松井大輔のフットサル挑戦に三浦知良も「面白いね」とエール!

松井大輔
松井大輔

10月16日に放送されたサッカー番組『FOOT×BRAIN』(テレビ東京系、毎週土曜24:20~)は、元サッカー日本代表・松井大輔のフットサル転向を特集。MCの勝村政信や、解説の福田正博らとトークを繰り広げながら、松井のフットサルデビュー戦にも密着した。

この日は、今年9月にフットサル転向を発表した松井がスタジオにゲスト出演。まずは、いくつものクラブを渡り歩いてきた松井の軌跡を振り返った。京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)で18歳のときにデビューした松井は、以来、日本を含め、6か国12のクラブでプレーしている。片渕茜アナウンサーから「(こんなにクラブを)渡り歩くと思っていましたか?」と聞かれた松井は「いや、思ってなかったですね」と返答。「中村憲剛とか、ワンクラブってかっこいいなと思うんですよ。いいな~って思うんですけど、たぶん自分に合ってないんでしょうね」と、川崎フロンターレで18年間プレーし続けた中村の名前を挙げた。

松井大輔の軌跡を振り返る
松井大輔の軌跡を振り返る

松井は、京都パープルサンガを経て、23歳でフランスのル・マンに移籍。他にも、ブルガリアやポーランドなど、日本では馴染みの薄い国のリーグでもプレーしている。「印象深かったチームは?」という質問に松井が挙げたのは、2010年に所属したロシアのトム・トムスク。練習はマイナス22度という過酷な環境下で行われ、脳みそが凍ってしまうほど危険な寒さだそうで、松井は「汗が瞬間的に凍るんですよ」と回顧。一方で、一番辛かったのは気温が50度にも達したW杯予選のオマーン戦だったという。これには勝村も「50度からマイナス22度。これだけの差を経験しているサッカー選手ってなかなかいませんよ」と舌を巻いていた。

そんな松井が、次の舞台に選んだのがフットサルだった。松井は、昨シーズンまで所属していたベトナムのサイゴンFCを退団して帰国。フットサルチームのY.S.C.C.横浜とプロ契約し、Fリーグに参戦した。

松井大輔
松井大輔

実は、サイゴンFCを最後に引退を考えていたという松井。スタジオでは、「僕としては、40歳で辞めようと思っていたんです。海外で辞められれば、それでいいやと思っていたんですよ」と打ち明ける。しかし、コロナ禍によって、試合が中断。不完全燃焼でサッカー人生の幕を下ろすことに疑問を持った松井は、「最後は楽しく終わりたいっていうのがあったんでしょうね。だから、もう一回お願いしますっていう」と、現役続行を決意する。

しかし、なぜサッカーではなくフットサルだったのか。松井は「Jリーグでもやりたい気持ちもありましたけど、40歳になって、いろいろな経験をして、違う視点からステージを変えてサッカー選手として進むのはどうだろうと思ったので、決めました」と、心境を明かした。

また、福田からサッカーから離れることの寂しさを問われると、「二刀流もあるかもしれないじゃないですか」とニヤリ。Y.S.C.C.横浜はサッカーでもJ3に所属しているため、サッカー選手としてピッチに立つ可能性もあることを示唆した。さらに、「僕、副業OKなんですよ。テレビも出させてもらえますし、コーチとしていろいなところに顔も出せるかもしれない」と、活躍の幅が広がることを説明。選択肢を広げるために、フットサルを選んだことが松井の口から語られる。

勝村政信、松井大輔
勝村政信、松井大輔

そして松井は、フットサル転向にあたり、サッカー人生の指針としていた2人の選手の名前を挙げる。その選手こそ、日本サッカー界のレジェンド・キングカズこと三浦知良と、永遠のファンタジスタ・中村俊輔だった。松井は「お二人には、移籍だったり、プレーのことだったり、相談をいっぱいしましたね」と告白。「お二人がいなければ今の自分はないと思います」と言い切った。

また、フットサル転向を三浦に電話で報告したそうで、その際のエピソードも飛び出した。松井は「『面白いね』って第一声が。『大輔らしいね』って」と三浦とのやり取りを明かし、「『またサッカー一緒にできればいいから。じゃあ、おこしやす京都に集合で』って、軽いノリでしたね」と続けた。この三浦ならではのエールには福田も「カズが言うから、説得力もあるし、背中を押してくれる」と感心。松井も「俊さんもカズさんもずっとサッカーが好きな子供です」と笑顔を浮かべた。

番組では10月8日に行われた松井のフットサルデビュー戦にも密着。現在4位のY.S.C.C.横浜と、3位の湘南ベルマーレの試合には、600人以上の観客が集まった。ベンチスタートとなった松井だが、前半18分にコートへ。得意のドリブルやシュートを放ち、積極的にゴールを狙うが、激しい攻守の入れ替わりなど、サッカーとは異なるフットサル特有のスタイルに確かな爪痕を残すことはできなかった。しかし、松井は「自分としては楽しかったですし、もっとプレーしたい」と前を向く。

これまで積極的なプレーで未来を切り開いてきた松井は、W杯へ向けたアジア最終予選を戦う日本代表にも言及。序盤で2勝2敗と崖っぷちに追い込まれたことについて、「最終予選は本当に難しいんですよね。だから、頑張ってとしか言いようがない」とエールを送り、「内容がどうであれ、勝ち点3を追い求めていかないといけない。最終予選に関しては、守ってくるチームがほとんどなので、そこをこじ開けないといけない」と、ガードを打破する力と個性を持った選手の必要性を指摘した。

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