今年3月に早逝した大食いファイター・菅原初代さん“最期の3日間”をドラマで再現

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今年3月に早逝した大食いファイター・菅原初代さん“最期の3日間”をドラマで再現

加藤浩次極楽とんぼ)がMCを務める『まさかの一丁目一番地』(TBS系)が7月27日に放送。今年3月に早逝した大食いファイター・菅原初代さんが過ごした“最期の3日間”のエピソードをドラマで再現した。

大食いタレントの元祖を調査した今回は、最新の「YouTuber世代」から「キャラ渋滞世代」打倒! ギャル曽根時代」とたどっていき、そして第1世代である「TVチャンピオン世代」までさかのぼることに。中でも女性ファイターたちに慕われた存在として、2006年ごろに活躍した第3世代の菅原さんが挙がる。

43歳という遅咲きのデビューながら、『TVチャンピオン』(テレビ東京)の「元祖!大食い王決定戦」女性部門3連覇の実績を持つ菅原さん。表情を変えずに淡々と食べ進める姿が「魔女菅原」と呼ばれる一方、大会参加者の記念写真を手作りフォトアルバムにして配るなど優しい人柄で多くの仲間に愛されたが、今年3月に59歳の若さでこの世を去った。

番組では、菅原さんと親子のように仲の良かった大食いYouTuber・もぐもぐさくらへのインタビューをもとに、2人が過ごした最後の日々をドラマで再現。病室ではいつも大食いの話ばかりをしていたこと、“印象に残った試合”としてキング山本とのラーメン対決を挙げ、「ギャル曽根ともラーメンで勝負したかった」と語っていたというエピソードが明かされる。

最後となった面会の日、ベッドに横たわる菅原さんをもぐもぐさくらは静かに見守っていたが、面会終了時間が訪れると、起きるのもつらいはずの菅原さんは「時間大丈夫?」と声をかけ、いつものように気遣ってくれたという。別れ際、「また明日来ますね」と挨拶するにもぐもぐさくらに菅原さんは「また明日」と優しく返し、これが最後の言葉に。大食いの世界に傷がつくことを恐れ、菅原さんは大腸がんという病名も死が近いことも伏せ続けていたという。

最期まで食への思いと気遣いにあふれた菅原さんの人柄に、SNS上では「人として尊敬していました」「決してあなたの事は忘れない」とのコメントが相次いでいた。