加藤浩次×新人・古旗笑佳アナウンサー “聞く力”&“愛されアナウンサーの特徴”とは?:いまからサイエンス

公開: 更新: テレ東プラス

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最新テクノロジーから根源的な科学の疑問まで、視聴者の知的好奇心を満足させる「いまからサイエンス」(BSテレ東 毎週水曜夜10時)。加藤浩次がMCを担当し、各分野で活躍するサイエンストを招いて科学をわかりやすく紹介する。

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同番組は「居間からサイエンス」としてスタートし、「科学放送高柳賞優秀賞」や「第65回科学技術映像祭」文部科学大臣賞を受賞。3月末に「いまからサイエンス」としてリニューアルし、より科学に特化した番組に生まれ変わった。7月からは、新人の古旗笑佳アナウンサーが参加する。

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「テレ東プラス」は、収録後の加藤と古旗アナウンサーを直撃取材。番組に対する思いや“愛されるアナウンサーの特徴”などを語ってもらった。

「科学者の方は、嘘やズルさが全くないなと感じます」(加藤)


――まずは、収録を終えての感想からお聞かせください。

加藤「古旗さん、バッチリじゃないですか? 最初は間違えないようにかなりゆっくり話していたのでちょっとビックリしましたが(笑)、それ以降は慣れたもの。まったく怖がらないので、“度胸があるな”と思いました」

古旗「アナウンサーとして仕事をしたのは、今日が初めてです。前日から少しずつ気持ちが高まってきて、スタジオに入った時はものすごく緊張しました。アナウンス部の先輩方から『チャレンジして失敗するのはいいよ』と言っていただけたので、“とにかくやろう!”と収録に臨みました。まだまだ未熟ですが、その分、伸び代はあると捉えています。できないことにぶつかると頑張ろうとするタイプなので、今、燃えています!(笑)」

――それでは、今日の収録で自分に点数を付けるとしたら?

加藤「100点でしょ」

古旗「20点でお願いします!」

加藤「そんなに伸び代があるの?(笑) でも全然いいと思う。自分に厳しめで」

古旗「実際に収録に臨んでみると想像していたものとは全く違って…。うまくいかないこともたくさんあったので、20点かなと。今後は5倍以上になるように頑張ります」

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――収録を経て、加藤さんの印象は変わりましたか?

古旗「印象はあまり変わらないです。テレビで拝見していた際も、“ここってどうなんだろう?”と見ている人たちが疑問に思ったことを聞いてくださる方という印象があり、それを今日は目の前で見せていただいた感じです。“聞く力”について、これからたくさん学ばせていただきたいです」

加藤「実は何も考えていないんだよ。何の組み立てもせずにやってるから…」

古旗「本当ですか? 台本通りではないことは、以前、番組を見学させていただいた時に気づきましたが、頭の中では“こう展開しよう”というプランがあるのかなと思っていました」

加藤「ゲストの方から話を聞いているうちに、自然とそういう展開になってるだけなんだよね。でもそれが、“聞く”ってことなんじゃないかな。相手の言葉をしっかり聞いて、浮かんだものを質問する。昔、樹木希林さんが、『私が答えている最中に次の質問を考えているインタビュアーは最悪』とおっしゃったんですよ。僕はそれを守っているだけ。たまにインタビュアーの方で、『なるほどです。続いて…』となっちゃう人がいるけど、僕の話を聞いてなくて、次の質問のことしか考えてないんだよね。聞いて疑問に思ったことや共感できたこと、納得できたことを声に出して全部聞く。それでいいと思うよ」

古旗「興味を持って話を聞いていたら、自然と疑問が湧きますよね。これからは、思い浮かんだことを素直に言葉に出していきたいです」

――加藤さんは、多くのアナウンサーとタッグを組んでいますが、愛されるアナウンサーの特徴みたいなものはあると思いますか?

