竹中直人、ストイックな役作り!?「瞬きをしないで3週間…」

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田中圭が主演を務めるHuluオリジナル『死神さん』(全6話/毎週金曜、新エピソード配信)が、9月17日(金)からHuluで独占配信スタート。第伍話に、儀藤堅忍(ぎどう・けんにん/田中)の相棒役として、竹中直人が出演する。

本作は、大倉崇裕の同名小説「死神さん」(幻冬舎文庫)を原作にした痛快ミステリードラマ。“死神”と呼ばれる再捜査専門のクセモノ刑事・儀藤が、事件ごとに相棒を替えながら冤罪事件を再捜査し、徹底的かつ真摯に真実を明らかにしていく姿を描く。

竹中が演じるのは、元刑事の米村誠司(よねむら・せいじ)。米村は10年前に発生した児童誘拐事件の捜査中に被害者の父親との間にある因縁があったことから、一時は容疑者として浮上していた、いわくつきの人物。現在は警察を辞め、認知症の妻を介護しながら暮らしているが、10年服役していた男性が無罪となって釈放されたことから、現職から退いているにもかかわらず、儀藤の再捜査の相棒に指名される。実は米村は、10年間持ち続けた“ある疑念”と、愛する妻にも言えない自身の秘密を抱えていて……。

米村役について竹中は「人の顔をじっと見ると、その人が嘘をついているかどうか、すぐに分かるというスーパー能力を持った元刑事なので、役作りには6週間ほど時間をかけました。瞬きをしないということが大事だと思い、瞬きをしないで3週間ほど生きてみようと決意しましたが、やはりそれは絶対無理だと気づき、きっぱり止めました!」と冗談を交えながらユーモアたっぷりに語り、ドラマの見どころについては「(儀藤役を演じた)田中圭ちゃんです。とてもチャーミングというか独特な喋り方のトーンがとても魅力的! あの声とあの身体で近づいてこられると、たまったものではありません!(笑)」と田中をベタ褒め。

儀藤堅忍(田中圭)、米村誠司(竹中直人)
儀藤堅忍(田中圭)、米村誠司(竹中直人)

その田中は「竹中さんとは、くだらない台詞や何でもないやりとりが、めちゃくちゃ面白くなっちゃうんですよ。真剣にやっているんですけど、笑ってお芝居にならないっていうのをやってしまって……(笑)。何度も共演させていただいていますが、また一緒に作品ができて、嬉しかったです」とコメント。田中によると、竹中は儀藤の風貌やポーズを気に入っていたそうで、竹中の口からは「この作品がシリーズ化するのなら是非私が、ニセ儀藤として新たなキャラクターで登場したいです。本物の圭ちゃんの儀藤はいっぱい喋るので、ニセ儀藤はほとんど無口な儀藤として顔圧、目圧で登場したいと必死に売り込んでいます!」との野望も。

第伍話のPR映像では、容疑者として浮上した自分をいまだに真犯人だと思っている人が多いのに……とためらいながらも、再捜査に協力する元刑事の米村。「この10年、もしかしたら……と思っていたんだ」と、胸の中にずっと秘めていた疑念を涙ながらに口にする米村の切ない思いが溢れた内容となっている。

事件ごとに替わる儀藤の捜査のバディも大きな見どころの本作。警察組織が掘り返されたくない事件の証言と証拠を徹底的に洗い直して真犯人を検挙するため組織内で嫌われている儀藤だが、そんな彼の相棒となる者もまた疎まれ、出世の道を閉ざされてしまう運命にある。はじめは儀藤に振り回されながら再捜査に加わっていた相棒たちも、事件の真相を徹底的に追い求める儀藤の姿に触れ、次第に自身の考えや生き方を変えていくことになるのだが……。果たして米村にはどんな結末が待ち受けているのか――。

<竹中直人 コメント>                          
圭ちゃんとは、よくご一緒させて頂けています。縁があって本当に嬉しいです。私の役は(米村誠司)人の顔をじっと見ると、その人が嘘をついているかどうか、すぐに分かるというスーパー能力を持った元刑事なので、役作りには6週間ほど時間をかけました。瞬きをしないということが大事だと思い、瞬きをしないで3週間ほど生きてみようと決意しましたが、やはりそれは絶対無理だと気づき、きっぱり止めました!しかし、どんな事にも怯まず挑戦する事は大事だと常に思っています。

ドラマの見どころは、(儀藤役を演じた)田中圭ちゃんです。とてもチャーミングというか独特な喋り方のトーンがとても魅力的! あの声とあの身体で近づいてこられると、たまったものではありません!(笑)。見どころですか? それはあまりにもどくとくな圭ちゃんの佇まいに尽きます。もし、この作品がシリーズ化するのなら是非私が、ニセ儀藤として新たなキャラクターで登場したいです。本物の圭ちゃんの儀藤はいっぱい喋るので、ニセ儀藤はほとんど無口な儀藤として顔圧、目圧で登場したいと必死に売り込んでいます! よろしくお願い致します!

<第伍話あらすじト>
エンジェル伊藤事件の容疑者として逮捕された南川メイ(前田敦子)の元を儀藤(田中)が訪れるが、儀藤にメイの事件を再捜査するつもりなど毛頭なく、メイは憤激する。儀藤が気にしているのは東祖師谷児童誘拐事件。拘留されていた小木曽光三が10年ぶりに釈放されていた。儀藤が再捜査の相棒に選んだのは、既に警察官を退職していた米村誠司(竹中)という元刑事であった。米村は誘拐捜査の最中に、容疑者として浮上したこともある、いわくつきの人物でもあった。誘拐事件にはいくつかの不審な点があった。誘拐された児童の父親・河田徹(野添義弘)が犯人と裏取引して子供を取り戻していたこと。事件が明るみに出たのは、子供を取り戻した後に、警察署にかかってきた通報電話であったこと。河田はカルトまがいの集団の指導者であったことなどであった。

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