【石川県】歌の1番、2番のことを1題目、2題目と言う県があるってなにそれ? ここがオモロイ!「秘密のケンミンSHOW」

公開: 更新: 読みテレ
【石川県】歌の1番、2番のことを1題目、2題目と言う県があるってなにそれ? ここがオモロイ!「秘密のケンミンSHOW」

秘密のケンミンSHOW極」の名物コーナー「ケンミン刑事」。​
高杉亘が演じる刑事・神宮寺剣は容疑者のちょっとした一言から、黙秘していた出身県を当ててしまう。
なぜ出身県をそんなに言いたがらないのか、出身県を当てることにどれほど意味があるのかは、よくわからないけど。

今回は容疑者・向竜哉が、彼の元妻が営業するスナックに逃げ込んだところを逮捕。投資詐欺で10億円騙し取った向はその金の口座は言わないと言う。そして、例によってなぜか出身県も黙秘。署に連行しようとする刑事たちに元妻が「最後に一曲歌わせて」と言い出した。なんだこの展開?

男の方もなぜか「隠し口座は白状する。だから1曲、いや1題目(だいめ)だけ歌わせてやってくれ。」と懇願する。「1題目だけ、2題目までとは言わない。彼女の歌が聞きたいんだ!」なぜあっさり口座を白状するのか?ていうかその「題目」ってなに?頭が二重に混乱する。

この時、神宮寺の耳がピクッと反応。キター!出身県プロファイリング!「ふるさとは、ただひとつ!そこは年間降水時間2,301時間と日本一。工芸技術の分野で人間国宝に認定されている人数、9名で日本一。そして向という苗字が日本一多い!」神宮寺刑事は本当に各県の細かい情報をよく知ってる!そして容疑者の出身県を言い当てる!「君は、石川県民だ!」「なんでわかったんだ!」と崩れ落ちる容疑者・向。出身県を当てられていつもなぜかめちゃくちゃショックを受けるんだよね。

それにしても歌の1番、2番を「1題目、2題目」と言う県なんてあるの?
さっそく石川県に行ってみた。

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童謡「うみ」の歌詞を見ないでどこまで歌えるかを聞いて、「題目」と言うか調べてみよう。

金沢の繁華街にいた女性二人に聞くと「1題目」と本当に答えた。わざと「え?」と聞き返すと何度も「1題目」と二人で言い続ける。1番、2番と言わないのか問うと「そんなの言わないです。聞いたことない。」と全否定。

J2チーム、ツエーゲン金沢を応援に来ていた親子も「1題目くらいしか」と娘さんが答える。お母さんは「3題目まで歌える!」とドヤ顔。

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1番2番では?と聞くと「違う違う、1題目!1番変!」と強めに言われた。

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金沢市内の小学校で校歌を練習していた。
先生が「いつも1題目は元気、3題目もまあまあ元気。2題目がちょっと自信ない。」と指導していた。やはり、ここでも「題目」が使われている。そこで生徒たちに教科書を見せてもらうと「1〜5番」と書いてある。これはどうなのか聞くと「マジか?!」「うそ!」「そんなの見てなかった!」と大困惑。

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「題目」を石川県民は「だいめ」と読んでいるが、他県民は「だいもく」と読むだろう。広辞苑にも「だいめ」には「台目・代目・大目」としかなく「題目」はない。

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この事実を街で会ったサラリーマン風の男性に突きつけたら「なんだと!」と愕然!「ないわ!ないっすわ!」と敗北感に打ちひしがれている。それでも抵抗しようとスマホの変換も確認するのだが「出ねえわ!」と、ついに降参してしまった。

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なぜ石川県では1番、2番じゃなく1題目、2題目なのか。神宮寺が解説する。

「江戸時代、加賀藩の武家の間で伝統芸能、能が盛んだった。能の演目のことを題目(だいもく)と言うが、1日に5つもの演目が上演され、最初の演目を1番目物、次を2番目物と呼んでいた。そしていつしか加賀藩の庶民の間で題目(だいもく)と番目(ばんめ)が合わさり題目(だいめ)という言葉が生まれた。その後、なぜか歌に使われるようになり石川県民の間に浸透していったと言われている。」

なるほど、でも最後に歌に転用されたのは「なぜか」なんだねー。ちなみに隣の富山県でも加賀藩時代の影響で、使われているという。

「そうだったのか!!」と納得する容疑者・向が連行される時、元妻が歌い出した。テレサ・テンの「つぐない」だ。まだ愛をなくしていないことが伝わってグッとくる。泣きながら別れを惜しむ向に神宮寺が言う。「罪を償ったきれいな手で、彼女の涙を拭いてやれ。そして二人で歌うんだ。人生という名のステージで。」

最近の「ケンミン刑事」は最後に神宮寺がカッコいいセリフを言って締める!しびれるなあ。こっちまで泣いちゃうじゃないか!でも今回1番印象的だったのは、広辞苑を見て「なんだと!」と男性が愕然とした瞬間だったけどね!

【文:境治】