令和のヤミ金「給料ファクタリング」 借りた4万円が21日で8万円返済に...暴利と執拗な取り立ての実態:じっくり聞いタロウ

テレ東プラス

売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時12分放送)。8月20日(木)の放送では、令和のヤミ金「給料ファクタリング」の深刻な状況を大暴露!

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新型コロナウイルスの影響による休業や解雇で給料が減った人が増加。今すぐお金が欲しい人の間で深刻な問題になっているのが「給料ファクタリング」だ。給料の前払いと称して現金を貸し付けるシステムだが、ヤミ金のように高額な手数料を取り強引な取り立てを行っているという。

SNSなどで即日現金化、ブラックでもOKなどと宣伝し手軽な資金調達法をアピールしているが、少しでも支払いが遅れれば執拗な取り立てを行うなど、その実態は高額な金利で暴利を貪るヤミ金と同じ。今年7月には悪徳給料ファクタリング業者が日本で初めて摘発された。

そんな給料ファクタリングに手を出し困っている人の駆け込み寺となっているのが日本ファクタリング業協会の吉野利夫さん。2〜3月で200件超えの相談がきており、この収録の日にもすでに50件の相談があったという。そんな吉野さんが受けた相談の1つを紹介。

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会社員のAさんはとある業者から4万円を借り入れたところ、倍額の8万円返すことに。法律で決められた年利は20%、利用日数21日だったので利息は460円しか支払わなくていいはずなのに4万円も請求されていて何と年利869%。

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さらに支払いの滞るAさんの自宅には悪質なビラが貼られ、会社や家族に「詐欺師だ」という電話がかかってきたという。

執拗な取り立てに困り果てたAさんは警察に駆け込むが、当時は今ほど給料ファクタリング業者の悪事が表立っておらず裁判の事例もないため警察も対応ができなかったのだそう。

そんな中、金融庁が「給料ファクタリングは貸金業」との見解を発表。つまり貸金業に登録せずに給料ファクタリングを行う業者は悪質なヤミ金だと注意喚起した。その状況下で給料ファクタリング業者が返済を求める裁判をAさんに起こす。

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結果、吉野さんによると「ヤミ金ですから法律を守っていないからそれはダメ。刑事事件に相当するという判決が出た。それで今まで動かなかった裁判所や警察が動き始めた」という。

ヤミ金業者から借りたお金は不法原因給付に該当し、法律上は返済の義務がないという。そのためAさんは業者からの取り立てをやめさせることができた。すでに返済していたお金は不当利益として返済請求することも可能だという。資金繰りに困っても違法な業者に関わらないことが大前提だが、万が一関わってしまい困っている時は最寄りの警察や司法書士、弁護士に相談しよう。

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