SNSは近い将来限界を迎え「つながらないSNS」になっていく?成田悠輔の見解は…

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SNSは近い将来限界を迎え「つながらないSNS」になっていく?成田悠輔の見解は…

成田悠輔久保田直子アナウンサーが出演する『ソレいる?六本木会議』(テレビ朝日、毎週木曜26:47~​​)。5月11日の放送では「SNS」をテーマにトークを展開。成田が語ったSNSの未来とは?

同番組では、世の中にありふれる「ソレいる?」をテーマに自由なトークを展開してきた。これまでの放送では、成田の「女子アナはいらない」「テレビは終われないオワコン」などテレビに対する忖度なき発言や、新しい食レポのカタチやトーク番組への“沈黙の導入“などのほか、前回も「倍速放送」という実験的手法で“若者の悩み”に答えるなど、実験的な演出を行ってきた。

いまや生活に欠かせないアイテムとなりつつあるSNSについて、成田独特の持論を展開。番組冒頭、自身の最近のSNS事情を打ち明けた。「事実上撤退している感じですかね」。なぜかできるだけ内容のない投稿をするように心がけているのだという。その理由は「こたつ記事」対策。自らの防衛法を「柔術」と比喩し注目の論客なりの苦悩を語った。

さまざまなメディアに登場し、Twitterフォロワー数60万人超とSNSでも人気の成田の分析では、SNSはその種類によって、足の引っ張り合いが激しく先鋭化しているSNSと、比較的安全が確保されているSNSに分かれるのだという。特に荒れやすい傾向が強いのが「テキスト系」だと指摘し、その理由を語った。

一方、久保田アナは、急速に進化を続けるSNSに「しがみついている」が「追いつけない」と嘆いた。大量のコンテンツが溢れる現代、「自分が年を取ったとき、他の世代の人と話できるかな……」とまで心配する久保田アナに、成田は「ついていく必要はない」と断言。その理由はSNSが近い将来限界を迎え、「つながらないSNS」になっていくからだ、と予見。

急速に実現した「世界とつながることができる」メリットの裏側でこれまで見えなかった「生活の違い」が見えてしまうことで分断が起きているという。近年発展を続けてきたSNSを、旧約聖書の「バベルの塔」になぞらえ、「出会うべきでない人たちを分けるようなSNSが増えていくと思う」と持論を展開した。

さらに、番組終盤、話題は「未来のSNS」に。成田の繰り出すキーワードは「五感全体」「銀河」などなど「シェア」を超越した「一体化」に進むという未来、その時代はユートピア? それともディストピア?

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