『北京オリンピック』は3日、アイスホッケー女子「スマイルジャパン」が日本勢の初陣を切り、スウェーデンに快勝。フリースタイルスキー男女モーグルの予選が行われ、日本の4選手が決勝進出を決めた。そして本日4日、開会式が行われ、いよいよ本格的に大会の幕があがる。
この日は日本勢のトップを切って、アイスホッケー女子「スマイルジャパン」が登場。初戦の相手は3大会連続でスウェーデンとなった。過去2大会では敗れた相手に、日本は小池詩織のゴール先制に成功。第2ピリオド開始直後に追いつかれるが、第3ピリオドに浮田留衣のゴール勝ち越し。さらに終了間際、GKを外して6人攻撃をかけた相手の無人のゴールに、米山知奈がダメ押しの3点目。日本が3度目の正直で、スウェーデンから勝利を挙げた。
メダルが期待されるフリースタイルスキー男女のモーグルがスタート。この日は予選1回目が行われた。女子は川村あんりが5位、星野純子が6位で決勝1回目に進出。住吉輝紗良は15位、冨高日向子は18位となり、11位以下が出場する予選2回目に回った。また、男子は杉本幸祐が6位、原大智が8位で決勝1回目に進出。堀島行真は16位、松田颯は18位で予選2回目に回ることとなった。
そして、4日の夜は、2008年の夏季大会でも使われた北京国家体育場、通称「鳥の巣」で開会式が行われ、冬季大会史上最多となる109種目でメダルが争われる。
それに先立ち、フィギュアスケート団体がスタート。この日は男子シングルのショートプログラムが行われ、宇野昌磨が出場する。8日から始まる男子個人シングルへ向け、どの程度コンディションが上がっているかにも注目したい。
これに加え、小松原美里／小松原尊 組がアイスダンスのリズムダンスに、そして日本人同士で史上初のグランプリファイナル出場を決めた三浦璃来／木原龍一組がペアのショートプログラムに臨むことになる。日本はこれまで苦手としてきたペアとアイスダンスの強化に成功しており、この日のパフォーマンス如何では、団体でのメダル獲得が一気に現実的なものとなる。
この他では、既に開幕しているカーリング混合ダブルス予選リーグの第5試合と第6試合が行われ、リーグ戦中盤の趨勢が明らかとなる。
