松本潤“チカラ”、長尾謙杜“託也”が抱えるヤングケアラー問題に向き合う

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松本潤が主演を務める木曜ドラマ『となりのチカラ』(テレビ朝日系、毎週木曜21:00~)の第2話が、1月27日に放送される。また、このほど第1話の見逃し配信数が、テレビ朝日で歴代2位となる185万再生を突破した(※1/25現在。TVer、テレ朝動画、GYAO!合算値 テレビ朝日調べ/歴代1位は『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』シリーズ)。

思いやりと人間愛だけは人一倍、だけど何をしても中途半端で半人前=中腰な男、中越チカラ(松本)が、同じマンションに住む住人たちの悩みを解決し、やがてそのマンションがひとつのコミュニティとなって強い繋がりを持っていく姿を描く社会派ホームドラマ。遊川和彦が脚本を手掛け、上戸彩松嶋菜々子小澤征悦といった豪華キャストが集結する。

第1話では、マンションに引っ越してきた松本演じるチカラがさっそく隣人・木次家(学:小澤、達代:映美くらら、好美:古川凛)の不穏な様子を察知。「娘さんが虐待を受けているのかも……」と感じたチカラは、彼らの心を救おうとアレコレ思案。

妻の灯(上戸)に止められながらも思い切って歩み寄ったチカラは、閉ざされていた好美の心をほんの少し、開放してあげることに成功。木次家の問題やマンション内の人間関係は一足飛びには解決しないが、チカラの持ち前の一生懸命さが徐々にみんなの心を開いていくのだろう、と予感させるスタートを切った。そしてTwitterでは、放送中に世界トレンド1位、日本トレンド1位となり話題となった。

第2話で、チカラは、上の階に住む柏木清江(風吹ジュン)と高校生の孫・託也(なにわ男子長尾謙杜)が抱える問題に向き合うことに。震災で両親を失って以来、清江に育てられてきた託也。そんな託也が受験を控えた時期に、清江に異変が……。託也の顔がわからなくなったり、ボヤ騒ぎを起こしてしまったりと、認知症の進行による兆候が多く見られるようになってきたのだ。

自分を育ててくれたおばあちゃんを大切にしたいという思いと、「なぜ自分ばかり」という思いの狭間で葛藤する託也。そして孫に迷惑をかけたくないという思いを抱き、思い悩む清江……。そんな柏木家の2人のために、チカラは第1話とはまた違った、新しい方法、切り口で立ち向かい、事態を解決へと導いていく。

記者会見などでは、松本や他の出演者たちから「とにかくさわやか」と評されていた長尾。そんな“さわやか担当”長尾と風吹が、ヤングケアラーという現代社会が抱える問題を優しくも温かく体現する。

そしてこの問題にチカラがどのように向き合い、どんな解決策を導き出すのか――。今後もチカラはこの個性的な住人たちのそれぞれの心に寄り添い、どんどん“モンスター化する隣人関係”に辛抱強く向き合っていく。

<第2話 あらすじ>
ある朝、のんびり朝食をとっていた中越チカラ(松本)一家は、上の部屋から「助けて!」という声を聞く。

様子を見に行こうかどうしようか……とチカラが中腰になって悩んでいたところ、「どうせ行くんでしょ」と妻・灯(上戸)に背中を押され、チカラは上の階へ駆けつける。すると、廊下に出てきた503号室の柏木清江(風吹)が「うちに知らない男がいるの。きっと強盗よ」と訴えてくる。恐る恐る部屋に入ったチカラだったが、そこにいたのは清江の孫の託也(長尾)のみ。チカラがその状況に戸惑っていると、託也は突然強盗のフリをし始め、そのまま部屋を出ていってしまう。

その後、託也から清江が認知症であることを聞き、ようやく腑に落ちたチカラ。託也が受験を控えた高校生でありながら1人で清江の面倒を見ていることに感心しつつ、同時に手の震えを必死で抑えようとしている様子が、チカラは気になっていた。

託也から「祖母には今日起きたことは言わないでください」と言われていたものの、「孫に何かしてしまったのでしょうか」と思い悩む清江を見かけたチカラは、またしても放っておくことができず、週末にホームパーティを開き、清江と託也を招待することを灯に提案する。その提案は即刻却下されるが、買い物を忘れてしまった清江と灯が偶然会い、そのまま中越家で夕食をとることに。その席で、清江の介護に関する資料を手渡そうとしたチカラだったが、清江にも託也にも「余計なお世話」だと言われてしまう。

もう清江たちのことに首を突っ込むのはやめようと、チカラが心に決めた矢先、清江が姿を消してしまい……!?