【岡山県】桃太郎は岡山のヒーロー!おとぎ話ではなく本当にあった物語だった!

公開: 更新: 読みテレ
【岡山県】桃太郎は岡山のヒーロー!おとぎ話ではなく本当にあった物語だった!

桃太郎といえば日本を代表するヒーローだが、桃太郎の聖地を主張するのは岡山県だ。河原でBBQを楽しむ岡山県民に聞くと「地元の大先輩やろ!」と自分たちの英雄だと主張。「仮面ライダーよりも桃太郎!」とまで言う。「他県にも桃太郎発祥の地だと言うところはあるけど、岡山は桃太郎はうちのもんと思ってる」桃太郎は岡山県民にとって郷土の誇りなのだろう。

実際、岡山駅前には立派な桃太郎像がある。

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路面電車にはなぜか自転車を漕ぐ桃太郎のイラストが。ナンバープレートには犬・猿・キジのお供を連れた桃太郎がいるぞ。桃太郎保育園の隣には、コーポ桃太郎。

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いかに岡山県民に桃太郎が愛されているかわかる。

桃太郎という名の食堂に行くと「桃太郎うどん」が出てきて、具沢山でおいしそう。気になる黄色く丸いのは、きび団子。肉団子はキジだって!

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でも岡山の桃太郎は伝説で、本当にいたわけではないでしょう?ところが、桃太郎を祀っている吉備津彦神社なるものが実在するという。吉備津彦命という人物が、桃太郎の元ネタだというから驚いた。おとぎ話じゃなかったのか!

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さっそく岡山市内にある吉備津彦神社に行ってみた。神主さんが迎えてくれて「昔話の桃太郎さんのモデルになりました、大吉備津彦命をお祀りしております。」とマジ顔で言ってのけた。実在したのか、桃太郎!「第7代孝霊天皇のご子息でいらっしゃいました」と言うから、やんごとなきお方だったようだ。

そしてさらに奥に案内し「こちらが温羅神社でございます」とおっしゃる。

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温羅とは、吉備津彦命と戦った鬼の名前だと言う。鬼の方も実在したのか!

「桃太郎のお話では悪い鬼と描かれてますが、元々は吉備国を治めていた方なんです」ええー!衝撃の事実!桃太郎が退治した鬼は領主様だったのか?

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「鬼じゃないんです、人なんです」と神主さん。「吉備国にとっては温羅様は大変素晴らしい方なんです」桃太郎のお話を根底から覆す話だ!

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こちらに伝わる本来の桃太郎の物語は、大和朝廷から派遣された弓矢の名手、吉備津彦命が主人公。暴れまわり村を荒らすと言われた温羅を倒すためにやってきた。犬・猿・キジも、それぞれモデルになった部下がいた。温羅の本拠地は鬼ヶ島ではなく、山の上の鬼ノ城。吉備津彦命が放った矢が温羅に命中し、見事退治したのだが、数年後に吉備津彦命の夢に温羅が現れる。「桃太郎、俺は鬼ではないぞ。」

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実は温羅はこの地に製鉄の技術を伝え人々に慕われた渡来人だったらしいのだ。吉備津彦命は、この地を豊かにすることを温羅と約束したという。

岡山キッズはちゃんとこの話を知っていて、「桃太郎は勘違いして温羅をやっつけてしまった」と言う。

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「桃太郎は温羅とちゃんと話し合うべきだった」とまで言うのだから、岡山県民にとって桃太郎はヒーローであるだけでなく、争いごとの平和的解決を考える題材でもあるようだ。

桃太郎のおとぎ話は実際の出来事で、現代に教訓を残すいい話だった。岡山県民はこの物語を大事に伝えていくのだろうな!