モーグル堀島行真、日本勢初メダル!高梨沙羅は4位『北京オリンピック』<ふりかえり>

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北京オリンピック』2月5日は、フリースタイルスキー男子モーグル、12人に絞られた決勝2回目が行われ、エース堀島行真が銅メダルを獲得した。堀島のほか、日本勢は平昌五輪の銅メダリスト・原大智と初出場の杉本幸祐が出場した。

決勝1回目で堂々たる滑りを見せ、原、堀島を抑え、2位で進出した杉本だったが、決勝2回目は得点が伸びず9位。原は悔しさをにじませながらも「自分の中でいいランが出来た」と振り返った。

今大会を最後にモーグルからの引退を表明している原は、決勝2回目でも安定したターンと攻めの滑りを見せたが、結果は7位で決勝にあと一歩届かず。「自分的にはベストランをしたと思う。最高のオリンピックです。すごく楽しくやれた。周囲の支えに感謝している」と満面の笑みと感謝の言葉でラストランを終えた。

決勝3回目は、予選から攻めのターンとスピードに乗った滑りで好調さをアピールしたバルター・バルベリ(スウェーデン)が、絶対的王者のミカエル・キングスベリー(カナダ)を抑え、スウェーデン勢初の金メダルを獲得。日本勢でただ1人決勝に進んだ堀島は、第2エア手前でターンが乱れるも、迫力のあるエアで挽回し、見事銅メダルを獲得。北京五輪の日本勢メダル第1号となった。

レース後のインタビューで堀島は「最低限、3位表彰台を掲げて挑んだので、それが達成できてよかった。ミスをしたけれど、自分の全部が出せたと思う。メダルが確定した時はほっとした。本当の夢は金メダルなので、またここから競技を頑張りたい」と銅メダル獲得に涙を浮かべた。

メダル最有力候補のマリタ・クラマーを欠く中での戦いとなったスキージャンプ女子ノーマルヒル。高梨沙羅は1回目をK点超えの98.5mを飛んで、108.7点で5位につける。2回目のジャンプで100mを飛び115.4点とスコアを伸ばすも、スロヴェニア勢の高い壁に阻まれ、4位とメダル獲得はならず。日本勢は伊藤有希が13位、勢藤優花が14位、岩渕香里が18位となった。

また、スキージャンプ男子は個人ノーマルヒルの予選が行われ、小林陵侑が日本勢トップの4位で決勝進出。佐藤幸椰小林潤志郎中村直幹の日本勢も揃って決勝進出を決めた。スピードスケート女子3000mは、5種目にエントリーしている高木美帆が6位、佐藤綾乃が9位となった。

アイスホッケー女子グループBは、初戦を白星発進で勢いに乗る「スマイルジャパン」がデンマークに6-2と快勝し、2連勝で決勝トーナメント進出に近づいた。ショートトラックは、男子1000mで吉永一貴が、女子500mで菊池純礼が準々決勝に進出したが、混合ダブルスは初戦敗退となった。

民放テレビ局のオリンピック公式動画配信サイト「gorin.jp」および、民放公式テレビポータル「TVer」では、大会の模様をライブ&ハイライトで配信する。

※ライブ配信予定は追加・変更になることがあります。随時更新してまいりますので、最新情報をご確認ください。

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