吉沢亮が“クセのすごい”復讐代行業を怪演『GIVER 復讐の贈与者』TVerで配信中

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吉沢亮が主演を務めた連続ドラマ『GIVER 復讐の贈与者』(テレビ東京系、2018年)が、民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」にて期間限定で配信されている。

現在TVerでは12月10日より「TVerフェス!WINTER2021」と題し、放送局の壁を超え、100本以上のタイトルが集結した「冬の贅沢ドラマ100本」に加え、「高畑充希ドラマ特集」「浜辺美波ドラマ特集」「バラエティ傑作選」「人気10番組スピンオフ特集」「アニメ大特集」など、各ジャンルから選りすぐりの約200タイトルを強力ラインナップ。すべて無料で楽しむことができる。

本ドラマは、日野草による同名小説シリーズを原作とする復讐劇ミステリー。吉沢演じる、生まれつき感情が欠落した復讐代行業の男、義波(ぎば)を主人公に、復讐する側と復讐される側の人間模様を描く。

ミステリードラマと銘打ちつつ、毎回のコミックのような荒唐無稽な演出と猛烈なスピード感でストーリーは進行。ときおり時事ネタを取り込んだパワーワード満載の台詞など、思わずニヤリとしてしまう小ネタが随所に散りばめられていたかと思うと、凄惨な流血シーンも。そんななか、無表情と狂気の笑みを交互に浮かべる義波の存在が、ドラマにおける狂言回しの役割として強烈な存在感を放つ。

吉村界人高橋努板尾創路など、登場するゲスト陣も個性派揃い。毎話ごとに挿入される「立ち回りながらの回想シーン」もなかなかにクセが強く、インパクトを残す。さらには「復讐」の目的として示されるものも、思わず「?」となってしまうような難解なものばかり。とにかくドラマ全体が謎、謎、謎にまみれている。

毎回ドラマのラストに登場し、義波による「復讐劇」を見届けるのは、義波が所属する復讐代行組織「サポーター」の面々。結成者である謎の無表情な少女、テイカー(森川葵)をはじめ、彼らにも何か秘密があるようなのだが、はたして……。