大泉洋『元彼の遺言状』で綾瀬はるかと初共演「絶対面白いやつ!」

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大泉洋が、綾瀬はるか主演の4月スタートの痛快リーガルミステリードラマ『元彼の遺言状』(フジレビ系、毎週月曜21:00~)に出演することがわかった。10年ぶり月9出演、綾瀬とは初共演で、巨額の遺産を狙うミステリアスな役どころに挑む。

本作の原作は、宝島社主催の2021年第19回『このミステリーがすごい!』大賞で大賞を受賞した新川帆立による同名小説。主人公の元彼・森川栄治が残した「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言を受け、主人公が依頼人と共謀して遺産を狙う破格の遺産相続ミステリー作品。

そんな話題作を綾瀬主演で、女性弁護士がミステリーを解決するという異色の痛快推理劇として映像化。原作の世界観はそのままに、ドラマオリジナルのエピソードも描いていく。

大泉が演じるのは、主人公・剣持麗子(綾瀬)に遺産山分けの提案を持ちかける謎の依頼人・篠田敬太郎。元彼を殺した“犯人”になりすまし、麗子と共謀して巨額の遺産を狙うミステリアスな役どころとなる。

篠田は原作でもストーリーのカギを握る重要人物として登場するが、ドラマ化に当たりキャラクターをより深化させ、麗子と行動を共にする“相棒”として描写。猪突猛進で勇猛果敢な麗子と、優柔不断でヘタレな篠田という異色のバディが、巨額な遺産と栄治の死の真相に迫っていく。

篠田は、栄治が暮らす軽井沢の別荘の管理人を務め、病気がちな栄治の面倒を見ながら居候させてもらっている男。栄治にとっては大学時代のサークルの先輩であり、かつて麗子とも会ったことがあるようだが彼女は全く覚えていない。

自分のことを覚えていない麗子にムッとすることなく優しく対応する篠田は、物腰が柔らかくたたずまいもスマートで、その人畜無害な様子に麗子も一定の信頼を寄せるように。昔からミステリー小説が大好きで、ミステリー作家を目指しているとのことだが、定職に就かずブラブラしている篠田の過去を、栄治亡き今となっては誰も詳しくは知らず、人目の付かない栄治の別荘に身を置く理由が他にもありそうで……。

ある朝、篠田は栄治が部屋で椅子にもたれて亡くなっているのを発見。死因は風邪をこじらせての病死と診断された。栄治には巨額の遺産があり、「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残し、遺産額はなんと1080億円。

篠田は、栄治とかつて交際していた麗子に連絡し、遺言状の詳細を麗子に説明。巨額の遺産に心が揺れ動いた麗子は、遺産の山分けを条件に「完璧な殺害計画を立てましょう。私があなたを殺人犯にしてあげる」と約束する。遺産目当てで始まった麗子と篠田の計画は、栄治の過去をひもとくにつれ、次第に栄治の遺言に隠された本当のメッセージが明らかになっていく。

栄治は本当に病死なのか、それとも――。パンドラの箱を開けてしまった麗子と篠田をさらなる悲劇が待ち受け……。本作は原作と違うエンディングを迎えるそうで、この事件の後も麗子と篠田がタッグを組み、数々の事件を解決していく。

大泉がフジテレビの連続ドラマに出演するのは月9ドラマ『ラッキーセブン』(2012年)以来、実に10年ぶり。綾瀬とは今作で初共演となり、国民的スターである大泉と綾瀬の2人が、どんなふうに魅力的なバディを作り上げていくのか期待が高まる。

また、演出の鈴木雅之は、大泉がテレビドラマ初主演を務めた2006年放送の新春スペシャルドラマ『おかしなふたり』でメガホンを取っており、今回16年ぶりに再タッグを組む。

<大泉洋 コメント>
今回のお仕事は“楽しみです!”以外に言葉が見つかりません! 綾瀬はるかさんとの共演、なんて面白そう! 鈴木雅之監督、16年前、まだ右も左も分からない私を主演にしてドラマを撮って頂いて以来です。今までにも数々の名作を撮ってきた監督が綾瀬はるかさん主演でミステリードラマを撮る。絶対面白いやつです! そこに私も出させていただけるなんて、もうもうもう、犬なら延々と、尻尾追っかけて回ってるんじゃないかというくらい楽しみです。頑張ります!!

<演出・鈴木雅之(フジテレビ第一制作部)コメント>
大泉さんは、大泉さんにしか出せないキャラクターを持ってらっしゃる。他の方には代えがたい魅力があります。綾瀬さんと大泉さんというバディはとても魅力的ですよね。大泉さんがどんなキャラクターを演じられるのか注目度は高いでしょうし、いい作品になるようスタッフみんなで頑張りたいと思います。