杉野遥亮『ばらかもん』で共演の子役・宮崎莉里沙とは「清舟となると同じような関係性を築けていた」

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杉野遥亮
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杉野遥亮主演の“水10”ドラマ『ばらかもん』(フジテレビ系、毎週水曜22:00~)が、7月12日に初回15分拡大SPでスタート、及び民放公式テレビ配信サービス「TVer」で無料リアルタイム配信される。同日、杉野が取材に応じ、本作の見どころを語った。

本作は日本一美しい海を擁するとも言われる長崎県五島列島を舞台に、書道だけを支えに孤高に生きてきた都会育ちの青年書道家・半田清舟(杉野)が五島列島で出会った琴石なる(宮崎莉里沙)ら島民たちとの交流を通じ、書道家として、そして人間としても成長していくハートフル“島”コメディ。『ばらかもん』とは、五島列島の方言で“元気者”を意味する。

杉野遥亮
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本日より第1話がスタートするということで、この日は杉野が同局を電波ジャック。その合間を縫って取材に応じた杉野は、「(第1話の)前半と後半で印象が違うと思います。個人的な推しポイントは、冒頭の鷲尾真知子さん(野村ヤス役)の笑顔がすごい好き。あそこで泣きそうになっちゃいました。なるが登場するシーンにも注目です」と第1話のお気に入りポイントを紹介。

宮崎との撮影については「役が、父親のような、友達のような、一種の恋人のような近しい関係なので、僕自身も莉里沙ちゃんに目をかけてしまいました。長い時間一緒にいるので、必要以上に人としての部分をお説教しちゃう時もあったり(笑)。清舟となると同じような関係性を築けていたと思います」と語る。

杉野自身も、なるのようなお転婆な子供時代を送ってきたそう。「僕も“落ち着きがない”とよく言われていました(笑)。あっちに行ったりこっちに行ったり、食べているときもフラフラと……。なるを見て、(子供ってこうだよな、というのが)よくわかります」と自分の子供時代を懐かしむ。清舟のように一つのことに熱中した時代もあったようで、「小学5年生の時にバスケットボールを始めたり、急に中学受験がしたくなって塾に通ったり、ドッジボールの公式競技で全国大会を目指したり、色々頑張っていました。何かを一生懸命やらないと、ダメになるタイプなんです」と振り返る。

杉野遥亮
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その学生時代について、昼に出演した番組内で「モテている実感はなかった」と語っていた杉野。「バレンタインもあまりもらったことがなかったし、直接的な実感はなかったです。(自分のことは)かっこいいとは思っていましたけど(笑)。直接言ってもらえないから」と告白された経験は少なかったという。それに対し、記者が「では積極的に好きって伝えてほしいですね」と返すと、杉野は「積極的に来られるのも苦手(笑)」と明かして笑いを誘っていた。

最後に、人気コミックが原作ということで、原作ファンに注目してほしいポイントを聞かれると「僕は原作を読んで、島の雰囲気や人との関わり、心の会話や成長がお互いに作用していく温かさに惹かれました。それがドラマでも再現できていると思うので、そこに注目していただければ」とアピールしていた。

<第1話あらすじ>
都会生まれ、都会育ちの半田清舟(杉野)は、高名な書道家・半田清明(遠藤憲一)を父に持ち、新進気鋭の書道家としてもてはやされてきた。だが、ある賞を受賞した祝いの席で、清舟は書道界の重鎮・八神龍之介(田中泯)から「実につまらない字だ」と批判されたことに激高。マネージャー・川藤鷹生(中尾明慶)の制止を振り切って八神につかみかかる。清明は、そんな清舟に「お前は書道家の前に、人間として欠けている部分がある」と告げ、長崎県・五島列島で頭を冷やせと命じる。

五島福江空港に降り立った清舟は、バスもタクシーもいない田舎感にあぜんとしながらも、初めて会った島民・琴石耕作(花王おさむ)の運転するトラクターに乗り、やっとの思いで七ツ岳郷に到着。郷長の木戸裕次郎(飯尾和樹)に古びた一軒家を案内されるが、誰も住んでいないはずなのに、室内には人の気配が……。そこにいたのは近所の小学生・琴石なる(宮崎)。なるは村の悪ガキたちと、この家を基地にしていたのだ。

書の修行をするため、静かな一人きりの時間を過ごせるかと思いきや、なるを始め、勝手に家に上がり込んでくる自由奔放な島民たちとの人付き合い、慣れない田舎の一人暮らしに翻弄されてしまう清舟。しかし、清舟は戸惑いつつも、島民たちに助けられ、励まされ、少しずつ心の成長をし、新たな書の境地を拓いていく。

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