大田区…愛情たっぷり!83歳の元気めし!&こだわりのプロ直伝!絶品うどんの出汁

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉にリポーターが全国を旅する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼12時00分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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3月19(火)は、東京都大田区で昼めし旅。やってきたのは、大田区の中でも歴史ある「ぷらもーる梅屋敷商店街」。大正時代の末期から、梅屋敷駅周辺には店が立ちはじめ商店街を形成。555メートルある通りには、飲食店や洋服店など約140店が軒を連ねています。今回、「ぷらもーる梅屋敷商店街」でご飯調査するのは、番組初登場の俳優・栁俊太郎さんです。

【動画】家庭でプロの味を再現できる!おいしいうどん出汁のコツは?

青果店ならでは!野菜たっぷりの親子丼


さっそくアポなしご飯調査スタート! お話を伺ったのは、青果店「レ・アル かきぬま」の二代目、柿沼道之助さん。先代が昭和25年にリヤカーで野菜の販売を始め、昭和37年に、こちらの商店街に店を構えました。

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店内にはウドや菜の花など旬の野菜はもちろん、手作りのお惣菜も充実! なんでも揃う”梅屋敷の台所”です。お店は、柿沼さんご夫婦のほか、娘さん夫婦、お孫さん、パートさんなど約20人で切り盛りしています。それでは、例のお願いを…

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

交渉成立! お昼ご飯を作るのは、妻の敬子さん。従業員の皆さんにも出来立てを食べてもらいたいと、その都度作っていらっしゃるそうです。

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まずは「親子丼」を作ります。鶏肉と、砂糖・酒・みりんを入れた鍋に、玉ねぎを加えて炒めていきます。この日は玉ねぎがたくさんあったからということで、いつもより多めに使用。最後に、ミツバと溶き卵を流し入れ、火を止めてフタをして蒸らします。ご飯の上にのせたら出来上がり!

続いてもう一品。縁起物としておせち料理には欠かせない、くわいを使います。 素揚げして塩で食べるのが敬子さんのおすすめ。くわいは二度揚げし、お惣菜としてお店でも提供しています。

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こちらが柿沼さん家のお昼ご飯。

野菜がたっぷり入った親子丼やくわいの素揚げの他にも、白ナスの自家製味噌がけも並びました。青果店ならではの贅沢メニューですね。ご相伴にあずかった栁さんは親子丼をひと口食べると「大好きな味!」といい、箸が止まりません。くわいの素揚げもほくほくしていておいしいと大喜び! 実は、取材した日は柿沼さんご夫婦の55回目の結婚記念日! これからも、ご夫婦で力を合わせて商店街を盛り上げてください。末永くお幸せに!

うどんのプロが教える!家でもマネできる出汁のコツとは?


ぷらもーる梅屋敷商店街から蒲田に移動して、ご飯調査再開! すると1軒のお店を発見。この日は定休日で、仕込みをしている最中にもかかわらず、迎え入れてくれたのは、店主の江口大作さんです。お店の名前は「うどん屋 大作」。フレンドリーな江口さんが1人で切り盛りしています。

江口さんには、うどんに対する強いこだわりがあります。それは注文が入ってから生地をのばし、その場で切って茹でて、お客様に出すということ。多少時間はかかっても、自慢のうどんを食べてほしいという江口さん。注文が入ってから打つ江口さんのうどんは弾力が楽しめ、噛むほどにうどん本来の味が口に広がっていきます。

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こちらは「TOKYOエッジうどん」(1,000円)。出来立てのうどんの上に、エビや鶏肉、ちくわなど6種類の揚げたての天ぷらや、明太子が乗った贅沢な一品です。

江口さんは、37歳の時にサラリーマンとして働きながらうどんの店で修業。7年ほど前に地元・蒲田にお店をオープンしました。お話を伺ったところで、そろそろ例のお願いを…。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

交渉成立!

この日のまかないは、うどんのつゆを改良した試作品。

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鰹節、鯖節などで作ったつゆに、さらに鰹節を加えることで、香りが良くなるそうです。追い鰹は食べる直前につゆに入れるのがポイント。仕上げにわかめとネギをのせます。

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こちらが「うどん屋大作」のまかない。

試作品のかけうどん。最後に入れた追い鰹で、さらに香りの良いつゆがうどんに絡みます。お味を伺うと、「もうちょっとですね、改良を進めてしっかり自信の持てるものを作っていきたいと思います」と、陽気な雰囲気とは一転、職人ならではの厳しい眼差しで語る江口さん。これからも研究を重ねてますますおいしいうどんを作ってください!

取材に協力していただいた皆様、今回もごちそうさまでした!