ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯をご紹介します。
12月16日(水)の放送は、栃木県宇都宮市でご飯調査! じつは栃木県はトマトの生産量が全国的にも盛ん。なかでも宇都宮市は県内トップクラスの出荷量を誇ります。そんな宇都宮市を調査するのは、番組初登場となるお笑いコンビ・エイトブリッジの別府ともひこさんです。
蔵レストランの和風まかない! 地元野菜のマリネとサバの燻製
まずは、市の特産品、大谷石で建てられた評判のお店へ。出迎えてくれたのは、フランスの家庭料理店「ビストロスリール」を営む小島忠さんご一家。お店では、栃木県産の食材にこだわり、見た目も美しいメニューの数々が地元の方々に愛されています。
倉庫として使われていた蔵をリノベーションしたお店で、2階は住居として使っているそう。
人気の名物メニューをいただいたところで、例のお願いを...。
「あなたのご飯、見せてくださ~い」!
交渉成立!
まずは白菜のマリネから作っていきます。
1. 白菜を細切りにしてボウルに入れ、塩でもむ。
2. 水気をしっかり絞ったら別のボウルに移し替え、すりおろしたゆずの皮と果汁を入れる。
3. 刻んだ酢漬けのケッパーとワインビネガーを加えて、砂糖と塩で味をととのえながら全体に味がなじむようよく混ぜ合わせて完成。
続いて、だし巻き卵作り。
1. 卵・桜エビ・パセリ・昆布とかつお出汁を混ぜ合わせ、醤油をたらす。
2. 卵焼き用のフライパンで焼いたら出来上がり!
そして、一夜干しにしてから燻製にしたサバを焼いていきます。
他にも、お店で使ったメジマグロのあまりで出汁をとったあら汁に、栃木県産の大根やニンジンを使ったきんぴらも。
こちらが小島さん家のお昼ご飯。別府さんもご相伴にあずかります。
燻製サバ焼きをいただいた別府さん、「燻製の香りも相まってめちゃくちゃおいしい。毎日作ってほしい(笑)」と大絶賛。
小島さんはパン作りが好きで、自家製の酵母を使って今もパン作りをしているそう。今のお店は場所を借りているので、いずれは自分の家と店を持ってパン屋さんを営むのが夢なのだとか。
夢のパン屋さん、ぜひ実現してください!
トマト農家直伝!トマトカレーと体ポカポカ豆乳スープ
続いて、約束をしてあるトマト農園「La Farm吉澤」の吉澤一智さんのもとへ。夏野菜のイメージが強いトマトですが、これからの季節は生育のスピードが遅いので、そのぶん栄養をたくさん吸って味が濃いトマトになるのだそう。
トマトは気温が高すぎると糖度が上がりにくいため、まさにこれからの時期のほうが甘くておいしいトマトを味わえるんです。
こちらは「みそら64」という品種。大玉のトマトを収穫させていただいたところで、さっそく例のお願いを...。
「あなたのご飯、見せてくださ~い」!
交渉成立! まずはカレー作りから。
1. 鍋で鶏肉を炒め、タマネギ・ニンジン・ジャガイモ・しめじも加える。
2. 皮をむいたトマトを入れる。
3. 水を加えて弱火で約10分、トマトの形がなくなるまで煮込む。野菜から水分が出るので水の量は控えめに。
4. ブロッコリーを加え、ルーを割り入れる。
5. 隠し味にインスタントコーヒーとヨーグルトを加えれば、トマトたっぷりのまろやかなカレーの出来上がり!
続いてスープ作り。
1. 鍋にオリーブオイルをひいてすりおろしニンニク・タマネギ・豚ひき肉を炒める。
2. ふぞろいで出荷できないトマトを使った濃厚トマトピューレを加える。
3. 固形コンソメ・ローリエ・豆乳を加えて煮込み、塩コショウで味をととのえたら完成。
オリーブオイルをかけたトマトも添えて、こちらが吉澤さん家のお昼ご飯。
特製カレーをいただいた別府さんは、「トマトの旨みと酸味が口の中に広がって...おいしい!」と、あっという間に完食!
アイデア絶品トマト料理、ごちそうさまでした!!