“ピンクチラシ”に書かれた番号に電話するとホテルでHなサービスが受けられる!?夜の昭和の常識

公開: 更新: テレ東プラス

じっくり聞いタロウ~スター近況㊙報告~」(毎週木曜深夜0時)。8月1日(木)の放送では、「夜の昭和の常識は…令和の非常識SP」をお届け!

【動画】TVer:昭和世代が課金した「ダイヤルQ2」&街中に貼られた「ピンクチラシ」とは?

昭和世代が課金したダイヤルQ2


電話による情報提供サービス「ダイヤルQ2」は、0990から始まる電話番号にかけると1分ごとに課金制で情報提供が受けられるというもの。

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「ツーショットダイヤル」というサービスは、男性がプリペイドカードを自動販売機で購入し、自宅や公衆電話から業者に電話。その間に女性がフリーダイヤルで業者に電話すると、待機中の男性に接続して通話可能になるという仕組みになっていた。
わざわざ店舗に行かなくても、自宅で気軽に女性と電話できることから爆発的な人気に。

しかし、加入電話から電話をするため、とんでもない請求額で親にバレてしまうことも。取材に応じた男性は、「友達の家で2時間くらい話した。相手がうまい具合に話してくれて。30万円の請求が来た。友達のオカンにむちゃくちゃ怒られた(笑)」と、リアルな体験談を告白してくれた。

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そんな「ダイヤルQ2」を使って巨万の富を得た女性が、かつて番組にも出演した清水節子さん。タレント業の傍ら、横浜でスナックを経営していた清水さんは、お店の宣伝のために番組で電話番号を出したところ、電話が鳴り止まず回線がパンク。清水さんは回線を増やすことを条件に有料化。それが「ダイヤルQ2」の誕生につながった!?

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その後、清水さんは、テレフォンアポインターを500人雇い、「清水節子のテレフォンセックス相談」を開設。3分300円の従量制で荒稼ぎし、横浜の山手町に豪邸を構えたが、家の中はブランド品が山のようにあふれかえっていた。
清水さんの人生を激変させた「ダイヤルQ2」だが、やがて、街で配るティッシュの広告が子どもの目に付きやすいことで問題に。2002年に風俗営業法が改正し、ツーショットダイヤルの運営業者が激減していったという。

街中に貼られたピンクチラシ


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「ダイヤルQ2」をはじめ、風俗の広告として昭和の街中で当たり前だった光景が、公衆電話などに貼られていたピンクチラシ。テレホンカードが普及し始めた1980年代、電話ボックスには、若い女性の顔写真や電話番号が記載されたチラシが。そこに電話をし、ホテルへ行くとエッチなサービスが受けられる?という仕組みで、ピンクチラシが街中の電話ボックスを埋め尽くすように貼られていた。

現在84歳の荻原道弘さんは、マッチ箱や古文書など、さまざまな物をコレクションしており、40年にわたってコレクションしたピンクチラシの総数は700枚!
荻原さんによると、最初は駅前で配っていたそうだが、不適切なチラシ配りに対して警察が取り締まりを強化し始めると、それを警戒した業者が電話ボックスに貼るように。その結果、チラシも小型化していったという。ピンクチラシ事情に詳しい荻原さんが“死んでも手放したくない”という激レアなピンクチラシを紹介! どんなチラシなのか!?

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