小平奈緒と高木美帆の1000m、坂本花織と樋口新葉のフリーに期待『北京オリンピック』(2月17日)

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現在開催中の『北京オリンピック』。2月17日(木)は、小平奈緒高木美帆によるスピードスケート女子1000mでのダブル表彰台に期待が高まる。平昌大会ではこの種目で小平が銀、高木が銅を獲得しており、今大会ではもう1つ色の良いメダルを懸けた直接対決になることも考えられる。

今大会、小平は前回金メダルに輝いた500mでメダル獲得を逃しており、2大会連続金メダル獲得に期待したいところだが、今大会で銀メダル3個の高木にも、自身初となる個人種目での金メダルを期待したい。そんな2人にとって、最大の障壁となるのは世界記録保持者のブリタニー・ボウ(アメリカ)。この3人による熾烈な優勝争いは手に汗握る熱戦になりそうだ。

女性の激しいバトルという意味では、この日の夜に行われるフィギュアスケート女子シングルのフリーにも注目が集まる。大会前はROC勢の3人、カミラ・ワリエワアンナ・シェルバコワアレクサンドラ・トゥルソワによる表彰台独占の可能性が伝えられていたが、ショートプログラムで完成度の高い流麗な演技を見せた坂本花織が3位と大健闘し、3人の間に割って入った。

果たして坂本はROC勢の牙城を崩すことはできるのか。既に団体でも演じているフリーの演技で力を出し切ることができれば、日本女子として2010年バンクーバーの浅田真央以来となるメダル獲得も十分にあり得る。もちろん、ショートプログラムで女子ではオリンピック史上5人目となるトリプルアクセル成功者となった樋口新葉、そして同じくトリプルアクセルを跳べる河辺愛菜の演技にも注目したい。

ノルディック複合は最終種目となる男子団体が行われ、日本は1992年アルベールビル、1994年リレハンメルの連覇以来となるメダル獲得に挑む。日本はエースの渡部暁斗が個人ラージヒルで金メダルにあと0.6秒に迫る銅メダルを獲得したほか、山本涼太がジャンプで好調を維持しており、他の2人がジャンプで得点を稼ぐことができれば、ノルウェー、ドイツ、オーストリアら強豪が繰り広げるであろうメダル争いにも、十分に食い込めるだろう。

カーリング女子はこの日が予選リーグ最終戦となる。5勝3敗でグループ3位に立つ日本の相手は既にベスト4進出を決めているスイス。ここで負けても決勝トーナメントに進む上位4チームに入る可能性は残されるが、ここはしっかり勝って無条件で準決勝進出を決め、2大会連続のメダル獲得へ弾みをつけたいところだ。

一方、男子は午前中に予選リーグ最終戦が行われ、夜には早くも準決勝が行われる。女子競技では見られない、ストーンの速度やスイープ力には一見の価値がある。

また、フリースタイルスキー女子ハーフパイプ予選には鈴木沙織が出場し、決勝進出を目指すほか、アイスホッケー女子は決勝が行われ、宿命のライバル、カナダとアメリカが激突する。

■2月17日(木)主なライブ配信
・フリースタイル男子/女子ハーフパイプ 予選 10:25 - 15:13
・カーリング女子 予選リーグ 第12試合 日本 vs スイス 15:00 - 18:03
・フィギュアスケート女子 フリー 18:55 - 23:13

※ライブ配信予定は追加・変更になることがあります。随時更新されますので「gorin.jp」にて最新情報をご確認ください。