松本人志、売れないお笑いコンビへのコメントに共感の声「響いた」

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ダウンタウン浜田雅功松本人志)が冠MCを務める『水曜日のダウンタウン』(TBS、毎週水曜22:00〜)が2月23日に放送。今回は「芸人なら誰しも自分なりの浅草キッドある説」と題し、売れない芸歴20年以上のお笑いコンビ3組が登場。自らの苦労をもとにオリジナルの「浅草キッド」を歌った。

ビートたけしが相方・ビートきよしとのコンビ結成以前のエピソードを歌詞にした「浅草キッド」。近年、Netflixでたけしのエピソードが映画化されたことを機に話題になっている。

1組目は『THE MANZAI』で2年連続ファイナルに進出し、スターへの階段を登りかけるも、現在芸人としての収入は月数万円程度という芸歴25年のエルシャラカーニ山本しろう、セイワ太一)。お互いの出会いを振り返りながら、相方に対する愛情と未来への希望を熱唱。スタジオが感動の空気に包まれるなか、浜田はひとり「何、賞狙ってんの?」とツッコむ。

芸歴29年の2丁拳銃小堀裕之川谷修士)は、大阪時代にアイドル芸人として圧倒的な人気を誇っていた。しかし東京進出を境に勢いは急落し、現在お笑いの仕事は月数回、しかも川谷の妻・野々村友紀子と絡んだテレビ出演ばかりだという。漫才以外にも音楽や落語の仕事に乗り出す小堀に対し、川谷は漫才への注力が薄まることへの不安を吐露。「ネタ作るのやめないで お前が書くネタ大好きなのに」と、相方と漫才への思いを切実に歌い上げた。

3組目は、現役高校生コンビとしてブレイクするも、卒業とともに人気を失い、現在は地下芸人として活動を続ける芸歴26年のブラックパイナーSOS山野拓也内藤正樹)。かつて経験した絶頂期を振り返りながら、「宮下草薙にイジられる日々…」と現在を自虐気味に歌い、映画『浅草キッド』の台詞を引用した決意表明で締めくくった。

『浅草キッド』の監督を務めた劇団ひとりは「泣かせようって感じがすごくて冷めちゃいました」とコメント。松本は、「ここの3組に選ばれたってことが実はもうスゴい幸運なわけですよね」「ここにも漏れたコンビが腐るほどいるっていう現実も知って欲しい」とコメントし、SNS上では「この言葉がすべて」「響いた」と共感の声が上がっていた。

次回は3月2日に放送される。