8月4日(日)に放送した日曜ビッグバラエティ「全力取材!JRのウラ側」【新幹線から指令室まで激レア㊙映像大公開】。
年間56億人以上の足となり、世界から見ても最大級の鉄道会社JRの裏側を全力取材!
「テレ東プラス」では、「幻の車両イーストアイとは!? 車内全貌を大公開」の内容を紹介する。
【動画】TVer:激レア新幹線「イーストアイ」の車内を大公開! 客席ゼロ、ダイヤ非公開! 目撃できる!?裏技も
訪れたのは、宮城県にある「新幹線総合車両センター」。鉄道ファンから"幻の激レア車両"と呼ばれる新幹線「East i(イーストアイ)」が停車しているとのことで、格納施設にテレビカメラが初潜入!
こちらが、E926形新幹線「イーストアイ」。その役割は、線路を高速走行しながら設備の点検や測定を行う、いわば"新幹線のお医者さん"だ。
「JR東海」や「JR西日本」のエリアを走る「ドクターイエロー」が有名だが、「JR東日本」のエリアは、「イーストアイ」が全ての区間を担当している。
号車によって窓の数は変わるが、6号車の窓は1つだけ。乗客を乗せることがないため客席はなく、ダイヤも非公開! 現在「JR東日本」には1万2000以上の車両があるが、「イーストアイ」はここにある1編成だけなので、その姿を見られるのは運次第だ。今回は、3日間かけて「JR東日本」新幹線全エリアの線路設備を点検。初日は仙台を出発し、東京、新潟、敦賀まで走行する。2日目は東京を経由し、再び仙台へ。3日目は、仙台、新函館北斗間を往復し、その距離は計3653キロメートル! 通常運行している新幹線の合間を縫って、東日本エリアを駆け巡る。
そんな「イーストアイ」の車内はどうなっているのか? 検測走行に同行し、超激レアな瞬間を全力取材した。
1号車は、信号と無線設備の状況を確認する車両。客席はなく、パソコンやプリンターなどの機材が所狭しと並べられ、オフィスのような雰囲気。
3号車は、線路の歪みや軌道変位の確認を行う車両。リアルタイムで、今走っている軌道(レール)の状態がパソコンに表示される。「イーストアイ」は最高時速275キロメートルで走りながら、3号車の床下に設置された計28台の検測装置で、レールの状態を確認している。
計測を誤れば、車両の揺れや騒音、脱線などの大事故にもつながりかねないことから、0.1ミリメートル単位でレールの状態を全方位から確認。細かな異常も漏らさず手書きで記録し、数値に不備がないかを読み合わせでダブルチェック。万が一、大きな異常が見つかれば、新幹線総合指令所が24時間体制で対応し、直ちに整備が行われる。
4号車は電気設備を点検する車両。5号車は電力設備の検測状況、6号車は信号設備や架線同士の間隔など、車両ごとに線路にまつわるさまざまな点検・確認を行っている。
そんな「イーストアイ」を目撃する方法を、「JR東日本」新幹線統括本部 新幹線設備部・吉田秀さんにダメ元で聞いてみると…
「おおよそ10日に1回走行しているのでそのタイミングと、駅の電光掲示板に"回送"の表示が出る。あとは平日走行が多い」と3つのヒントを教えてくれた。
【その他の番組内容】
▼東京総合指令室
東京を中心に1都7県1日約8000本の列車の運行の管理を行っている部署。民放で初めての密着取材が実現!
▼新幹線の運転手
最高速度320キロ。実際に営業運転中の新幹線の運転台にスタッフが同乗して徹底取材。
▼巨大ターミナル駅の裏側
私鉄を含め12路線の首都圏でも有数の巨大ターミナル・大宮駅。24時間体制で働く大宮駅の裏側とは!?
▼新幹線総合車両センター
JR東日本の新幹線の車両メンテナンスを行う巨大な車両基地を全力取材!