トランスジェンダーのパティシエが残したメッセージ「マカロンはマカロン」に込めた思い:シェフは名探偵

テレ東プラス

【第4話の3行まとめ】
・三舟のフランス修業時代の仲間が、女性パティシエとともに来店。
・数日後、パティシエは焼き菓子とメモを残し、姿を消す。
・残された「マカロンはマカロン」というメッセージの意味とは!?

すぐにお節介を焼いてしまうシェフが、人並み外れた洞察力と推理力で訪れた客の謎を解くグルメミステリードラマ「シェフは名探偵」(毎週月曜夜11時06分放送/テレビ東京ほか)、第4話を振り返る。

町の小さなフレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」。店のメンバーは、シェフの三舟、スーシェフ(副料理長)の志村洋二(神尾佑)、ソムリエの金子ゆき(石井杏奈)、ギャルソンの高築智行(濱田岳)。

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ある日、男性客がワイングラスに手を引っかけテーブルから落としてしまった。客は、ギャルソンの高築がテーブルの端にグラスを置いたせいだと言いがかりをつけ、謝れば許してやると居丈高だ。「してないことで謝ることは、できかねます」と拒否する高築に代わって志村が頭を下げたが、高築はどうしても納得できない。

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その日、三舟が以前働いていた店の後輩・南野(青柳翔)も来店していた。南野は「パ・マル」の近くに店を出したという。料理人としてのプライドをかけ「ここには負けない料理を出す」とライバル心むき出しの南野に、高築はハッとする。

対して、三舟はSNSで「パ・マル」の料理への批判的な書き込みを見つけても何も言わない。ヴィーガンの客の要望には、フランス料理には欠かせない素材も変え応じていた。

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「三舟シェフにはフランス料理人としてのプライドはないのかもしれない......」

高築は、三舟に不信感を抱くのだった。

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フランス時代、三舟と同じ店で修業していた・羽田野鈴子(澤田育子)が「パ・マル」を訪れる。羽田野は料理人を引退し、現在はフランス料理レストランを3軒経営しているという。そのうちの1軒、従業員が全員女性のレストランで働くパティシエ・岸部彩香(イシヅカユウ)とともに来店していた。しかし、岸部は料理人にはふさわしくない濃いめのメイクに、香水もつけている。羽田野は、今後は改めるよう岸部に注意する。

数日後、再び羽田野が「パ・マル」にやって来る。岸部が突然姿を消してしまったというのだ。羽田野には理由がまったく分からない。手がかりは、岸部から送られてきたお菓子の箱詰めだけ。中には、何の飾り気もない焼き菓子に、「マカロンはマカロン」と書かれたカードが添えられていた。

実家の連絡先を知らなかった羽田野は、岸部が以前働いていたホテルに問い合わせた。すると、"岸部彩香"という女性がいたことはなく、"岸部"という男性なら働いていたという。

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三舟は、岸部が送ってきた焼き菓子とメッセージ、そして店を訪れた際の岸部の様子から、ある結論に思い当たる。

「もしかしたら、岸部様はトランスジェンダーなんじゃないでしょうか」

三舟は、岸部の秘めた苦悩をひも解いていく。

また、三舟VS南野、フランス料理人のプライド対決も。三舟は、ヴィーガン用料理をリクエストする客に、フランス料理の常識を覆す無理な注文にも関わらず料理をアレンジして提供。三舟が作った「スープ・オ・ピストゥ」を口にした客は、南野の店の方がコクがあったとささやき合う。実は、南野の料理は......!? そして三舟のフランス料理人としてのプライドとは!?

さらに、何度か三舟を訪ねてきていた謎の美女・上原美里(橋本マナミ)の正体も明らかに!上原は探偵で、失踪した三舟の父親を捜していたのだ。三舟と父の関係にも注目!

ソムリエ・金子ゆきの今週の一句

「ビストロ・パ・マル」のソムリエ・金子ゆきは俳句が趣味。ここでは、金子の今週の一句を紹介していきます。

最近、ヴィーガンの客が増えてきた。ここで一句!

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Paraviでは、ドラマ「シェフは名探偵」の前日端を描いたオリジナルストーリー「ソムリエは迷探偵」も配信中!

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次回7月5日(月)放送のドラマ「シェフは名探偵」第5話は?

第5話
金子ゆき(石井杏奈)が恋人の転勤を理由に辞めてしまう。三舟忍(西島秀俊)が引き留めなかったことを知った高築智行(濱田岳)は怒りを露わにする。そんな金子を欠いた『パ・マル』に元常連の館野が来店。再婚するという。また2日連続来店した脇田は妻の由美子が家出して落ち込んでいた。新たに家庭を築く者、音信不通の妻に悩む者――三舟は2組の家族に極上の料理で救いの手を差し伸べる。

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