【動画】小学生必見！話題のゲームやアニメの最新情報が満載「おはスタ」
▲左から、きいた、やねすけ
バンカラジオは、チャンネル登録者数90万人を突破した大人気YouTuber。"最恐の母・きいこ"と"天才小学生・やねすけ"のコメディー動画を投稿し、小学生を中心に人気を獲得している。
そんな2人が画面を飛び出し、書籍に登場！ 間違いの数は全部で200個！ 大人は解けないのに、子どもは解けちゃう!？ バンカラジオが考えた、子どもにウケるツボが満載の一冊になっている。
「テレ東プラス」は、発売記念イベント直前の2人を直撃！ 結成秘話から今後の展望まで、ロングインタビューをお届けする。
「ゴキブリがうごめく中に布団を敷いて…」極貧生活からトップYouTuberへ
――初の書籍出版おめでとうございます！ まずは本の見どころを教えてください。
きいた「親子で楽しめるように工夫しました。僕たちのYouTube動画と同じようにストーリーも楽しめますし、きいことやねすけがイラストでしか行けないような場所に行っているので、ぜひ楽しんでほしいです」
やねすけ「子ども向けだと思ってナメてかかったらやけどするくらい、難しい問題を用意しました。面白い間違いもたくさんあるので、ぜひ挑戦してください！」
――早稲田大学に通うことになった2人。初対面の時はどんな印象でしたか？
きいた「出会ったのは約6年前です。僕たちは予備校も一緒でしたが、最初は接点がなく、オープンキャンパス帰りのバスで、やねすけが『教室一緒だよね？』と話しかけてくれました」
やねすけ「僕は友達と3人でいたんですけど、きいたが1人だったので、話しかけてみようかなと。そこから友達になりました」
きいた「当時はYouTubeを見ている人がまだ少なかったので、やねすけは話が合う唯一の友達でした。2人とも早稲田大学に合格し、僕が誘ってYouTubeチャンネルを立ち上げることになりました」
――その時から、今のようにYouTubeで成功するビジョンは見えていたのでしょうか。
きいた「見えていました！」
やねすけ「ドヤ顔してるけど、本当に？(笑)」
きいた「まさか、自分がお母さんの格好をしてるとは想像してなかったけど(笑)。でも、日本でトップのYouTuberになるという野心だけはありました。当時は、僕が一方的に燃えている感じだったけど、途中からやねすけも燃え始めて…。僕が燃え盛る赤い炎なら、やねすけは静かに燃える青い炎。いいバランスだと思います」
やねすけ「彼は野心的で人を引っ張っていく力があるので、僕はそこに惹かれました。YouTuberって、ノリで始めてすぐに辞めてしまう大学生も多いんですけど、彼とならそういうこともないだろうし、かなりのズレが生じない限り、お互いずっと続けていくだろうと当時から思っていました」――今に至るまで、印象が変わった部分はありますか？
やねすけ「僕はもともとクリエイター気質で、何かひとつの物をこだわって作り上げていくタイプ。きいたはいろんなことに手を出して、裾野を広げていくタイプ。でも、きいたも最近クリエイターっぽくなってきたと感じています」
きいた「やねすけの最初の印象は二枚目キャラだったんですけど、最近“実は天然なのかも”って思います。いろんなところによく頭をぶつけるんですよ」
やねすけ「それは子どもの頃からだよ(笑)」
――これまで一番大変だったことを教えてください。
きいた「『2人3脚で100km歩く』というチャレンジが本当にしんどかったです。最初の頃は登録者数や再生回数が伸び悩んでいたんですけど、大学生でお金もないので、体を張ることしかできなかったんですよ。ほぼ寝ずに24時間生配信して、体中痛いし、疲労困憊で…」
やねすけ「ちなみに、『2人3脚で100km歩く』の再生回数は2000回くらいだったので、100円も稼げていません(笑)。
僕は大学生の頃、きいたと一緒にワンルームで暮らした時が大変でした。もともと外国人の友達が住んでいた物件なんですけど、掃除をする習慣がなかったのか、部屋に大量のゴキブリがいて…。ゴキブリがうごめく中、部屋の真ん中に布団を敷いて寝るのがつらかったです。でも、“ここからやっていくんだ”と決意していたので、1年くらいそこに住んで、YouTubeの毎日投稿も達成しました」
――今やトップYouTuberですが、過酷な環境からスタートしたんですね！
きいた「そうなんです。ゴキブリだらけのワンルームから始まって、東京のど真ん中に大きな一軒家を借りた時は、とても感動しました。
僕らは大学卒業を控えたタイミングになっても鳴かず飛ばずだったんですけど、どうしてもYouTubeを続けたくて、もがいてもがいて今のスタイルを見つけました。なので、大学卒業の3カ月くらい前にようやく数字が伸びた時は、涙が止まりませんでした。就職活動するか悩んでいた時期ですし、これまでのつらい思いが全て報われたようで…。きいこ・やねすけ親子には本当に感謝です」
やねすけ「2022年に初めてポップアップイベントを開催した時もうれしかったです。
YouTuberって華やかに見えるけど、実は地味な仕事で、動画を撮ってひたすら編集の繰り返し。自分たちで人気を実感しづらいんですよ。
ポップアップイベントも何人来てくれるか分からず、『少しでも視聴者さんが来てくれたらうれしいよね』なんて話していたら、予想の10倍の方が来てくれて…。会場の外まで大行列で、1000人以上のファンの皆さんと会えたので、やってきて本当に良かったと思いました」
――最後に、今後の展望を教えてください。
きいた「『世界中の人に見てもらえるコンテンツを作りたい』という夢がずっとあります。今は日本の子どもたちにたくさん応援してもらっていますが、30歳になるまでに、世界中の子どもたちを笑顔にできるような動画を作って、バンカラジオを大きく広げていきたいです」
やねすけ「もうすぐチャンネル登録者数が100万人突破、ありがたいことに日本の小学生の多くはバンカラジオを知ってくれているそうです。これからも動画作りを頑張るのはもちろん、小学校訪問など、全国のファンの皆さんに直接会える機会を作れたらいいなと思います」
「超ハイレベルで ヤバすぎる まちがいさがし-大人は解けないのに、こどもは解けちゃう！？-」(ワニブックス)
【バンカラジオ プロフィール】
早稲田大学出身のきいた、やねすけによる2人組YouTuber。2017年12月活動開始。
最恐の母・きいこと、天才小学生・やねすけの短編コメディー系動画を中心に活動。2023年1月には「モンスターママ」、4月には「天才小学生VS最恐の母 第9話」が1000万回再生を突破。チャンネル登録者数は2024年2月時点で91万人超え。太田プロダクション所属。
【動画まちがいさがし 答え】
1.きいこの表情
2.きいこの前髪の分け目
3.きいこが持っている本(表→裏)
4.やねすけの表情(真顔→笑顔)
5.やねすけの第一ボタン(留めている→開いている)
（取材・文／みやざわあさみ）
