条件が良すぎるアルバイトには裏がある!? 剥製だらけの屋敷に住む男の革のカバンの正体は...:ゾクッとする怪感話

テレ東プラス

世の中には、変わったアルバイトがたくさんある。大した仕事内容でもないのに、時給が良くて、食事や住む所まで提供してくれる......だが、そんな求人には大方裏があるものなのだ。

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"Mr.都市伝説" 関暁夫がMCを務めるストーリーテリングバラエティ「Mr.都市伝説 関暁夫のゾクッとする怪感話」(毎週金曜深夜0時放送/BSテレ東)。巷でささやかれる都市伝説、人智を超えた超常現象、人間の悪意と狂気......様々なゾクッとする話を人気声優の朗読劇でお届け。

3月5日(金)の放送では、小林裕介(「Re:ゼロから始める異世界生活」ナツキ・スバル役など)と、天﨑滉平(「ヒプノシスマイク」山田三郎役など)が登場。最近は相棒や双子など、密接な関係にある役が急に増えたという二人に、「前世的にお付き合いしてた可能性もありますよね」と関。すると小林に「尽くすタイプですか?」と聞かれた天﨑が「裕介さんになら(笑)」と返し、関が思わず「かわいい〜」と笑顔になる場面も。今回はそんな二人が、奇妙なアルバイトにまつわる怪感話をお届けする。

怪感話#15
「住み込みアルバイト」

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フリーターの小松(天﨑)は、人と会話をするのが苦手で、「もっとはっきり喋りなさい」と言われることも日常茶飯事。アルバイトも次々とクビになっていた。ある時、妙な募集メールが届く。家事手伝いの住み込みアルバイトで食事も支給。応募条件は寡黙な男性。

数日後、駅からタクシーで20分ほどの郊外にある豪邸を訪れると、現れたのは江戸村(小林)と名乗る30代前半の男性。高級そうな革のカバンを持った江戸村は、革が古くなってみすぼらしいので新しいカバンが欲しいのだというが、小松にはどこがみすぼらしいのかわからなかった。

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一人暮らしの江戸村は広い家を持て余し、自分の部屋以外を掃除してくれる人を探していた。様々な剥製が飾られた部屋で、年齢、身長、体重など細かい質問が30分以上続き、小松は翌日から屋敷で働くことに。

小松の仕事は、主に掃除、洗濯、庭の手入れ。庭の畑に生ゴミを混ぜた肥料を撒く仕事は、毎朝の日課だ。一人で誰とも会話せずに進める作業は天職のように感じられ、「ちびっぽ」と名付けたしっぽが短い茶色いブチの猫とも友達に。いつまでもここにいたいと思っていた。

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ある日台風がやって来た。雷雨の中、ちびっぽの様子が心配な小松だったが、江戸村にバレて叱られることを恐れ、外に出られずにいた。翌朝、ちびっぽを探すが、その姿はどこにもない。

数ヶ月が経った頃、ふと部屋を見ると、茶色いブチで、しっぽが小さい猫の剥製が! 剥製は間違いなくちびっぽ。嫌な予感がした小松は、江戸村がいない隙に部屋に忍び込み、見つけた日記を開くと目を疑った。体重や大きさを正確に記した、小松の解体図が書かれていたのだ。全身の皮を剥ぐ工程がびっしりと書かれ、恐る恐る次のページをめくると、カバンの設計図が。

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「もしかして、新しいカバンって......僕!?」

そこに江戸村が現れ、小松が焦って言い訳をすると......

「僕は、喋らない方が好きなんです」

慌てて屋敷を飛び出した小松は、息を切らしてタクシーに乗り込んだ。運転手(小林2役)に行き先を聞かれ「け、警察に......」と答えるが、いつも通りはっきり聞こえなかったようで、聞き返されてしまう。

「え......駅までお願いします」

屋敷でのことを思い返すと寒気がした。面接で座ったソファーは革張り。日記のカバーも革。畑の肥料も、夕飯の残りにしては多すぎる。何かの肉を混ぜていたのでは......。そんなことを考えているうちに駅に着くと、運転手は「しかし、お客さんも運がいい」と奇妙なことを言い始めた。

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「あの家から若い男性が飛び出してくることは、珍しくないんですよ」という運転手。若い男性たちは皆「警察に行ってくれ」と言うのだが、そう言われたら、屋敷に引き返す約束になっているのだと......。

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関、小林、天﨑によるスタジオトークでは、関が今回の朗読劇の裏話を。過去に同じような事件がアメリカで起きていて、エド・ゲインというシリアルキラーが、殺した人たちの遺体を加工して家具や食器を作っていたという。さらに、日本の学校で、本物の人骨で作られた骨格標本が見つかった事件も紹介。海外から輸入したものもあるが、明治時代に医学校で人体解剖の一環として作られた骨の標本もあったそう。

ここで小林が、最近あった不思議な体験を。「出る」ことで有名なスタジオで、休憩時間に廊下を歩いていると、後ろから名前を呼ばれ返事をして振り向いたが......そこには誰もいなかったという。先輩からは「それは結構マジでヤバい」と脅かされ、「お祓いとか行ったほうがいいのかな」と考え中だとか。

また、小林のデビュー作の思い出も。戦争映画の吹替で、セリフは「行け」「撃て」「マガジンチェンジ」のみ。音響監督に怒られながら、10回くらいやり直しさせられたそう。すると関が、「今、芸歴を持った上で、もう一回やってみてください」と無茶振り! 渾身の演技を見せた小林に、拍手が湧き起こった。

この放送は、「ネットもテレ東」「TVer」で期間限定配信中!

次回3月12日(金)の放送も、引き続き小林裕介と天﨑滉平が登場。初めて一人暮らしをする男性が巻き込まれた、隣人トラブルにまつわる怪感話をお届け!