▲ボルサリーノ 左から関好江、山田真左美
料理と手芸、それぞれの特技を生かし、リサイクルやアップサイクルについての講演やワークショップを行っている芸人・ボルサリーノ。
「食べると人生が変わる!開運飯」「使いきり!レシピ 食材まるごと、ぜんぶ、おいしく!!」(共にマガジンハウス)を出版した関さんは、お金をかけないおいしい料理で、芸人仲間のお腹いっぱいにしてあげたい…そんな思いから節約料理を始めたといいます。
一方の山田さんは、小さい頃から得意だった手芸を生かし、小物のアップリサイクルなどを提案。
「テレ東プラス」は、「エシカル特集」の一環として、ボルサリーノを取材! 今すぐできる地球に優しいライフハックを教えてもらいました。
前編では、関さんがレクチャーしてくれた“長ねぎを最後の最後まで使い切るおいしいレシピ”を紹介します!
冷蔵庫で余りがちな“長ねぎ”を最後の最後まで使い切る
今回は、道の駅で収穫したての長ねぎを手に入れました。関さんがレクチャーしてくれたレシピで、根っこや青い部分もすべて使い、計3品作ります!
●根っこの素揚げ
【材料】
・ねぎの根っこ
・サラダ油
・塩
【作り方】
1.根っこをよく洗い、しっかり水気を切る。ボウルに水を張ってしばらく浸しておくと泥が落ちやすい。
2.サラダ油を熱し、根っこがきつね色になるまで揚げる。器に盛り付け、塩を振れば完成!
根っこの部分には旨味や栄養が凝縮されているのをご存じですか?
素揚げするだけの簡単メニュー。おつまみにはもちろん、サラダやラーメンのトッピングにも!●ねぎのアヒージョ
【材料】
・ねぎの白い部分
・ニンニク
・塩
・オリーブオイル
・鷹の爪(お好みで)
【作り方】
1.1〜2cm幅に切ったねぎをスキレットに敷き詰め、間に刻んだニンニクを挟む。
2.塩をまぶしてオリーブオイルを注ぐ。弱火で加熱し、ねぎが柔らかくなれば完成!
バルのようなメニューを簡単に! 残ったオイルはバケットを浸したり、パスタと和えたり、あますことなく使えます。
●ねぎのチヂミ
【材料(2人前)】
・ねぎの青い部分 2〜3本分
・卵 1個
・薄力粉 50g
・片栗粉 50g
・水 50cc
・鶏ガラスープ 小さじ1
・ごま油 大さじ1+小さじ1
※つけダレ
・醤油 大さじ1
・お酢 大さじ1
・ごま油 小さじ1
・白ごま 適量
【作り方】
1.ねぎの青い部分を細かく刻む。
2.ボウルに卵を溶き、薄力粉、片栗粉、鶏がらスープの素、水を入れて混ぜ合わせる。
3.生地がなめらかになったら、ねぎを入れて混ぜる。
4.フライパンにごま油大さじ1を入れて熱し、生地を流し入れる。焼き色がついたらひっくり返し、仕上げにごま油小さじ1をフライパンの縁から流し入れ、表面がカリッとするまで焼く。
5.食べやすい大きさに切り、器に盛りつける。つけダレの材料を全て混ぜ、小皿に入れて添えれば完成!
表面カリッと、中はモチモチ。ねぎが苦手なお子様でもおいしく食べられる、優しいお味。
あっという間に3品完成! 野菜クズがほとんど出ず、地球にも体にも優しいメニューです。
大根の葉っぱをふりかけに、大根や玉ねぎの皮やヘタはまとめて煮てベジブロス(野菜だし)にするなどし、日々フードロスを実践している関さん。
「何事もそうだと思いますが、フードロスにしても、楽しみながら実践するのが一番ですよね。生ごみを減らすことが義務になってはいけないし、自分が苦しくなるのは良くない。あくまで“自分に優しい消費”であることが大事なので、それぞれができる範囲で楽しみながら料理してほしいなと思います」。
まだまだある! 関さんの節約レシピが知りたい方は、Instagramやブログで!
後編では、ボルサリーノ・山田さんによるリサイクル小物の作り方をご紹介します。どうぞお楽しみに!
【ボルサリーノ プロフィール】
1994年結成。
関好江(せき・よしえ)。開運飯、開運パワーフードなどを作り、レシピ本「食べると人生が変わる!開運飯」「使いきり!レシピ」マガジンハウスより発売中。web smart「毎月開運ごはん」、アイスム「笑食同源おしゃべりごはん」連載中。稲沢市観光PR大使も努める。
山田真佐美(やまだまさみ)。手芸やイラストが得意。ハンドメイドでさまざまな作品を制作し、ワークショップなども開講している。