【そこまで言って委員会】自民党は野に下るべき?日本の争点を政治は解決できるのか!

公開: 更新: 読みテレ
【そこまで言って委員会】自民党は野に下るべき?日本の争点を政治は解決できるのか!

日本には今、様々な争点がある。少子化対策や防衛費などで大増税は避けられないのか。憲法9条の改正論はどうなるのか。労働人口を確保するには移民受け入れは避けられないのか。5月28日放送の「そこまで言って委員会NP」では「避けては通れない日本の争点・徹底討論スペシャル」と題してこうした争点を議論した。先述の3つの争点を議論した後、論客たちに「先送りしてはいけない日本の争点」を挙げてもらった。

竹中平蔵氏(慶應義塾大学名誉教授)は「東京を政府直轄に」と主張。
「東京はやはり特殊な自治体。例えば規模の小さい鳥取県に比べると人口も税収も20倍。大阪府と比べても4倍ある。それを地方自治法の同じ枠内で縛るのは無理。結果的に東京の知事はなくなって、東京都担当大臣を置けばいい、となると思う。」
田嶋陽子氏(元参議院議員)は「男女対等になれば少子化も解決」と回答。
「日本はやっぱり男の人の給料で家族を養ってやってきたが、もう限度がある。 女の人もきちんと働いて、共働きで2人で家庭運営していく。そして幼稚園や保育園を完璧にする。女の人だけに育児や介護の負担がかからないようにする。男女両方の稼ぎでこの国が運営されたら、今までの倍豊かになる。これまでの問題は解決する。」
須田慎一郎氏(経済ジャーナリスト)が丸田佳奈氏(産婦人科医・タレント)に振る。
「丸田先生の家は男女平等だから、お子さんもたくさん生まれている。」
丸田氏はこう応じる。
「2人だから、多くはない。やはりもっと欲しい。子育ては楽しいし、何人も欲しいが、考えないといけないのは、お金。子育てが楽しいだけでは、現実的には厳しい。」
そこへ青木和弘氏(政治ジャーナリスト)が意見を述べる。
「男女対等が“男のように女性も働ける”じゃなくて、“女性が働きやすいように男も働き方を変える”社会の構造改革が必要だ。」これには一同賛成ムード。

岩田明子氏は「原発再稼働問題」を争点に挙げた。
「電気代も高騰している。気候変動、 環境問題を考えれば、避けて通れない問題だと思う。だが議論なしで、『総理の決断だ』ということで指示を出したり、今年の2月には次世代原発へのリプレースと既存原発の運転延期を 突然閣議決定した。手続きを省くのはやめてほしい。」
番組議長・黒木千晶アナが賛同。
「結構岸田内閣はしれっと大事なこといっぱい決めている。」
岩田氏が安倍晋三元総理の話を持ち出す。
「全部総理の決断ということで進んでいくが、安倍内閣では徹底的に、消費税の時もクルーグマンまで呼んで議論していた。いろんな人に意見を聞いて。そんな手続きが全然見えない。それは恐ろしいことだ。」
須田氏が安倍氏の話に乗っかる。
「安倍氏が何かを決断しようとすると、世論からバッシングにあって岸田氏が決断すると誰も文句言わない。おかしくないか。」
岩田氏が嬉しそうに言う。
「スターは叩かれる。」
須田氏もさらに乗っかる。
「岸田氏は三文役者だから。」
黒木アナが話を戻す。
「議論が見えないから、重大なことが決まっているように見えない。」
岩田氏も再び岸田首相を批判。
「ぬるっと決まっていく。トマホークを買う時もそうだった。で、トマホークが本当に必要かの議論は全然聞こえてこない。」

竹田恒泰氏(作家)も不満を述べる。
「LGBT法案も自民党の中で反対意見は出ているのに、全会一致で一任といきなり進んでいく。」
岩田氏が嘆く。
「闘う政治家が減っているのは間違いないと思う。」
竹中平蔵氏も岸田評を語る。
「岸田内閣の1つの特徴は、外交に力を入れていて内政はかなり霞が関に任せていること。霞が関で委員会がたくさんできて、どこで何が議論されているかわからない。それで、ぬるっと決まっていく。ある意味で不思議な政権。」
龍崎孝氏(流通経済大学教授)も当然とばかりに岸田批判に回る。
「岸田政権は評価できない。各論的に配慮し支持率を上げている。外交も古い世代の人たちに迎合する形で、韓国との融和も進めている。トータルな方向性はない。それを徹底した現実主義といういい加減な言葉で威張っている。審判を受けるべき。選挙をやった方がいい。」
選挙の話を竹田氏が広げる。
「次の選挙が日本の将来を占う重大な選挙になる。 維新の会が全選挙区に候補者を立てると関西で公明党が壊滅状態になる。立憲民主も壊滅的に減らす。野党がダメ過ぎて、自民が勝つ。なんか悔しい。大したこともやってないのに、野党がダメなだけでまた信任される。もう党は信用できない、人だ。信用できる党なんかない。1人1人が、日本を託せるかどうか。自民党は、もう1回野に下ってほしい。」
後半はどんどん岸田首相への批判が掘り下げられる展開になった。いずれにせよ、日本の争点はどれもこれも結論が見えない。現政権にはしっかりしてほしいものだ。

【文:境治】