加藤「どんな人に対しても平等ということでしょうか。水卜(麻美)さんや高島(彩)さんは、誰に対しても平等なんですよ。そしてその姿を、みんなが見ている。要は、社長さんもADさんも一緒という気持ちでやっていけばいいのかなと思います」

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「科学者の皆さんに輝きを感じました」(古旗アナ)

――「いまからサイエンス」は、科学者の方がゲストで出演しますが、加藤さんの中で、科学に対する印象は変わりましたか?

加藤「僕が思っていた科学は、めちゃくちゃ古かったんだなと思いました。最先端で研究している方は皆さんお忙しいので、なかなかテレビに出演する機会がない。テレビでコメントするのは、研究者よりも専門家の方が多くなってしまう。でもこの番組は、最先端で研究している方が出演するので、とにかく勉強になりますし、かなり貴重だと思います。
毎回、自分の科学に対する薄い知識がアップデートできている感覚があって楽しいですよ。研究中の事実を知る機会なんて、なかなかないですから」

――科学者に対する印象は変わりましたか?

加藤「皆さん純粋な気持ちを持っているからか、嘘やズルさが全くないなと感じます。アスリートの方とお会いした時も同じようなことを感じますが、好きな事を思う存分できているからこそ生まれるものなのかなと。もちろん利益云々も大切ですけど、そこを越えて、何時間でも没頭できる好きな研究に出合えたというのは、やっぱりうらやましいし、刺激を受けます。僕なんて、嘘とズルさにまみれた人間なので(笑)。毎回科学者の皆さんにお会いして、浄化している最中です」

古旗「研究に真摯に向き合えることは本当に素晴らしいですよね。今日、収録で科学者の方とお話しさせていただいて、皆さん輝いているなと感じました」

加藤「皆さん、言い訳しないんだよね。普通は言い訳をして楽になることを考えるけど(笑)、それをしないのが科学者なんだろうなと思います」

――最後に番組の見どころをお願いします。

加藤「BSならではかもしれませんが、まずは1人の話を1時間じっくり聞けるということです。皆さん、私たちが知らないことを噛み砕いて教えてくださいますし、分からないことは“分からない”とはっきり言ってくれる。世の中には、まだまだ分からないことがたくさんある…それを見届けるだけでも勉強になると思います。
自分なりの興味を見つけてもらうのもいいし、“へぇ~”と軽い気持ちで見てもらってもいい。自分なりの楽しみ方を見つけられる番組だと思います」

古旗「難しいテーマが多いのですが、いざ見てみると、身近な話題なんだなと気づくので、そこが面白いと思います。そしてとにかく、科学者の方の熱量がすごい。私も同じくらいの熱量でどんどん質問をして、面白い番組を作っていけるように頑張ります」

(取材・文/玉置晴子)

【7月10日(水)放送内容】
地球に残された最遠のフロンティアこそ「深海」! 光も届かず「暗黒」「高圧」「低温」という超過酷な環境の深海に、なんと極限で生きる生物が多数存在するという。
そんな生物の研究を元に、「深海にこそ地球生命の起源があるのでは」と唱えるのがJAMSTEC(海洋研究開発機構)の高井研さん。有人潜水調査船「しんかい6500」に何度も乗り込み、世界中の深海を調査。深海から生命誕生の謎に迫る究極の研究に、加藤浩次もドキドキトーク全開だ!

深海に存在する、高温の「熱水」が噴き出る熱水噴出孔・チムニー。実はここに多種類の微生物が生息し、それをエサに多数の生物が生息しているという。高井さんはこうした深海の熱水環境に、地球最古の生態系が現存することを突き止めた!
そして最新研究ではなんと、JAXAと共同で宇宙を探査? 深海から宇宙まで、生命の起源そのものを見出そうと壮大な謎に大胆に切り込む! 熱いサイエンストークに加藤浩次も超興奮!

出演者
加藤浩次
古旗笑佳(テレビ東京アナウンサー)
高井研(海洋研究開発機構 超先鋭研究開発部門 部門長)

ナレーター
若杉亨