池上彰が7月12日放送の『60秒で学べるNews』（テレビ東京系、毎週水曜21:00～）に登場。知られざる世界のスパイの実態について、体験者の話を交えながら解説した。
冒頭から池上は「スパイに関することが新聞やテレビで度々報じられていますが、これらは実は氷山の一角にすぎません。なぜなら、ニュースで報じられるということは、スパイにとって“失敗”だから」とロシアのウクライナ侵攻などを絡めて、暗躍するスパイと各国の国家機関の関係性を解説。「スパイは人知れず世界を動かしている」と現実で起きているスパイ事件を訴える。
改めてMCのウエンツ瑛士がスパイのイメージを問いかけると、薮宏太（Hey!Say!JUMP）は「やっぱりハット被って、ロングコートみたいな。映画とかだと顔を変えたりして」と紳士でクールな姿を想像。ほかにも美男美女、お金持ちなど、映画のきらびやかなスパイがイメージとして上がるが、池上はまず「顔を覚えづらい地味な人」がスパイになるのだという。
「美男美女だと印象に残るでしょ？ スパイは覚えられちゃいけないんですよ」と明確な理由を伝えると、アンミカから「実際にスパイの人と付き合ったことがある」と衝撃の発言をする。顔が未だに思い出せず、写真も眼鏡やふざけた表情など、元の顔が分からないものばかりだったと告げ「そうだと思います」と池上の説明を納得する。しかし、池上から「過去の男の顔をみんな覚えていないだけじゃないですか？」と辛辣なツッコミが入った。
その後も、実際にロシア人スパイに接触された記者や元警視庁公安部外事課でスパイハンターだった男性が登場。スパイのなり方や民間人がスパイ活動に協力してしまった事例、中国滞在中にスパイ疑惑で逮捕された一般人男性の体験談など、世界のスパイにまつわるリアルな話が分かりやすく語られた。
