Kis-My-Ft2のツアー初日に密着!藤ヶ谷「出会ってくれた人が一瞬でも幸せになれれば」

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3月25日の『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』(フジテレビ、毎週金曜24:55~、この日は25:05~ ※関東ローカル)は、Kis-My-Ft2北山宏光千賀健永宮田俊哉横尾渉藤ヶ谷太輔玉森裕太二階堂高嗣)特集の最終話、また昨年10月より放送を開始したSeason4の最終回が放送される。

年明け、10周年を記念した全国アリーナツアー「Kis-My-Ftに逢える de Show 2022」に向け、準備は大詰めを迎えていた。初日まであと10日と迫ったリハーサル室には、今回のために新しく作られた3種類の衣装が届けられた。その中でも、ライブ中盤で着用する衣装には刺繍がふんだんに施され、背中には10周年を意味する“X”の文字、そして前面にはメンバーそれぞれのイニシャルが表現されていた。衣装に袖を通したメンバーは、それぞれのイニシャルを探し「どこがY?」「おー! 本当だ、Fだ」と声を弾ませる。コンサート衣装を担当する玉森はスタッフに改善点を伝え、1着ずつさらなる修正を重ねていく。玉森は「まだまだ新しい発見があるし。メンバーみんなにかっこよく、モチベーションが上がる衣装を着てほしいなって思う」と語った。

初日を翌日に控えた1月中旬。ツアー最初の地となる静岡に、7人の姿があった。本番のステージで、最後の通しリハーサルを行う。今回のライブのテーマは“10年の感謝”。ライブの演出を担う二階堂は「3年ぶりにお客さんの前に立つので、ワクワクしています」と高揚感を隠しきれない様子。リハーサルが進むなか、ステージから離れた二階堂はひとり客席へと向かう。観客と同じ目線で立ち、ステージ全体を見ることで、細かなメンバーの動きやそれに合わせた照明のタイミングを入念にチェックしていく。なかには巨大なシャンデリアをつり下げる位置をわずか20センチ修正するなど、その確認は細部に渡った。“ファンが見たいもの、ファンが喜ぶもの”を第一に考えると話していた二階堂。最高のステージをつくり上げるため、その確認作業は深夜まで続いた。

デビューからの10年について、藤ヶ谷は「とにかくファンの皆さんと周りの方に恵まれて挑戦できる場がある。かつ、ここからが新たなスタート」と、前向きな思いを語った。さらに「キスマイに出会ってくれた人が、一瞬でも幸せになれればいい。キスマイを応援していて良かったなって思ってもらえるような時間を増やすってことだけ」とファンへ思いを寄せた。

昨年はデビュー10周年を記念する年でありながら、コロナ禍で思うような活動ができずにいた。それゆえに7人は、ファンと会えない間に募った気持ちを込め、ステージへと向かう。いよいよ幕が開いたライブ初日、10周年を経たKis-My-Ft2は、感謝を胸に新たな一歩を踏み出す。