自ら家をリノベ!ヘアアレンジもミシンもお手の物!娘たちを母のように世話するシングルファーザーの5年後:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

公開: 更新: テレ東プラス

6月10日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか(明け方)」(毎週月曜深夜)では、群馬県沼田市で出会った、とっても器用なシングルファーザーの家について行きました。

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群馬県沼田市。20万人以上が集う、沼田市民総参加の「沼田まつり」を訪れました。ほろ酔い加減の笑顔が素敵な男性に、「家、ついて行ってイイですか?」と尋ねてみました。すると「う~ん、ちょっと待ってください」とためらいつつも、「はい!」とOKをいただきました!

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子どもと3人で暮らしているという建具職人のまことさん(39歳)です。お家は車で10分ほどということで乗せていただくことに。すると後部座席には、娘のさよちゃん(10歳)と、りこちゃん(7歳)が待っていました。「今、説明しますんで」(まことさん)ということで、さっそくお家へ。築48年の2LDK(ロフト付き)。まことさんが中古住宅を自らリノベーション! 「骨組みの大事なところだけやってもらって、あとはコツコツずっと毎日」、4年ほどかけて完成させたそうです。

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リビングには仏壇が…。7年前に亡くなった妻のあやかさん(享年36)の死因は、現代の医学ではわからず、最終的には心不全という診断だったそうです。「何の前触れもなく倒れてそのまま」。

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取材に応じながら、りこちゃんのヘアアレンジをほどいてあげるまことさん。お祭りの日だけというわけでなく、毎日髪型をセットしてあげているそうです。しかもよく見るとすごく手の込んだヘアアレンジ! 「友だちのお母さんがしてあげているのを見て、この子たちが負い目を感じるのが嫌だったので」。

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まことさんは、娘さんたちがお風呂に入っている間に部屋を片付け、洗濯物を干し、てきぱき家事をこなしていきます。娘さんたちがお風呂からあがると、りこちゃんの髪をドライヤーで乾かします。「パパは毎日やってくれるの?」と聞くと、りこちゃんからは「うん!」と元気なお返事が。仕上げは歯磨き。まことさんは「僕なんか母親の真似をしているだけで母親にはなれないとすごく思っている」と言いますが、いやいや家のリノベだけでなく家事もお世話も完璧です!

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「元々は二間続きの和室だったのを、天井を抜いてロフトにした」という子ども部屋を案内してもらいました。「2階がどうしても欲しい」という娘さんたちのリクエストに応えたそうですが、造りがしっかりしていてお見事です。娘さんたちはロフトに上がり、そのままお布団へ。娘さんたちが寝たところで別の部屋も見せてもらうと、ミシンを発見。まことさんはミシンが好きだそうで、子どもの洋服も作るのだとか! リンゴをあしらった可愛い手作りバッグも披露。独学で覚えたとは思えないクオリティです。

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今度は台所へ。冷蔵庫の中を見せてもらうと、作り置きの切り干し大根や食材がたくさん入っていました。まめに自炊している様子が伝わってきます。「ここは妻の城でしたよね」と、まことさん。キッチンの幅で妻と揉めたという思い出を嬉しそうに話します。食器洗い乾燥機を開け、「妻が最後に使ってからずっとそのままです。僕はそれ以来、使ってない」といい、「今、久しぶりに開けました」と言って沈黙…。

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リビングに戻り、電子ピアノに気づいた番組スタッフ。あやかさんは保育園の先生だったそうで、本棚にはピアノの教則本もたくさん並んでいます。さよちゃんもいつかお母さんの教則本で見つけた曲を弾きたいと思っているのだとか。

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まことさんとあやかさんが出会ったのは大学時代。「オーラが朗らか」なあやかさんに惹かれ、まことさんが27歳、あやかさんが29歳の時に結婚しました。まことさんが出張から帰ったある日。あやかさんが具合が悪いというので救急車を呼んだといいます。あやかさんは自分で歩いて救急車に乗ったものの、その数時間後に1回目の心肺停止に。そして帰らぬ人となりました。

当時、りこちゃんは1歳1カ月、さよちゃんは4歳5カ月。突然のことに泣きじゃくり、りこちゃんは「全く笑わなくなった」といいます。「もうとにかく上の子も下の子も毎晩泣いていて。こっちも泣きたくて、でも泣けなくて」と、涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら話を続けます。「最初は本当にキツかったなぁ、今思うと」と当時の心境を吐露。あやかさんとは「アホみたいに仲よかった」というだけに、「今も全然乗り越えてはいないと思う」といいます。

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それでも実家に娘さんたちを預けることはしませんでした。「是が非でも乗り越えるというか。僕が泣きごとを言ったら、僕以上に妻が悲しむはずだから」。母親のように娘さんたちの髪を手入れしてあげるのも、可愛いお弁当を作るのも「負けてたまるか」という気持ちがあったからだそう。

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「もう一度聞きたい妻の言葉は?」と尋ねると、「玄関を開けて『おかえり』って言ってもらえたら嬉しいです」と恥ずかしそうに答えてくれました。そして娘さんたちからもらった手紙を読みながら、「寝顔を見られるだけで十分」と微笑みます。

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