4年間、子連れで世界の火山を巡る自転車家族…その後どうなった?:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを、空港で勝手に出迎えアポなしインタビュー!そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分)。今回のテーマは、「しりとりでチリンチリン YOUの涙に乾杯SP」。夏休みラストにドッカーンと打ち上げる95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?

【動画】TVer:4年間、子連れで世界の火山を巡る自転車家族…その後どうなった?&アラスカからの…変わった訪問者

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(2014年3月24日放送)
空港で声をかけたのは、ドイツから来たオリバーさん(当時39歳)、エレナさん(当時36歳)、ヤコブくん(当時3歳)、アルトゥールくん(当時1歳)の4人家族。日本から壮大な自転車の旅をスタートさせるという。

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ルートは日本→中国→オーストラリア→南米→アラスカと、ワールドワイドな旅。最大の目的は、太平洋エリアの活火山巡りだ。チャリを漕いで4年間、火山をひたすら巡り続けるなんてスケールがハンパない!
チャリにはもちろん、乳児用のイスやバギーも装備。旅の期限はヤコブくんが小学生(7歳)になるまでと決めていて、「子どもたちには色々な人や文化に触れて、自分の世界を広げてほしい」というのが夫婦の教育方針のよう。
日本滞在は約3週間で、東京・大島→富士山→神戸と横断していく。面白そうなのでついて行きたいとお願いすると、快諾してくれたので密着決定!

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出発当日の午前11時。合流すると、チャリの乳児席争いが原因で、アルトゥールくんのギャン泣き騒ぎが起こっていた。なだめてバギーに乗せ、どうにか出発するが、子連れ旅はこうしたアクシデントが付き物で大変だ。夫婦は結婚前から自転車旅が共通の趣味だそうで、子どもが大きくなってきたタイミングで夫のオリバーさんが4年間休職し、世界チャリ旅行へ。

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午後7時、竹芝からフェリーに乗り、翌日到着した大島はあいにくの雨模様だった。度々現れる上り坂に苦労しつつも、島の中心部・元町を目指す。この日は飛び込みで宿を探し、ゆっくり疲れを癒すことに。
2日目は三原山を登り、3日目は高速船で熱海へ。しかし、坂道の多い熱海で、ついにアクシデント発生! エレナさんが自転車でフラつき、転倒してしまったのだ。荷物の重みで体勢を立て直すのが大変そうだからとスタッフが手伝いを申し出たが、エレナさんは「自力で行くわ。自分でできないことだったらやらない方がいいのよ。5年くらい子どもと家にいたのでとても気持ちがいいし、筋肉の動きを感じられるの」と、自身に厳しい。

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午後8時45分。キャンプでひと晩を過ごそうと、全員でテントをはり、火を起こして食事の準備。メニューはコンビニで調達したソーセージやカップ麺だ。ヤコブくんが弟の食事を手伝う様子を見て、「子どもたちはこの旅でさらに成長してくれるでしょう」と、夫婦は目を細める。自転車旅7日目(取材日:1月21日)。いよいよ日本最大の活火山・富士山を目指して出発!…と思ったが、雪山の登山について『山梨県立富士山世界遺産センター』のスタッフさんから、危険が伴うからオススメしないと釘を刺されてしまった。が、オリバーさんの気持ちは揺らがず、まずは予約した河口湖近くの宿へ。

自転車旅8日目。前夜に雪が降ったので注意をしつつ、オリバーさん1人で翌日の登山の下見へ。標高1100mにある吉田ルートの登山口から雪の積もった登山道を歩いた結果、幅があってしっかりしていると確認。本番当日は午前2時に登山を始め、12時に登頂、午後6時には登山口に戻るという計16時間の登山計画を決めた。

とはいえ、冬の富士山は危ないからやめた方が…と担当Dが心配するが、「環太平洋火山帯を回る今回の旅で、最も美しい火山にぜひ登りたい」とオリバーさんの意思は固く、ちゃんと確認しながら登るから大丈夫だと笑顔を見せた。職業は山岳ガイド、山に詳しいプロの判断なのだ。
下見を終えると、翌日に迎えるヤコブくんの4歳(当時)の誕生日のためにケーキを購入。富士山には1人で行くが、夜までには帰って家族と祝う予定だ。

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自転車旅9日目、午前1時(取材日:1月23日)。気温が-4℃の中、自転車で登山口に到着。危険だと判断したら頂上まで行かずに戻ると約束し、午前2時に予定通り登山スタート!
17時間後、登頂に成功して帰って来たオリバーさんと再会。「巨大な噴火口が素晴らしかった」という感想や、山頂付近で録画した動画や写真も見せてくれた。

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ホステルに戻ったオリバーさんは、登頂の成功と無事を家族と共有。そして富士山型のケーキで、ヤコブ君の4歳の誕生日をお祝い! 「子どもたちが大きくなったら一緒に火山に登りたい」と、将来の夢を教えてくれた。富士山登頂&ヤコブくんの誕生日、おめでとう!!

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翌日は、自転車で河口湖から静岡駅へ90㎞進み、その後新幹線で大阪へ移動。これから太平洋の火山を巡り、アラスカを目指す。大阪国際フェリーターミナルで、一家が上海へ発つのを見送ったところで密着は終了!

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あれから10年、一家は元気にしているだろうか? オリバーさんから届いた写真を確認すると、ヤコブくんは14歳に、アルトゥールくんも11歳に成長し、自転車旅も継続中。近々4人と愛犬1匹で再来日し、自転車で北海道を旅する予定だ。「また取材してください」と言ってくれたので、密着予約! オリバーさん、エレナさん、再び会える日を楽しみにしています!