審沼と水上恒司“宗佑”の好青年沼にも注目

それぞれの恋の矢印が一気に可視化!『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系、毎週月曜21:00~)8月14日放送の第6話は、蒼井夏海(森七菜)と水島健人(間宮祥太朗)のじれったい関係がついに恋愛に着地。波及するかのように友人の滝川愛梨(吉川愛)と小椋理沙(仁村紗和)それぞれの恋愛模様にも進展が。

夏海×健人、ついにカップル成立!

いつもの朝のガールズトークの議題は、健人の告白について。どうやら返事は保留中。相手の好意をずっと感じながらも「私って健人くんのこと好きなのかな?」はずるい。夏海の気持ちに長年鈍感だった牧野匠(神尾楓珠)と同罪ではないか?

価値観などの違いを気にする夏海に対し、愛梨の言う「違うからいい」はナイスアシスト。家族も友人も恋人も、所詮他人。違うのは当たり前だ。

健人のライバル・匠はといえば、おさなじみ特権を利用して夏海の家に入り浸る日々。大工仕事のサポートはありがたいが、今さら恋愛のギアを入れられてもすでに一周遅れ感がある。

一方、健人も仕事の都合をつけては夏海の家に足しげく通ってくる。いつの間にか夏海の弟・海斗(大西利空)の勉強をみるという大義名分も手に入れていた。

そして、匠と健人は蒼井家の流しそうめんにもちゃっかり同席。ひたすら夏海が流す担当だったけど、健人と匠のどっちかは役割を代わってあげただろうか。夏海、もしまだ二人の間で揺れているなら、代わってくれた方と付き合ったほうがいい。描かれていなかったが、きっと率先して流す役に回れたのは健人だろう。

夜、夏海と健人はペルセウス座流星群を一緒に見て、砂浜で山崩しに興じていた。いいムードの中、夏海はやっと告白の返事を返す。そして、キス。この二人の恋愛はいつも海を背景に動くからいい。さすが夏の主役だ。

修の恋がついに始動、でも先行き不安な展開に

今回特記すべきは愛梨と佐々木修(萩原利久)だろう。田舎に来るたびに文句を言っていた修が、愛梨の美容室にやってきた。

ここでアシスタントの愛梨をカット指名。身をもって励まそうとする修の優しさはわかるけど、営業時間中、アシスタントに髪を切らせるのはNGな美容室が一般的。修、営業時間外にカットモデルとして来てくれ。

まぁ今回は店と修の好意に免じてよしとしよう。好きな人に髪を触られるとドキッとするけど、修もその経験、したかな?

今回は愛梨も積極的。東京の修のマンションをサプライズ訪問し、大量の栄養ドリンクを手渡す。「わざわざ来たんだし、お茶くらい飲んでけば?」の台詞、よく言えたね修! そして「泊まっていけば?」の台詞、よく言えたね修! 不器用すぎていちいち応援してしまう。修の挙動不審さ、反応のかわいさがここにきて際立ってきた。

萩原利久が『美しい彼』で演じた平良一成も挙動不審で不器用で恋愛に奥手なキャラだったこともあり、これはかなりいい当て書きをされているのかもしれない。役が板についたこの修のリアクションは、確実に人を沼らせる。現に愛梨はもうハマっているようだ。

「好きになった」と告白し、キスを……しようとしたところで、修に止められた。キスは付き合ってデートをしてからで、順番が違うという修。とんでもない謎の型にはまっているが、順番が気になるなら今すぐ付き合って、お家デートと称して、そのままキスしてくれ! 

なによりまずは自分も好きだと愛梨に伝えるのが先決だ。ここでただ突き放すのは相当の誤解を生む。でも修は間違いに気づいていない。そのままソファとベット、別々に夜を過ごすことに。さらに朝にはその現場に山内守(白濱亜嵐)が襲来。ますます誤解を生む展開になってしまった。守、これからどうする? 

欠点なしの好青年男・宗佑のライバルは春樹?

いつも理沙にばったり遭遇する早川宗佑(水上恒司)、今回は体調不良で寝込んでいるとのこと。これはお見舞いイベント不可避。理沙と息子の春樹(石塚陸翔)は宗佑の家へ。手に持ったスーパーの袋からはみ出るネギ、なんて愛おしいのだろう。

宗佑の普段の食生活がささみとブロッコリーというのは笑えた。こんな日ぐらいしっかり炭水化物も摂ってほしい。きっと理沙の手作りうどんは心に染みたはずだ。

今回は宗佑がライフセイバーと医者を兼任している理由も明らかになった。「少しでも、多くの命を守りたくて」。ここで「なんちゃって」と言わないのが宗佑だ。照れ隠しをすることもなく、クサい台詞も堂々と真面目に語る。なかなかできることではない。

裏表がない人が言うのだから、本当の理由なんだろう。いつも正直に、本音をストレートに話す姿勢このが宗佑を好青年たらしめている。世の中にはこういう真面目さや素直さや優しさの表現もあるのだと修に教えてあげたい。

そもそも命の危険にさらされる人を減らしたいという思いは、医師の仕事にも通じる信念。これは惚れてしまう。茶化さずにちゃんとその信念を肯定する理沙も素敵だ。

もう完全に恋が始まっている。しかし、そう思った矢先に元夫の村田翔平(森崎ウィン)から復縁の打診が。春樹のためを思って理沙がどういう決断を下すのだろうか。

それにしても3つの恋愛が1話の中に詰め込まれているのに、ちゃんと構成が整理されていてすごい。次週、恒例のガールズトークでどんな報告をし合うのだろう。

(文:綿貫大介)