「伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評」(毎週土曜午前11時3分)。芸能界イチの“テレ東フリーク”伊集院光と、テレビ東京を退社した人気プロデューサー佐久間宣行が、テレ東の番組を好き勝手に語り合う新感覚トークバラエティ。8月3日(土)の放送から、気になる発言をピックアップして紹介!
【動画】TVer:クズ芸人から脳汁芸人に!?相席スタート・山添「一生いらなくてもいいスパイス」
番組初のリアルイベント
今回は「正解の無いクイズ」(毎週月〜水曜夕方5時30分放送中)から、番組MCの山添寛(相席スタート)が登場。9月15日(日)には番組初のリアルイベント「正解の無いクイズLIVE」を開催する。
山添は、観客に「『こいつら(番組MC)何もできへんのや、生やったら』と思われる可能性もある」との懸念も!? 佐久間は、集まったお客さんが「奇人ばっかりだったらどうします?」と、自らが手がけた千原ジュニアのイベントで経験したトークも。
世界の天才奇才たちの回答をもとに、正解がない設問について考える「正解の無いクイズ」。例えば、これまで「体験授業で訪れた農家で振る舞ってもらったおにぎりを『人の握ったものは食べられない』と多くの生徒が残してしまった時、教師ならどう指導する?」「注射を怖がる小学生を説得してください」などについて考えてきた。
伊集院と佐久間も挑戦してみることに。設問「見ず知らずの人を『三度見』させる方法」という設問に、伊集院は“とんでもないことを”と考え「裸ですれ違って、右乳首だけすごく大きくてゆっくり回っている」、佐久間は「前が全裸ですれ違ったら、後ろは服を着ている」と“逆貧ぼっちゃま”スタイルの回答を。
山添は番組内で驚いたという漫画家・和田ラヂヲの「3回振り返る」との回答を紹介。自分が3回振り返ることで「何かあるのかな?」と相手にも同じ方向を3度見させることができるという発想に、伊集院らも感心する。
遅咲き芸人の悲劇
山添のこれからについての話も。最初は“クズ芸人”として認知されていたが、「もう、ちょっとそうじゃないところに上がってきてるでしょ?」と伊集院。最近は、ダーク方向での面白さだけではなく、MCを担当するなど活躍の場を広げている。しかし、佐久間は「1個だけ致命的なところがあって」と山添の問題点をあげる。
佐久間「脳汁の方を優先しちゃう時があるんですよ。ギャンブルでできたヒリヒリする方を取って、スタジオでそんな勝負しなくてもいいのに薄いボケの方に飛び込む時とか。ギャンブルだから」
山添「ウケないけど脳汁出る、ウケるけど脳汁出ないなら、ウケない方をとる時がある」
伊集院「まずは脳汁出る出ないで難しい方いっちゃうんだ」
山添「脳汁ウルトラクイズが収録中始まる時があるんですよ」
明かに「泥」(スベる)だとわかっていても飛び込む、さらに正解はなく両方「泥」と「泥」でも片方が脳汁だと飛び込んでしまうなど、抑えられないのだという。伊集院は、山添しかり永野しかり“遅咲き芸人”の悲劇について分析する。
伊集院「遅咲きタイプの人って、どこかで『自分が出たらこうするのに』とか、器用に早めに売れていった先輩とか後輩たちに対して『そうじゃないだろう』って石を投げてきた分が、(世に)出るようになっても残ってる。『冒険しないと格好悪い』って思った回路から逃げられないからそうなるし、面白いんだよね」
山添「(自分の)認知が広がったからが故、丸くなった人を自然と覚えちゃうようになりますね」
一同爆笑
伊集院「それに対して悪態つき終わってから、徐々に自分が来ちゃうと『俺言っちゃってるしね』となる。永野くんも言ってたもんね」
佐久間「自分から逃げられないってなる」
伊集院「楽な方の道を選んで怒る人なんかいないのに、誰が怒るかっていったら、数年前の自分がスゴい怒るみたいな。それを戦っている人はカッコいいし面白いし」
山添「需要に合わせられてる方のほうが絶対素晴らしいんですけど、やっぱそこに『こんな風になりやがって』って言って美味い酒を飲んできたからこそ、自分はそうなっちゃいけないって。一生いらなくてもいいスパイスになり続けなければいけないですね」
その他、伊集院と佐久間が気になった番組「ヨソの番組乗っかりクイズ 寄生番組パラサイト」の話も。「バス旅」太川陽介の前髪が、右分けか左分けかがクイズになる!? 「TVer」、「ネットもテレ東」で期間限定配信中!
また、「ネットもテレ東」では、
山添が語る「ゴッドタン」の次に若手芸人が目指す番組や、高校野球好きの伊集院が語るほぼ全校生徒が野球部という高校の話、山添が絶賛する「長州&船越 札幌ラーメンおやじ旅」など、配信限定コンテンツも。