二宮和也が透明人間に!?「世の中のために…」TBS3ドラマ初合同会見

公開: 更新:

TBS春ドラマ合同記者会見「TBS DRAMA COLLECTION 2022 Spring!!」が3月26日、IHIステージアラウンド東京で行われ、日曜劇場『マイファミリー』より二宮和也多部未華子賀来賢人濱田岳、金曜ドラマ『インビジブル』より高橋一生柴咲コウ有岡大貴桐谷健太、火曜ドラマ『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』より上野樹里田中圭磯村勇斗松重豊が登壇した。

TBS初の試みとなる3番組合同会見では、それぞれのドラマに合わせた演出で各キャストたちが登場。二宮は『マイファミリー』で妻役を演じる多部と共に、娘役の大島美優と手を繋いで現れたが、トークセッションになると大島の姿が見当たらない。ドラマが“娘の誘拐”を描く物語であることから、二宮は渋いトーンで「誘拐……されました。こんなことやってる場合じゃないです。早く助けなきゃ」と眉間にしわを寄せるも、「(設定は)これくらいでお願いします」と話して俳優モードを解除。すぐさま人懐っこい笑顔を見せた。

今作には「ノンストップファミリーエンターテインメント」とのコピーがあるが、二宮は「新しいワードだから、ちょっと我々もよくわかってない」と本音を吐露。「だから、ドラマを見て学ぼうと思います」と続けると、共演者からも笑みがこぼれた。

また撮影現場での“ノンストップ”なエピソードについて聞かれると、「誘拐される側なのでいろいろな場所に行くんですけど、時間とか制約がある中で犯人の要求に応えているので、ずっと走ってるよね?」と二宮。「撮影初日からずっと走ってます」と頷く多部と目を合わせ、「物理的にノンストップです」と話した。

一方、多部は「男性陣がずーっと現場で喋ってますね」といい、「中身のある話をしていない」という賀来、濱田に「私も耳には入ってくるんですけど、本当に大した話をしていない」と同調。二宮が「かっくんの家が寒いって話をしてます」と明かすと、「そうそう」と賀来は大爆笑だった。

そんな二宮に対して寡黙なイメージがあったという賀来は、二宮がノンストップで現場を回していることに驚いたそう。二宮自身も「まじで喋ってるよね。俺も驚いてるんだよ、現場にいて。黙りたいんだけど喋ってるんですよ、気づいたら」と打ち明け、「(ドラマが)ちょっとストイックな話でもあるので、そっちに引っ張られすぎないように。緊張感は持ちながら、でも現場は楽しく居たいっていうのがあるので」と座長としての一面をのぞかせると、賀来は「本当に現場の空気がよくなるので助かっています」と感謝した。

ここで、「もし4人が家族だったら」を考える企画コーナーへ。一番年上だからという理由で自身を“父”とした二宮は、「お母さんは岳ちゃん。公で話すときの喋り口が優しいから」といい、“兄”には賀来を指名。「実は頼れるタイプだし、僕の本当にどうでもいい話をずっと笑って聞いてくれる。器の大きさがお兄ちゃんっぽいかなと。で、多部ちゃんは、なんか妹です」と解説した。

同じ“家族”でも、『持続可能な恋ですか?』で親子役を演じる上野と松重は「けんかばっかですよ」と役柄について紹介。松重が「『マイファミリー』って題のイメージからもっと楽しい話かと思った。ファミリードラマで被ってるのかなと思ったら、全然違ったのでびっくりしてます」と話すと、二宮も「誘拐されてますもん。全然違いますよね」と、ドラマの垣根を越えたクロストークを繰り広げた。

また『インビジブル』のキャスト陣には、タイトルにちなんで「透明人間になったら」との質問が。高橋が「今の現場に自分がいなかったら、みなさんがどんな撮影をするのか見てみたい」、有岡が「特等席でスポーツ観戦したい」などと答える中、同じ質問を振られた二宮はまさかの無反応。桐谷から「ニノ!」と呼びかけられると、「見えてました?(透明人間に)なってるつもりだったんですけど」とおどけ、「困っている人を助けたりとか、世の中を良く……」と話し始めるも、「ごめんなさい、いやらしいことしか思いつきません」と懺悔。自身の言葉を呑むように「世の中のために、息を止めます」と話して笑わせた。

『持続可能な恋ですか?』のキャスト陣には「持続可能な暮らしのために実践したいこと」との質問が飛び、上野は「SUPヨガ」、田中は「本を読み終わる!」、磯村は「自家発電」、松重は「出家」とそれぞれ回答。“持続可能な俳優人生とは”について考えたという柴咲は「好奇心をずっと持ち続けること」と自答を披露し、「常に疑問を持つことですかね」と語る上野に「より良いものづくりをするためには大切ですよね」と共感した。

続く濱田は「両親の予定よりもだいぶ早く身長が止まって、小学生のときに買ってもらったパーカーが今ちょうどよくなったので、それを持続して着ています」と告白するも、「ちょっと俳優論の後には苦しいですねぇ……お恥ずかしい!」と嘆き節。これには全キャスト揃って大笑いだった。

最後に挨拶を求められた二宮は「えっと……がんばりますっ!」と簡潔に決意表明。「このご時世ですので健康には気をつけて、楽しい現場でやっていきたい。こういう場を与えていただいて、ドラマの横のつながりもできたんじゃないかと思うので、みんなで一緒に盛り上げられたら」と意気込みを語った。

画像ギャラリー

PICK UP