人気アニメの聖地で和歌山弁狩り!?兄弟YOUが“方言”にハマるワケ:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎え、アポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分~)。今回のテーマは、「飛んで飛んで…歌ってすすって喋ってスペシャル~♪」。飛んで回って歌って踊って…大忙しのYOUが続々登場する95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?

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羽田空港で声をかけたのは、スコットランド(イギリス)から来た、ニコラスさん(兄・30歳・左)&ジェームズさん(弟・27歳・右)兄弟。来日は3回目。無類のアニメ好きで、『ドラゴンボール』や『天地無用』、『ガンダム』シリーズなどをキッカケに日本語を学び始めた。「今回は教科書では学べない日本語を勉強したいんだ!」と鼻息が荒い。

【動画】関西弁や津軽弁を学びたい!方言ブラザーズが人気アニメ『サマータイムレンダ』の聖地へ

どんな日本語かと聞けば、「いろんな方言を学びたいんです」という。「スコットランドから来ましたから、私たちの英語はちょっと津軽弁みたい…。僕らの英語も標準語じゃないから、方言を学びたいと思ったんだ」と、ジェームズさんが方言に惹かれる理由を教えてくれた。自分たちの英語のクセが強いから日本の方言にも興味を持った、というワケだ。ニコラスさんは特に関西弁がお気に入りで、さっそく弟を「アホ」呼ばわり(笑)。

そんなわけで兄は関西弁を、弟は津軽弁を学んで帰りたいと意気込んでいる。面白そうだからついて行きたいとお願いすると、快諾してくれたので密着決定!

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1週間後、朝5時に大阪の宿泊先を出発し、約2時間半かけてフェリー乗り場へ。これから船で、本州・若山と淡路島の間に位置する「友ヶ島」に向かう。それにしても、なぜ島に向かうの?

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森と木で覆われた島に到着すると、すぐに『サマータイムレンダ』(原作:田中靖規/集英社)のキャラクターを発見し大喜び。兄弟はこの作品に使われていた方言に憧れ、学びたいのだという。ちなみに『サマータイムレンダ』とは、島の危機を救うためタイムトラベルを繰り返す主人公・慎平を描いた青春SFアニメ。物語の舞台となった島のモデルが、まさにここ、友ヶ島といわれており、作中にも多くの和歌山弁が使われている。

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「島を回りながら関西の人に話しかけたいよな」「本物の和歌山人と話さなきゃ」と盛り上がりながら、兄弟は散策をスタートさせた。巡る中、作中に登場する赤レンガの建造物も発見し、テンションは上がる一方だ。せっかくなので、建造物の所以について観光中の方に質問してみると、明治時代から第二次世界大戦の間、外国艦隊の侵入を阻止するための要塞「第3砲台跡 弾薬支庫」だった、と教えてくれた。作中でも重要なシーンで登場する、とても印象的な場所だ。

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担当Dが「なんでそんなに詳しいんですか?」と聞くと、「和歌山の人間だから」と笑った。ここでリアル和歌山県民に出会えたことに感激し、ニコラスさんが「和歌山弁を教えていただけませんか?」とお願いすると、さっそく『さしすせそ』『だぢづでど』『ざじずぜぞ』の発音が弱いんだ…と、マメ知識を教えてくれた。例えば『ざぶとん』は『だぶとん』、『ぜんざい』は『でんだい』など、明治初期(約150年前)から和歌山県(紀州)独自の方言が生まれたとされる。

続いて話しかけたのは、道の整備などの作業をしていた男性。和歌山弁を教えてほしいとお願いすると、「つれもていこか」(みんなで一緒に帰ろう)を教えてくれた。ジェームズさんは、「9割を理解できても1割わからないと意味が変わる」と、方言の難しさについて頭を悩ませる。

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和歌山から来た若者たちにも遭遇! 「使える関西弁の表現を教えてくれへん?」と頼むと、「ええて」を教えてくれた。ふざけている人に対して、片手でツッコミを入れながら使う表現だとか。さっそく簡単なネタを作って披露してみると、若者たちから拍手の嵐が! 早くも習得に成功したようで、手ごたえを忘れぬうちにニコラスさんはスマホのデジタルノートに記録。左側に標準語を、右側に方言を、どんどん記入していった。

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この後も出会った人々から、どんな言葉でも最後に「知らんけど」をつければ責任を負わなくて済む、疲れたことを「えらい」と表現するなど、アクティブに獲得しながら6時間の友ヶ島の旅を満喫した。

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結果、この日学べた和歌山弁は、12組の方々から全部で18個! 兄弟は、「同じ関西弁でも和歌山弁と大阪弁でかなり違う」という発見ができたようだ。この後はいよいよ青森に移動して津軽弁を学ぶ…という話を聞いたところで密着は終了。ニコラスさん、ジェームズさん、日本で大好きな方言の勉強がんばってね!