木村拓哉“桐沢”、希望失った村上虹郎“西条”への言葉に「泣いた」

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木村拓哉“桐沢”、希望失った村上虹郎“西条”への言葉に「泣いた」

木村拓哉主演のドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系、毎週木曜21:00~)の第8話が、6月2日に放送。ネット上では、生徒に向けた桐沢祥吾(木村)の言葉に涙する人が多くいた(以下、ネタバレが含まれます)。

本作は、これまでに『HERO』『CHANGE』(ともにフジテレビ系)で木村とタッグを組んだ福田靖のオリジナル脚本。生きる希望を完全喪失している男・桐沢が、図らずも高校ボクシング部のコーチになったことで徐々に熱を取り戻し、再生していくさまを描く。

西条桃介(村上虹郎)が倒れた。診断の結果は脳動脈瘤​​。ボクシングはおろか、激しい運動すらもできなくなってしまう。当初はショックを受けていたようだが、誘われるがまま演劇部へ。部員は女子生徒ばかりで「学校くるのめっちゃ楽しみになってきましたわ〜」と切り替えたようだった。

しかし、彼にはボクシングへの未練があった。桐沢は、こっそり練習を見に来ていた彼を呼び止める。「なんで俺なんや」と涙する西条。ボクシング部に戻りたいと切実な思いをぶちまけてきた。

彼と同じく、網膜剥離でボクシングを諦めた桐沢は「どうにもならないことが人生にはあるんだよな」とポツリ。生きていく理由が分からなくなるくらい、何度も挫折を味わったが、救ってくれたのはコーチという仕事であり、西条ら部員たちだった。人は何があっても、どこかで希望を見出すことができる。

「お前にはまだまだ時間が残ってんだよ。まだ聞いたことないだろ。レフェリーから、試合終了の10カウント」

時間が解決してくれるわけではないが、その中で人と出会い、何かを感じて人は変わっていけるのだと教えた。「今はいいよ。腐っていて。泣きたかったら思いっきり泣けばいい。でも絶対に自暴自棄になるな」と桐沢。涙ながらに去っていく彼の背中に「西条桃介​​、お前は1人じゃないからな!」と投げかけた。

その後、伊庭海斗(高橋海人)のフォローもあって、西条も次第に前向きに。裏方として、ボクシング部に復帰した。

そんな中、桐沢は、折原葵(満島ひかり)の自宅で食事をすることに。2人で飲み、泥酔する葵は、彼が圭太(川原瑛都)とやっていた目をそらさず見つめ合うゲームをやろうと強要する。しばらく見つめあったあと「桐沢さん。お願いが。圭太のお父さんになってもらえませんか?」と語りかけて……。

ネット上では、西条へ向けた言葉に「ジーンと来た」「泣いてしまった」の声が。葵とのゼロ距離見つめあいには「ドキドキした」「心臓止まる」とのコメントがあった。

最終話は6月9日に放送。ようやく焼き鳥店の開店日を迎え​​た桐沢。しかし、部員たちを指導している最中に倒れてしまう。

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